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第1回(1979年) 受賞受賞作: An Imaginary Life
辺境に流された詩人を主人公に、野生の少年との交流を通して言語・文明・自己の関係を探る寓話的長編。言語と再生を詩的に描いた作品。
孤独言語とコミュニケーション文明と自然 -
第9回(1987年) 受賞受賞作: Blood Relations (戯曲)
家族史や記憶、関係性をテーマにした戯曲。舞台上の言語と象徴性によって人間関係の機微を描く。
演劇家族記憶 -
第15回(1993年) 受賞受賞作: Remembering Babylon
デイヴィッド・マルーフ
デイヴィッド・マルーフ
David Malouf
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1934-03-20 (オーストラリア クイーンズランド州 ブリスベン)
- 国籍
- オーストラリア
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- イングランド(ロンドン、バーケンヘッド等) → イタリア・トスカーナ州(滞在歴) → オーストラリア・シドニー(長年在住) → クイーンズランド(現住)
経歴
- 職業
- 小説家, 短編作家, 詩人, 劇作家, リブレット作家
- 活動期間
- 1962年〜
- 所属
- ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア(フェロー), オーストラリア人文科学アカデミー(名誉フェロー)
- 所属団体
- ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア(フェロー), オーストラリア人文科学アカデミー(名誉フェロー)
- 影響を受けた人物
- パトリック・ホワイト
- 影響を与えた人物
- ノミネート
- 1993年 ブッカー賞(最終候補) — Remembering Babylon, 2011年 国際ダブリン文学賞(候補) — Ransom, 2011年 国際ブッカー賞(候補)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| クイーンズランド大学 | — | 英語 | B.A. | 1950年代(在学〜卒業) | オーストラリア |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1974 | グレース・レヴェン詩賞 | Neighbours in a Thicket: Poems | — | Grace Leven Prize | Winner |
| 1974 | オーストラリア文学協会ゴールド・メダル | Neighbours in a Thicket: Poems | — | Australian Literature Society | Winner |
| 1979 | クリスティーナ・スティード賞(フィクション) | An Imaginary Life | Fiction | ニューサウスウェールズ州首相文学賞 | Winner |
| 1991 | マイルズ・フランクリン賞 | The Great World | — | Miles Franklin Award | Winner |
| 1991 | プリ・フェミナ(外国作品部門) | The Great World | Étranger (Foreign) | Prix Femina | Winner |
| 1994 | プリ・フェミナ(外国作品部門) | Remembering Babylon | Étranger (Foreign) | Prix Femina | Winner |
| 1994 | ロサンゼルス・タイムズ ブック賞(フィクション) | Remembering Babylon | Fiction | Los Angeles Times | Winner |
| 1996 | 国際ダブリン文学賞 | Remembering Babylon | — | International Dublin Literary Award | Winner |
| 2000 | ノイシュタット国際文学賞 | — | — | Neustadt International Prize | Winner |
| 2008 | Australia-Asia Literary Award | The Complete Stories | — | Australia-Asia Literary Award | Winner |
| 2016 | Australia Council Award(生涯業績) | — | Lifetime Achievement in Literature | Australia Council | Winner |
受賞・候補エディション
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第5回(1991年) 受賞受賞作: The Great World
第二次世界大戦を背景に戦争体験と友情、生存の物語を描く長編。人間の尊厳と悲劇を重層的に描写する。
戦争友情生存 -
第8回(1994年) 受賞受賞作: Remembering Babylon
異邦者との接触を通じて共同体の恐怖と寛容を描く作品。文明と他者性の問題を静かに掘り下げる。
他者性植民共同体
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第32回(1991年) 受賞受賞作: The Great World
第二次世界大戦とその後を背景に、二人のオーストラリア人の出会いと友情、戦争を経た人生の再生を描く叙事的長編。捕虜体験や戦時下の苦難が個人の記憶と共同体の変容にどのように影響するかを深く掘り下げる。
第二次世界大戦とその後を背景に、二人のオーストラリア人の出会いと友情、戦争を経た人生の再生を描く叙事的長編。捕虜体験や戦時下の苦難が個人の記憶と共同体の変容にどのように影響するかを深く掘り下げる。
戦争友情記憶トラウマオーストラリアの歴史
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第4回(1992年) 受賞受賞作: The Great World
第二次世界大戦とその前後を背景に、戦争経験を通して形成される友情と記憶、再生を描いた重厚な長編小説。
戦争記憶友情再生
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第15回(1994年) 受賞受賞作: Remembering Babylon
植民地時代のオーストラリアを背景に、異質な存在が共同体にもたらす揺さぶりとそこから生まれる緊張を描く長編。文明と野生、他者性を問う作品。
224ページ植民地史アイデンティティ異文化
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第1回(1996年) 受賞受賞作: Remembering Babylon
19世紀後半のオーストラリア遠隔入植地に、謎めいた白人の放浪者が現れることで共同体の不安と偏見が顕在化する物語。文明と野性、他者性と記憶の問題を静謐な筆致で掘り下げ、個人と共同体の境界を問いかける長篇小説。
植民地主義他者性記憶アイデンティティ共同体
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第16回(2000年) 受賞受賞作: 生涯の業績
マルーフの仕事は、個人的・集団的記憶を扱う叙事性と詩性の融合にあり、オーストラリアの地理や歴史を背景に人間の経験と文化的アイデンティティを探る作品群が評価された。
記憶と土地の交点から、人間のかたちを静かに掘り下げる。
小説詩記憶アイデンティティオーストラリア文化
作品
代表作
ジョンノ (Johnno)
1975年 小説(半自伝的小説)第二次世界大戦期のブリスベンで成長する若者を描いた半自伝的小説。友人関係と階級差、若者の遍歴を扱う。
- [舞台] Johnno(舞台版) / La Boite Theatre (adaptation, 2006) (2006)
想像の生 (An Imaginary Life)
1978年 小説(歴史的フィクション)詩人オウィディウスの晩年を題材にした歴史的な短編風小説。言語や文化、孤独を探る作品。
フライ・アウェイ・ピーター (Fly Away Peter)
1982年 中編小説(第一次世界大戦を背景)第一次世界大戦を背景に三人の知人の経験と変容を描く中編。自然観と戦争の対比が特徴。
偉大なる世界 (The Great World)
1990年 小説(戦間・戦後の歴史小説)二人のオーストラリア人の友情と運命を二度の世界大戦と日本による捕虜生活の中で描く叙事的長編。
リメンバリング・バビロン (Remembering Babylon)
1993年 小説(植民地期の地域社会を描く)1850年代の北オーストラリアを舞台に、先住民に育てられた若い白人が孤立集落にもたらす波紋を描く物語。
ランサム (Ransom)
2009年 小説(古典の再解釈)ホメロスの『イーリアス』の一場面をモチーフに、父親を失った英雄への贈り物と赦しを描き直した物語。
全著作
- Bicycle and Other Poems (1970)
- Neighbours in a Thicket: Poems (1974)
- Johnno (1975)
- An Imaginary Life (1978)
- Fly Away Peter (1982)
- The Great World (1990)
- Remembering Babylon (1993)
- The Conversations at Curlow Creek (1996)
- Ransom (2009)
- The Complete Stories (2007)
翻案
- Voss(オペラ、台本)
- Johnno(舞台化、2006)
作風・主題
- 文体
- 叙情的でありながら現実主義的な文体空間的関係の精緻な描写詩的なリズムと洗練されたプローズ
- 頻出モチーフ
- 出自とアイデンティティ記憶と過去の再検討土地と場所の感覚男性性の内面探求
評価・遺産
デイヴィッド・マルーフは20世紀後半から21世紀にかけてのオーストラリア文学を代表する作家の一人であり、詩・小説・戯曲・リブレットにおいて国際的評価を確立した。空間描写と内面の探求を通じて現代文学に重要な貢献をした。
関連学会
- ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア(フェロー)
- オーストラリア人文科学アカデミー(名誉フェロー)
資料所蔵先
- クイーンズランド大学 図書館(原稿・アーカイブ所蔵)
引用
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「あなたの出身地は、人々の生活や行動の中にある多くの秘密や謎を認識する唯一の場所であるため、常に最も異国的な場所である。」
出典: インタビュー/エッセイ(Wikipediaによる要約)
豆知識
- 父はレバノン系のクリスチャン、母はセファルディ系のユダヤ人の血筋を持つ。
- ゲイであることを公にしている。
- 1993年に『Remembering Babylon』でブッカー賞の最終候補となった。
- オーストラリア勲章(AO)を受章している。
- ノイシュタット国際文学賞(2000年)など国際的な受賞歴がある。