世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

ジェニファー・イーガン

ジェニファー・イーガン

Jennifer Egan

プロフィール

性別
女性
生誕
1962-09-07 (アメリカ合衆国 イリノイ州 シカゴ)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
シカゴ(出生) → サンフランシスコ(学童期/高校) → ニューヨーク州ブルックリン区クリントンヒル(在住)

経歴

職業
小説家, 短編作家, ジャーナリスト
活動期間
1994年〜
所属
PEN America(元会長), ニューヨーク公共図書館 キュールマン・センター(フェロー), セント・ジョンズ・カレッジ(名誉フェロー)
所属団体
PEN America
影響を受けた人物
マルセル・プルースト, ポストモダニズム/モダニズムの作家群
影響を与えた人物
現代の小説家・批評家(学術的議論の対象)

学歴

ペンシルベニア大学
英文学
学位: BA
期間: 1980年代
国: アメリカ合衆国
セント・ジョンズ・カレッジ(ケンブリッジ)
大学院研究
学位: MA
期間: 1986–1988
国: イギリス
Thouron Award(サポート)により在学

受賞歴

ピューリッツァー賞(フィクション)
2011
対象作品: 『A Visit from the Goon Squad』
主催: ピューリッツァー賞
結果: Won
ナショナル・ブック・クリティックス・サークル賞(フィクション)
2010
対象作品: 『A Visit from the Goon Squad』
部門: Fiction
主催: ナショナル・ブック・クリティックス・サークル
結果: Won
ロサンゼルス・タイムズ ブック賞
2010
対象作品: 『A Visit from the Goon Squad』
部門: Fiction
主催: ロサンゼルス・タイムズ
結果: Won
PEN/Faulkner賞(フィクション)
2011
対象作品: 『A Visit from the Goon Squad』
主催: PEN/Faulkner
結果: Shortlisted
ブリティッシュ・ブック・アワード(International Author of the Year)
2011
部門: International Author of the Year
主催: ブリティッシュ・ブック・アワード
結果: Won
インターナショナル・ダブリン文学賞(ノミネート)
2012
対象作品: 『A Visit from the Goon Squad』
主催: インターナショナル・ダブリン文学賞
結果: Shortlisted
グッドリーズ・チョイス・アワード(候補)
2017
対象作品: 『Manhattan Beach』
部門: Historical Fiction
主催: Goodreads
結果: Nominated
アンドリュー・カーネギー賞(Fiction)
2018
対象作品: 『Manhattan Beach』
部門: Fiction
主催: Carnegie Corporation / American Library Association
結果: Won
ウォルター・スコット賞(候補)
2018
対象作品: 『Manhattan Beach』
主催: ウォルター・スコット賞
結果: Shortlisted
サーストン賞(Thouron Award)
1986
主催: Thouron Award
結果: Won
グッゲンハイム・フェローシップ
1996
部門: Fiction
主催: ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団
結果: Won
ナショナル・エンドウメント・フォー・ジ・アーツ フェローシップ
主催: National Endowment for the Arts
結果: Won
キャロル・コワール・ジャーナリズム賞
2002
対象作品: ホームレスの子どもに関するカバー・ストーリー
主催: Carroll Kowal Journalism Award
結果: Won
Outstanding Media Award(National Alliance on Mental Illness)
2008
対象作品: 双極性障害の子どもに関する記事
主催: National Alliance on Mental Illness
結果: Won

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: A Visit from the Goon Squad

    短篇と連作が融合した長編的構成。音楽業界に関わる複数の登場人物を通して時間の経過、記憶、アイデンティティを描き、形式実験と人間ドラマを融合させた作品。

    時間記憶音楽業界アイデンティティ
  1. 受賞作: A Visit from the Goon Squad

    音楽業界、老い、デジタル時代の時間感覚を断章的にたどる、連作的な長編。

    音楽業界、老い、デジタル時代の時間感覚を断章的にたどる、連作的な長編。

    音楽老い時間
  1. 受賞作: A Visit from the Goon Squad

    複数の短編や章が時間を行き来して相互に結びつく連作形式で、音楽業界とそこに関わる人々の人生を通して時間の経過、喪失、再生を描く。革新的な構成と多様な視点が特徴の作品。

    時間音楽連作構成記憶と喪失
  1. 受賞作: Manhattan Beach

    大恐慌期から第二次世界大戦下のブルックリンを舞台に、父の失踪を追うアナ・ケリガンが、海軍工廠で働きながら女性潜水士への道を切り開く歴史小説。港湾の闇社会、家族の沈黙、海への憧れが重なり、戦時下の都市に生きる人々の孤独と自由への希求を描く。

    暗い海の底へ潜ることは、アナにとって失われた父と自分自身を探す行為でもあった。

    533ページ
    歴史小説第二次世界大戦女性の労働家族の秘密海と記憶

作品

代表作

『The Invisible Circus(インヴィジブル・サーカス)』

1994年 フィクション(小説)

1970年代のヨーロッパを巡る若い女性の旅と家族の歴史を巡る物語。

移動と放浪家族の秘密個人の成長
映像化・舞台化
  • [映画] 『インヴィジブル・サーカス(映画)』 (2001)

『Look at Me(ルック・アット・ミー)』

2001年 フィクション(小説)

外見やアイデンティティー、家族関係を巡る現代の物語。

アイデンティティ家族メディアと自己像

『The Keep(ザ・キープ)』

2006年 フィクション(小説)

過去と現在が交錯する孤立した館を舞台にした心理的な小説。

記憶孤立家族の歴史

『A Visit from the Goon Squad(ガウン・スクワッドが来た)』

2010年 フィクション(実験的・短篇連作/ノヴェル)

音楽業界を背景に、世代をまたいで時間と記憶を扱う連作短編/長編的作品。パワーポイント形式の章など実験的手法が特徴。

時間と記憶音楽と文化技術の変化

『Manhattan Beach(マンハッタン・ビーチ)』

2017年 歴史フィクション

第二次世界大戦期のニューヨークを舞台に、女性の成長と家族の絆を描く歴史小説。

戦時下の日常女性の自立家族関係

『The Candy House(キャンディ・ハウス)』

2022年 フィクション(実験的要素あり)

デジタル時代の記憶やプライバシー、つながりを巡る物語群。

デジタル文化記憶の共有プライバシー

全著作

  • 『Emerald City』(短編集、1993/1996)
  • 『The Invisible Circus』(1994)
  • 『Look at Me』(2001)
  • 『The Keep』(2006)
  • 『A Visit from the Goon Squad』(2010)
  • 『Manhattan Beach』(2017)
  • 『The Candy House』(2022)
  • 短編『Black Box』(2012、The New Yorker Twitter掲載)

翻案

  • 『The Invisible Circus』映画化(2001)

作風・主題

文体
実験的・形式に富む文体ポリフォニー(多声性)ポストモダン的手法
頻出モチーフ
時間と記憶音楽技術とメディア家族とアイデンティティ

評価・遺産

実験的な形式と時間・記憶の扱いで現代アメリカ文学に影響を与え、学術的研究や国際的な受賞を通じて広く評価されている作家。『A Visit from the Goon Squad』はピューリッツァー賞など主要賞を受賞し、作品は学術・文化的議論の対象となっている。

資料所蔵先

  • ニューヨーク公共図書館(キュールマン・センター)

引用

  • 「私は中心性を避けたかった。側面的な感覚を望んだ。すべての部分が非常に異なり、異なる視点でなければならないという規則を作った。」
    出典: インタビュー(抜粋) (2010年)
  • 「音楽はこの作品で重要な部分を占めていると思う。時間の重ね合わせを表現する手助けになるからだ。」
    出典: インタビュー(抜粋) (2010年)

豆知識

  • ペンシルベニア大学在学中にスティーブ・ジョブズと交際していたことがあり、彼が彼女の寝室にマッキントッシュを設置したという話がある。
  • 『A Visit from the Goon Squad』にはマイクロソフト・パワーポイント形式の章など実験的な形式が含まれている。
  • 2018年から2020年までPEN Americaの会長を務めた。
  • 短編『Black Box』はThe New YorkerのTwitterアカウントを通じて公開された。