世界・海外・国外の文学賞

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モーシン・ハミド

モーシン・ハミド

Mohsin Hamid

プロフィール

性別
男性
生誕
1971-07-23 (ラホール, パキスタン)
国籍
パキスタン, イギリス
言語
英語
居住地歴
ラホール(パキスタン) → ニューヨーク(アメリカ) → ロンドン(イギリス)

経歴

職業
小説家, 作家, ブランドコンサルタント
活動期間
2000年〜
所属
マッキンゼー・アンド・カンパニー, Wolff Olins, Royal Society of Literature(フェロー)
所属団体
ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア(フェロー)
影響を受けた人物
ジョイス・キャロル・オーツ, トニ・モリソン, アルベール・カミュ

学歴

ラホール・アメリカンスクール
国: パキスタン
中等教育(在学年は明確でない)
プリンストン大学(公共・国際問題大学院)
公共・国際問題
学位: A.B.
期間: 1989–1993
卒業年: 1993
国: アメリカ合衆国
卒業論文「Sustainable Power: Integrated Resource Planning in Pakistan」を執筆
ハーバード・ロースクール
学位: J.D.
期間: 1994–1997
卒業年: 1997
国: アメリカ合衆国
法律学位修了。卒業後一時的にコンサルタントとして就業

受賞歴

ベティ・トラスク賞
2001
対象作品: Moth Smoke
主催: Society of Authors
結果: Winner
ヘミングウェイ財団/PEN賞(新人賞)
2001
対象作品: Moth Smoke
主催: PEN America
結果: Shortlist
ブッカー賞
2007
対象作品: The Reluctant Fundamentalist
主催: The Booker Prizes
結果: Shortlist
アニスフィールド=ウルフ賞
2008
対象作品: The Reluctant Fundamentalist
主催: Anisfield-Wolf
結果: Winner
ティツィアーノ・テルツァーニ国際文学賞
2013
対象作品: How to Get Filthy Rich in Rising Asia
主催: Vicinolontano(主催)
結果: Winner
Aspen Words 文学賞
2018
対象作品: Exit West
主催: Aspen Words
結果: Winner
LAタイムズブック賞
2018
対象作品: Exit West
主催: Los Angeles Times
結果: Winner
シターラ=イムティアズ
主催: パキスタン政府
結果: Recipient

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Moth Smoke

    ラホールを舞台に、失業や没落を経験した主人公の堕落と嫉妬を通じて、都市の不平等や道徳的崩壊を描く社会派小説。

    都市階級没落嫉妬
  1. 受賞作: The Reluctant Fundamentalist

    グローバル化と政治的緊張の中で揺れる若者の視点を通して、アイデンティティと異化、信頼の崩壊を描く小説。語り手の不確かさが作品の核心となる。

    フィクションアイデンティティグローバル化政治
  1. 受賞作: The Reluctant Fundamentalist

    9.11以後の疎外と自己再定義を、一人語りの形式で描く寓話的長編。アメリカで成功したパキスタン人青年の視点から文化摩擦を浮かび上がらせる。

    成功の物語が、やがて帰属の物語ではなくなる。

    184ページ
    9.11後アイデンティティ移民文化摩擦政治
  1. 受賞作: The Reluctant Fundamentalist

    一人称の語りで進行する小説。パキスタン出身の青年チェンジズが、ニューヨークでの成功と9/11以降の疎外感、帰属意識の変容を語る。米国と母国を巡る葛藤、文化的誤解、政治的緊張を通じてアイデンティティの危機を描く。

    アイデンティティ移民経験ポスト9/11文化摩擦グローバル化
  1. 受賞作: Exit West

    Mohsin Hamid の『Exit West』は、戦火に包まれた都市からの脱出をめぐる寓話的な長編小説である。魔法の扉という幻想的な設定を使いながら、移民、避難、そして愛と共同体の変化を描く。

    魔法の扉を通って避難する人々を描く寓話的長編。

    231ページ
    移民避難寓話共同体恋愛

作品

代表作

『モス・スモーク』 (Moth Smoke)

2000年 文学フィクション 224ページ

ラホールを舞台に、元銀行員の堕落と中毒、友情と不倫を描く初期の長編。複数の語りと実験的構成が特徴。

都市の変容堕落友情と裏切り近代化の影響
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] Moth Smoke(テレビ化)
  • [オペレッタ] Moth Smoke(オペレッタ)

『リラクタント・ファンダメンタリスト』 (The Reluctant Fundamentalist)

2007年 文学フィクション 160ページ

パキスタン人の主人公がアメリカでの生活と9/11後の自己認識を語る一人称的独白を通して、アイデンティティと誤解を問いかける作品。

アイデンティティ移民経験文化的誤解政治と個人

『How to Get Filthy Rich in Rising Asia(邦題なし)』

2013年 実験的小説 / 社会小説 192ページ

第二人称の語りで、成金を目指す若者の人生を自己啓発書の形で描く。資本主義的上昇と人間関係の空洞化を描写。

野心経済的上昇都市化愛と孤独

『エグジット・ウエスト』 (Exit West)

2017年 文学フィクション 240ページ

ポータル(扉)を通じて移動する魔術的リアリズム要素を持つ物語で、移民と恋愛、国境を越える世界の変化を描く。

移民国境共同体の再構築

『The Last White Man(邦題未定)』

2022年 文学フィクション / 比喩的寓話 176ページ

人種とアイデンティティをめぐる寓話的な物語。変容と喪失を扱った近作。

人種変容喪失

全著作

  • Moth Smoke(2000)
  • The Reluctant Fundamentalist(2007)
  • How to Get Filthy Rich in Rising Asia(2013)
  • Exit West(2017)
  • The Last White Man(2022)
  • Discontent and Its Civilisations(ノンフィクション, 2014)

翻案

  • Moth Smoke - パキスタンでのテレビ化、イタリアでのオペレッタ化

作風・主題

文体
実験的な構成第二人称を用いる語り簡潔で象徴的な描写社会政治的テーマを織り交ぜる文体
頻出モチーフ
都市と近代化移民と境界アイデンティティの揺らぎ経済的野心とその代償

評価・遺産

ハミドは21世紀のグローバルな文学において重要な声の一つとされる。移民やアイデンティティ、現代アジアの変容をテーマにした作品で国際的な評価を得ている。

関連学会

  • ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア

引用

  • 小説はしばしば分裂した人間自身との対話であることが多い。
    出典: インタビュー(抜粋) (2009年)

豆知識

  • 幼少期の一部を父の留学先であるスタンフォード(アメリカ)で過ごした。
  • プリンストンでトニ・モリソンやジョイス・キャロル・オーツに学んだ。
  • Wolff Olinsで働きながら執筆活動を続け、同社のChief Storytelling Officerになったことがある。