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パウル・マーシャル

パウル・マーシャル

Paule Marshall

別名: Valenza Pauline Burke
ペンネーム: パウレ(採用名)12歳頃に出生名のポーリンから改名して使用

プロフィール

性別
女性
生誕
1929-04-09 (ブルックリン、ニューヨーク市、アメリカ合衆国)
死没
2019-08-12 (リッチモンド、バージニア州、アメリカ合衆国) 90歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
ブルックリン(出生から青年期) → リッチモンド、バージニア州(晩年)

経歴

職業
作家, 教育者
活動期間
1950年〜2019年
所属
バージニア・コモンウェルス大学(教授としての在職), カリフォルニア大学バークレー校(教員), アイオワ作家ワークショップ(講師), イェール大学(客員等), ニューヨーク大学(Helen Gould Sheppard Chair of Literature and Culture)
影響を受けた人物
ラングストン・ヒューズ, ポール・ローレンス・ダンバー
影響を与えた人物
アフリカ系アメリカ文学の若手作家たち

学歴

ブッシュウィック高校
期間: 1940年代-1940年代
国: アメリカ合衆国
ブルックリン・カレッジ
英文学
学位: Bachelor of Arts
期間: 1950-1953
卒業年: 1953
国: アメリカ合衆国
学士号取得
ハンター・カレッジ(シティ・ユニバーシティ・オブ・ニューヨーク)
英文学
学位: Master of Arts
期間: 1953-1955
卒業年: 1955
国: アメリカ合衆国
修士号取得

受賞歴

マッカーサー・フェローシップ
1992
主催: マッカーサー財団
結果: 受賞
グッゲンハイム・フェローシップ
1961
主催: グッゲンハイム財団
結果: 受賞
アメリカン・ブック・アワード(Before Columbus Foundation)
1984
対象作品: 『未亡人への賛歌』
主催: ビフォア・コロンブス財団
結果: 受賞
ドス・パソス賞(文学)
主催: Longwood University(ドス・パソス賞)
結果: 受賞(年不明)
ニューヨーク公共図書館 リテラリー・ライオン(Designation)
1994
主催: ニューヨーク公共図書館
結果: 指定
ブルックリン植物園 セレブリティ・パス(殿堂)
2001
主催: ブルックリン植物園
結果: 殿堂入り
アニスフィールド=ウルフ賞 生涯功労賞
2010
主催: Anisfield-Wolf Book Awards
結果: 受賞
名誉L.H.D.(授与)
1993
主催: ベーツ大学
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Praisesong for the Widow

    カリブ海をめぐる旅を通して、未亡人アヴィー・ジョンソンが過去と記憶をたどり直していく小説。儀礼、歌、身体感覚が、失われたつながりを回復する回路として働く。

    歌と記憶が、失われた自分の輪郭を呼び戻す。

    アフリカ系アメリカ文学記憶再生女性カリブ海
  1. 受賞作: Brown Girl, Brownstones (『ブラウン・ガール、ブラウンストーンズ』)

    バルバドス出身の移民家族を背景に、少女が成長し自己を確立していく過程を描く自伝的要素を持つ長篇。移民社会での文化的摩擦、家族の期待、女性の自立が重層的に描かれる。

    移民とアイデンティティ文化的継承女性の成長人種とディアスポラ
  1. 受賞作: 代表作(例: Brown Girl, Brownstones)

    代表作(例: Brown Girl, Brownstones) は、記憶と共同体 を通して 小説 としての読み応えを示す作品。

    記憶と共同体 を軸に、静かな余韻を残す。

    小説記憶家族歴史

作品

代表作

ブラウン・ガール、ブラウンストーン(Brown Girl, Brownstones)

1959年 小説(成長小説)

バルバドス出身の移民一家を背景に、主人公セリーナ・ボイスの成長と家族間の葛藤、移民としての同化とアイデンティティを描くデビュー作。

移民とディアスポラアイデンティティ形成家族の葛藤

選ばれた地、時のない人々(The Chosen Place, the Timeless People)

1969年 小説

カリブ海の島とアメリカ社会を舞台に、植民地主義・文化的継承・コミュニティの力学を探る作品。

ポストコロニアリズム文化と伝承共同体

未亡人への賛歌(Praisesong for the Widow)

1983年 小説

中年の主人公が個人的喪失と向き合いながら、カリブの儀礼や祖先とのつながりを通して再生していく過程を描く。

儀礼と精神性再生と癒し祖先との結びつき
翻訳
  • 2021年再刊(McSweeney's)

三角の道 — 回想録(Triangular Road: A Memoir)

2009年 回想録

自身の家族史やカリブとアメリカを結ぶ経験を振り返りながら、移民・文化・言語の関係を綴った回想録。

回想と自伝ディアスポラの記憶言語とアイデンティティ

全著作

  • 『ブラウン・ガール、ブラウンストーン』 (1959)
  • 『Soul Clap Hands and Sing』 (短編集, 1961)
  • 『選ばれた地、時のない人々』 (1969)
  • 『Reena and Other Stories』 (1983)
  • 『未亡人への賛歌』 (1983)
  • 『Merle: A Novella, and Other Stories』 (1985)
  • 『Daughters』 (1991)
  • 『The Fisher King: A Novel』 (2001)
  • 『Triangular Road: A Memoir』 (2009)

作風・主題

文体
詳細描写を伴う伝統的長編小説的文体ポストコロニアルな視点と地域描写
頻出モチーフ
移動と旅祖先・儀礼文化的断片化と統合

健康

  • 認知症
    晩年(発症年不詳)
    晩年の生活と活動に影響を与えたとされる

評価・遺産

パウル・マーシャルはアフリカ系アメリカ文学とポストコロニアル文学に重要な貢献をした作家であり、移民経験や文化遺産を重視した作品群は高く評価されている。教育者としても多くの作家に影響を与えた。

引用

  • 「伝統的な小説を時代遅れだと片付けるのが流行していることは承知しているが、私にとってそれはなお重要な形式だ。…それは私が愛するような詳細で豊かな書き方を可能にし、登場人物の内面とその外の世界の両方を探求することを許してくれる。」
    出典: エッセイ(1983年)等の抜粋 (1983年)

豆知識

  • 出生名はValenza Pauline Burkeで、12歳頃にPauleに改名した。
  • 父はバルバドス出身で、幼少期に家族を離れた。
  • 1959年のデビュー作『ブラウン・ガール、ブラウンストーン』で広く知られるようになった。
  • 晩年はリッチモンド(バージニア州)に在住し、晩年に認知症を患った。
  • 1992年にマッカーサー・フェローシップを受賞。