世界・海外・国外の文学賞

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フィリップ・リーヴ

フィリップ・リーヴ

Philip Reeve

プロフィール

性別
男性
生誕
1966-02-28 (ブライトン(イングランド))
国籍
イギリス
言語
英語
居住地歴
ブライトン(生誕) → ダートムーア、デボン(居住)

経歴

職業
作家, イラストレーター, 著者
活動期間
2001年〜
ノミネート
カーネギー賞(Fever Crumb、最終候補)

学歴

ケンブリッジシャー・カレッジ・オブ・アーツ・アンド・テクノロジー(現:アングリア・ラスキン大学)
イラストレーション課程
期間: 学生時代(具体年不明)
国: イギリス
学生時代に学生会誌へコミックを寄稿
ブライトン・ポリテクニック(現:ブライトン大学)
イラストレーション課程
期間: 学生時代(具体年不明)
国: イギリス
イラストレーターとしての学びを継続

受賞歴

ネスレ・スマーティーズ・ブック・プライズ(年齢区分 9–11)
2002
対象作品: Mortal Engines(モータル・エンジンズ)
部門: 児童書(9–11歳部門)
主催: Nestlé(主催)
結果: winner
Guardian Children's Fiction Prize(一次限りの受賞)
2006
対象作品: A Darkling Plain(第4巻)
主催: The Guardian(ガーディアン)
結果: winner
カーネギー賞(Carnegie Medal)
2008
対象作品: Here Lies Arthur
主催: CILIP(英国図書館員協会)
結果: winner
UKLA(英国学習協会)ブック賞
2015
対象作品: Oliver and the Seawigs
主催: UKLA
結果: winner
Independent Bookshop Week Children's Book Award
2016
対象作品: Pugs of the Frozen North
主催: Independent Bookshop Week
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Mortal Engines

    機械化された都市が移動する世界を舞台にした壮大なSFファンタジー。社会構造や生存のための闘いをスリリングに描く作品。

    SFディストピア冒険
  2. 受賞作: Here Lies Arthur

    アーサー王伝説を独自の視点で再解釈した歴史ファンタジー。権力や英雄像の再考を含む重層的なテーマを持つ児童向け作品。

    歴史ファンタジー権力
  1. 受賞作: A Darkling Plain

    移動する都市や機械文明が支配するスチームパンク世界を舞台に、シリーズの物語を締めくくる結末編。文明の衝突と犠牲、和解を巡る壮大なSF冒険で、人物たちの決断と再生が描かれる。

    スチームパンク文明と破壊冒険友情倫理的ジレンマ
  1. 受賞作: Here Lies Arthur

    アーサー王伝説を、権力と語りの政治性を前面に出して再構成する歴史ファンタジー。少年の視点から神話を見直すことで、英雄譚がずっと曖昧で人間的なものに変わる。

    伝説は、語り直されるたびに姿を変える。

    416ページ
    ファンタジーアーサー王伝説歴史権力成長

作品

代表作

Mortal Engines(モータル・エンジンズ)

2001年 SF、スチームパンク要素を含むヤングアダルト

動く都市が世界を巡るポストアポカリプス世界を舞台に、若い冒険者トム・ナッツワーシーとヘスター・ショーの活躍を描くシリーズ第1作。

生存技術と文明友情と信頼
映像化・舞台化
  • [映画] Mortal Engines(映画化) / Christian Rivers (2018)

A Darkling Plain(ダークリング・プレイン)

2006年 SF / ヤングアダルト

Mortal Engines Quartet の第4巻。シリーズの完結編にあたり、主要人物たちの決着を描く。

終焉と再生犠牲希望

Here Lies Arthur

2007年 児童向け歴史改変(Arthurian)

アーサー王伝説の別視点を描いた長編。歴史と伝承の語られ方を問い直す作品。

神話と歴史語りの信憑性権力と物語

Larklight

2006年 スチームパンク、児童向けSF

宇宙を舞台にしたスチームパンク的冒険譚。Larklight三部作の第1作。

探検冒険心ヴィクトリア的想像力

Railhead

2015年 SF / YA

宇宙を結ぶ列車を巡る冒険と陰謀を描くSF三部作の第1作。

アイデンティティ陰謀

全著作

  • Mortal Engines Quartet(Mortal Engines, Predator's Gold, Infernal Devices, A Darkling Plain)
  • Fever Crumb シリーズ(Fever Crumb ほか)
  • Larklight 三部作(Larklight, Starcross, Mothstorm)
  • Railhead 三部作(Railhead, Black Light Express, Station Zero)
  • Here Lies Arthur(単独作品)
  • 多数の児童書(Buster Bayliss シリーズ、Reeve & McIntyre 系列など)

翻案

  • Mortal Engines(2018年映画、監督:Christian Rivers)
  • Goblins(製作予定、Laika、監督:Mark Gustafson)

作風・主題

文体
映像的でテンポの良い叙述ユーモアと風刺を織り交ぜた児童向け表現詳細な世界設定(ワールドビルディング)
頻出モチーフ
移動する都市や乗り物技術と文明の衰退・再興若い主人公の成長と友情

評価・遺産

フィリップ・リーヴは、児童文学/ヤングアダルト向けの想像力豊かな世界設定と映像的な語り口で評価される英国の作家。カーネギー賞やガーディアン賞など主要賞を受賞し、作品は映画化や映像化計画にも繋がった。共同作業による児童書でも高い評価を得ている。

資料所蔵先

  • 英国図書館(可能性あり)

大衆文化への影響

  • Mortal Engines の映画化(2018)による知名度向上

引用

  • 「私は途方もなく綿密に計画するタイプの作家ではない。冒頭と結末のイメージ、それにいくつかの曖昧な出来事の断片から書き始める。」
    出典: インタビュー(Reilly、Q&A) (2010年)
  • 「Mortal Engines の映画は巨大で視覚的に素晴らしいアクション映画だ。テンポもよく、感情的な核もある。」
    出典: ツイート(Philip Reeve) (2018年)

豆知識

  • もともとイラストレーターとして学び、書店で働いた経験がある。
  • 学生時代にコメディスケッチの制作・上演活動を行っていた(The Charles Atlas Sisters など)。
  • Mortal Engines の構想には10年以上を費やしたとされる(1989–2001頃に構想開始)。
  • Sarah McIntyre との共著で児童書を多数刊行し、UKLA賞などを受賞している。
  • Horrible Histories や Murderous Maths シリーズにカートゥーンを提供したことがある。
  • 現在はダートムーア(デボン)在住。