ナショナル・ブック賞(翻訳文学)
2回登壇
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第3回(2020年) 候補受賞作: The Bitch
コロンビア太平洋岸の海と密林に挟まれた寒村で、子を持てないまま中年に差しかかったダマリスは、母を失った子犬を引き取り、娘のように愛しはじめる。孤独、母性への渇望、夫婦の冷えた関係、過酷な自然が絡み合い、愛情はしだいに執着と暴力を帯びていく。
一匹の雌犬に注がれる過剰な愛が、孤独と喪失の奥に潜む暴力をあらわにする、濃密なトロピカル・ゴシック。
180ページ母性と喪失孤独愛情と暴力自然の過酷さ階級と周縁 -
第6回(2023年) 候補受賞作: Abyss
メデジンに暮らす家族の崩壊と、病に向き合う兄弟の関係を通して、怒りと愛、記憶の混ざり合う場所を描く。辛辣な語り口が、暴力に満ちた社会の輪郭をむき出しにする。
怒りの底に、かすかな愛と記憶が沈んでいる。
192ページ自伝家族メデジン喪失暴力