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第16回(1996年) 受賞受賞作: Independence Day
リチャード・フォードの『Independence Day』が受賞作。中年のフランク・バスコムを通して、家族、喪失、日常の不安定さを描く。
中年の孤独と家族の揺らぎを描く長編。
長編小説家族中年喪失
リチャード・フォード
リチャード・フォード
Richard Ford
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1944-02-16 (ジャクソン(ミシシッピ州))
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- ジャクソン(ミシシッピ州) → リトルロック(アーカンソー州) → フリント(ミシガン州) → ニューオーリンズ(フレンチクォーター、ガーデンディストリクト) → イースト・ブースベイ(メイン州) → ビリングス(モンタナ州)
経歴
- 職業
- 小説家, 短編作家, 大学教員, 編集者
- 活動期間
- 1976年〜
- 所属
- ボウドイン大学(短期招聘), トリニティ・カレッジ・ダブリン(客員), ミシシッピ大学(教授), コロンビア大学芸術学部(教授)
- 所属団体
- 王立文学協会 フェロー
- 影響を受けた人物
- オークリー・ホール, E. L. ドクトロウ, ユードラ・ウェルティ
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ミシガン州立大学 | 英語(所属学部名不詳) | 英語 | BA | — | アメリカ合衆国 |
| カリフォルニア大学アーバイン校 | ファインアーツ(創作プログラム) | 創作(クリエイティブ・ライティング) | MFA | — | アメリカ合衆国 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1987 | ミシシッピ芸術文学協会賞(フィクション) | The Sportswriter(邦題なし) | — | ミシシッピ芸術文学協会 | Winner |
| 1995 | Rea Short Story Award | — | — | Rea Award 運営団体 | Winner |
| 1996 | PEN/Faulkner賞(フィクション) | Independence Day(インディペンデンス・デイ) | — | PEN/Faulkner Foundation | Winner |
| 1996 | ピューリッツァー賞(フィクション) | Independence Day | — | ピューリッツァー賞委員会 | Winner |
| 2001 | PEN/Malamud賞 | — | — | PEN America | Winner |
| 2005 | セントルイス文学賞 | — | — | セントルイス大学図書館協会 | Winner |
| 2008 | Kenyon Review 文学功績賞 | — | — | Kenyon Review | Winner |
| 2012 | フェロー(王立文学協会) | — | — | 王立文学協会 | Elected |
| 2013 | Prix Femina étranger | Canada(邦題なし) | — | Prix Femina 運営 | Winner |
| 2013 | Andrew Carnegie Fiction Medal | Canada | — | Carnegie Medals 運営 | Winner |
| 2015 | ピューリッツァー賞(フィクション) | Let Me Be Frank With You | — | ピューリッツァー賞委員会 | Finalist |
| 2016 | アストゥリアス王女賞(文学) | — | Literature | アストゥリアス財団 | Winner |
| 2018 | 朴景利(パク・キョンニ)賞 | — | — | Park Kyong-ni Prize 委員会 | Winner |
| 2000 | ジークフリート・レンツ賞 | — | — | Siegfried Lenz Prize 財団 | Winner |
| 2019 | アメリカ文学に対する図書館会議賞 | — | — | アメリカ議会図書館 | Winner |
| 2007 | ミシシッピ芸術文学協会賞(フィクション) | The Lay of the Land | — | ミシシッピ芸術文学協会 | Winner |
| 2013 | ミシシッピ芸術文学協会賞(フィクション) | Canada | — | ミシシッピ芸術文学協会 | Winner |
受賞・候補エディション
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第80回(1996年) 受賞受賞作: Independence Day
離婚後の生活を続けるフランク・バスコムが、独立記念日の週末に家族、仕事、そして中年期の空白と向き合う。日常の細部からアメリカ社会の輪郭を浮かび上がらせる長編。
一人の男の週末に、アメリカの輪郭が映る。
464ページ中年家族アメリカ自己探求
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第1回(1996年) 受賞受賞作: Independence Day
主人公フランク・ベイスコムの視点を通して、中年男性の自尊心や失敗、家族の関係を描く長編。アメリカ社会の日常性と個人の内面を細やかに掘り下げる作品。
中年の危機家族アメリカ社会自己再生
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受賞作: 短編小説における業績(現代アメリカの人間描写)
フォードは日常の断片を通して人物の内面や道徳的ジレンマを精緻に描き、抑制された文体で普遍的な人間像を提示する短編を多数示した。個人の変容や倫理を巡る洞察が短編文学への貢献として評価された。
現代アメリカ社会個人の倫理孤独家族と関係
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第38回(2005年) 受賞受賞作: Independence Day(インディペンデンス・デイ)
中年の主人公フランク・バッシェとその家族を通して、アメリカ中流階級の生活や倫理的葛藤、父子関係の複雑さを描く長編。細やかな心理描写と抑制の効いた語りが特徴の作品。
家族中流階級アメリカ社会孤独
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第2回(2013年) 受賞受賞作: Canada
少年デル・パーソンズが家族の銀行強盗とその余波によって故郷を失い、カナダ国境の向こうへと流れ着く物語。暴力、喪失、越境が静かに積み重なる。
一家の犯罪が、少年の人生を境界の向こうへ押し流す。
432ページ小説家族越境喪失
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第36回(2016年) 受賞受賞作: 現代アメリカ小説の業績
リチャード・フォードの現代アメリカ小説への貢献をたたえる業績表彰であり、単一の書籍を対象にした受賞ではない。抑制された語り口と精密な人物描写が、アメリカ文学の一つの到達点として評価されている。
単一作品ではなく、リチャード・フォードの作家業績そのものをたたえる授賞。
アメリカ現代小説ミニマリズム日常の記述孤独
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第33回(2017年) 受賞受賞作: Independence Day
『Independence Day』は主人公フランク・バーンズの中年期を軸に、家族や職業をめぐる葛藤と再生を描く長編。アメリカ中産階級の孤独や希望を細やかな心理描写で浮かび上がらせる人間ドラマである。
家族個人のアイデンティティ中年期の再生アメリカ社会
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第8回(2018年) 受賞受賞作: インデペンデンス・デイ(Independence Day)
離婚後の中年男性フランク・バスカムが、家族、仕事、人生の停滞を抱えながら独立記念日の数日間を過ごす。個人の再出発とアメリカ社会の空気を重ねて描く長編小説。
家族の断絶と希望のかすかな手触りを、静かな筆致で追う。
464ページ家族離婚中年の危機アメリカ社会再出発
作品
代表作
ザ・スポーツライター
1986年 文芸小説作中人物フランク・ベイスカムを中心に、喪失と中年の危機を描く小説。作家業をやめスポーツライターとなった主人公の内面を追う。
ワイルドライフ
1990年 文芸小説モンタナを舞台に、ゴルフプロから消防士となる父と家族の崩壊を少女の視点で描く作品。
- [映画] ワイルドライフ(映画) / Paul Dano (2018)
インディペンデンス・デイ
1995年 文芸小説『ザ・スポーツライター』の続編にあたり、フランク・ベイスカムの人生と関係性を更に掘り下げる長編。1996年ピューリッツァー賞受賞作。
ザ・レイ・オブ・ザ・ランド
2006年 文芸小説フランク・ベイスカムを主人公とするシリーズ第3作。中年以降の生活、欲望、損失をユーモアと観察で描く。
カナダ
2012年 文芸小説1970年代初頭の出来事を背景に、若者の失踪や家族の再構築を巡る重厚な長編。
Let Me Be Frank With You
2014年 中編連作(ロングストーリー集)フランク・ベイスカムによる短い長編が連なる作品集。ハリケーン・サンディの余波を含む現代の社会状況を描く。
Be Mine
2023年 文芸小説フランク・ベイスカム・シリーズの第五作。著者の代表的人物による晩年期の物語(シリーズ完結と見なされている)。
ロックスプリングス(短編集)
1987年 短篇集フォードの短編代表作を収めた作品集。ミズーリやモンタナなどを舞台にした物語を含む。
全著作
- A Piece of My Heart (1976)
- The Ultimate Good Luck (1981)
- The Sportswriter (1986)
- Rock Springs(短編集, 1987)
- Wildlife (1990)
- Independence Day (1995)
- Women With Men(短編集, 1997)
- The Lay of the Land (2006)
- A Multitude of Sins(短編集, 2002)
- Canada (2012)
- Let Me Be Frank With You (2014)
- Between Them: Remembering My Parents(回想録, 2017)
- Sorry For Your Trouble(短編集, 2020)
- Be Mine (2023)
翻案
- ワイルドライフ(映画, 2018) - 監督: ポール・ダノ
作風・主題
- 文体
- ミニマリズム的要素ダーティー・リアリズムの影響細部への言語的配慮
- 頻出モチーフ
- 家族の崩壊根無し草的な主人公郊外や地方のアメリカ社会
健康
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失読症(ディスレクシア)幼少期以降読書をゆっくり丁寧に行うことを強いられ、作家としての語感や注意深い読解に寄与したと本人が述べている。
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肝炎(若年期)青年期海兵隊入隊後に肝炎を患い除隊した。
評価・遺産
リチャード・フォードは現代アメリカ文学における代表的な小説家・短編作家の一人であり、フランク・ベイスカムを主人公とするシリーズで広く知られる。言語への細やかな配慮と中年以降の人物描写で高く評価されている。
関連学会
- 王立文学協会
資料所蔵先
- カリフォルニア大学アーバイン校 特別コレクション(The Ultimate Good Luck ギャラリープルーフ)
- ミシシッピ大学 文学部 アーカイブ(Richard Ford Collection)
大衆文化への影響
- ワイルドライフの映画化(2018)により一般層への露出が拡大
引用
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影響力を頼りに書くことはできない。自分ひとりで良い物語や良い小説を書くほかに方法はない。
出典: インタビュー
豆知識
- アリス・ホフマンに批評に怒って弾痕のある本を送ったことがある。
- 2004年にコルソン・ホワイトヘッドに唾を吐いた事件がある(後に当時の感情に変わりはないと述べている)。