アメリカン・ブック・アワード あめりかんぶっくあわーど
第1回(1980年)
受賞者
8名短編やエッセイを集めた作品集。日常の裂け目や周縁に生きる人々の孤独と抵抗を、抑制の効いた筆致で描き、社会の矛盾を浮かび上がらせる。
日常の裂け目に立ち上がる、周縁の声を集めた一冊。
アメリカの作家。アウトサイダー的な視点で都市周縁の生活を描く作品群で知られる。
カリフォルニアの風景や都市生活を背景にした詩集。場所の感覚と個人の疎外を、遊び心と鋭さをあわせ持つ詩句で反復して描く。
地名の響きから、場所と孤独の感触が立ち上がる。
アメリカの詩人。実験的で口語的な詩風が特徴。
パフォーマティブな詩作を収めた作品集。黒人女性の経験や政治的主張、口承や音楽的リズムを織り交ぜながら、強い声で読み手に迫る。
読むことと声に出すことのあいだで、詩が身体を持つ。
黒人女性詩人、パフォーマンス詩の先鋒。政治性と音楽性を併せ持つ作品で知られる。
第二次世界大戦から戻ったタヨを中心に、先住民の伝統と断片化した現代を交錯させながら、癒やしと再生を描く長編小説。文化的記憶と儀礼が回復の核となる。
傷ついた時間を、物語と儀礼が少しずつ縫い直していく。
ラグナ・プエブロ出身の作家。先住民の物語伝承と現代文学を結びつける作風で知られる。
断片的なイメージと言語の跳躍を用い、記憶や身体、関係性の微細な揺れを繊細に描き出す実験的な詩集。
断片のあいだに、記憶と身体の輪郭が浮かび上がる。
実験的なイメージ詩で知られる女性詩人。言語の断片と身体性を扱う。
ハワイの移民コミュニティを舞台にした小説。家族の絆、貧困、文化的誇りと葛藤を通して、日系二世の視点を描く。
家族のあいだで引き裂かれる誇りと、暮らしの現実が真正面からぶつかる。
日系アメリカ人作家。移民や労働者の生活を題材にした作品で知られる。
ジャズ的リズムと即興性を取り入れた詩集。都市生活や黒人の経験を、音楽的な抑揚で力強く表現する。
即興の呼吸で、都市のざらついた現実が鳴る。
ジャズと詩を結びつけたパフォーマンス詩でも知られる詩人・作家。
チカーノの視点を基盤にした小説。文化的アイデンティティ、家族、歴史の継承をめぐる葛藤を、成長譚として描く。
家族の記憶と歴史の重みが、少年の成長を静かに押し広げる。
チカーノ文学の重要作家。民族的アイデンティティと土地をめぐる物語で知られる。