アメリカン・ブック・アワード あめりかんぶっくあわーど
Edition 16 (1995)
Winners
14 peopleニューヨークのストリートの暴力と家族の混乱の中で、若者が大人になる痛みを描く。移民コミュニティと都市生活の圧力が、詩的な文体で積み重なる小説。
街の暴力の中で、少年は自分の居場所を探す。
奴隷制期の証言から現代のエッセイまでを集め、黒人男性の経験を多面的に示す大規模アンソロジー。家庭、恋愛、労働、闘争、世代継承がひとつの流れとして立ち上がる。
黒人男性の経験を、歴史と文学の両方から束ねたアンソロジー。
メキシコ系アメリカ人のウェイトレス、ソベイダが、働くことと家族、愛と自己実現の意味を見つめ直していく物語。レストランを舞台に、ユーモアと痛みが同居する女性の成長譚として描かれる。
厨房と家族のあいだで、自分の役割を問い直すひとりの女性の物語。
南部の公民権運動以前に積み重なった黒人の抵抗、組織化、地域の記憶を掘り起こす歴史書。制度の外側で続いていた闘いを通して、公民権運動の土台を立体的に描く。
公民権運動の前史を、南部の現場から描き出す。
チアパスのサパティスタ蜂起を、現地の暮らしと国際政治の双方から追うルポルタージュ。先住民の土地、自治、暴力の問題を、現場の動きとともにたどる。
チアパス蜂起を、現場の温度と政治の文脈の両方で読む。
AIDS をめぐる作家、芸術家、作品の応答を集めた記録集。喪失と創作が交差する場から、病と表現の関係を幅広い声で照らし出す。
AIDS と表現者たちの応答を、証言の連なりとして読む。
オハイオの病院の新生児集中治療室で、背景の異なる二人の女性が、弱い命を見守る仕事を通して距離を縮めていく。母性、喪失、階級差が、静かな連帯へと変わっていく小説。
傷ついた赤ん坊を抱える現場で、二人の女性が互いを知っていく。
中国からインドネシア、香港、アメリカへと移る家族の軌跡をたどる回想録。父の不在と記憶の断片を通して、亡命、宗教、家族の重みを静かに見つめる。
亡命と家族の記憶を、詩的な筆致でたどる回想録。
ブルックリンのイタリア系移民コミュニティで育った著者が、学問と結婚、階層移動を通して自分の居場所を探る回想録。一本の通りを軸に、民族、家庭、野心の境界線が描かれる。
オーシャン・パークウェイを越えるたびに、世界の境界も変わっていく。
エクアドルの熱帯雨林を舞台に、先住民と石油企業の対立を追う小説。理想に挫けた元平和部隊員の視点から、自然破壊と政治、個人の再生が交錯する。
雨林の奥で、開発と抵抗の火種が静かに広がる。
南北戦争後のニューヨークで、移民や放浪者、都市の周縁に生きる人々の運命が絡み合う。復讐譚と市民史が重なった、厚みのある歴史小説。
内戦後の都市で、追放された者たちの物語が交差する。
女性の身体をめぐる記憶、年齢、性、出産、更年期を、詩や短文や写真でつないだアンソロジー。個人的な体験を通して、女性が自分の身体をどう受け止めるかを静かに掘り下げる。
女性たちの身体と言葉を集めた、率直で温かなアンソロジー。
オジブウェーの村を舞台に、神話、歴史、法廷記録、詩、書簡が交差する多声的な長編。失われた家族、文化の継承、博物館に残された遺骨の返還問題などを通じて、先住民としてのアイデンティティを描く。
神話と現実を往復しながら、共同体の記憶を編み直す小説。
ラップを音楽技法だけでなく、都市文化や人種政治と結びついた表現として読み解く批評書。歌詞、映像、インタビューを手がかりに、ヒップホップがどのように社会批評の場をつくるかを検証する。
ラップの音と文化を、都市と人種の政治から読み解く。