ゴッサム・ブック賞
ごっさむ・ぶっくしょう
ニューヨーク市を舞台または主題にしたフィクション/ノンフィクション作品に贈られる年次賞。
- Established
- 2020
- Organizer
- Gotham Book Prize(創設者:Bradley Tusk、Howard Wolfson)
- Category
- Nonfiction and Documentary Literature
- Selection Method
- 選考
- Target
- Professional
- Frequency
- 1 per year
- Status
- Active
Description
Gotham Book Prizeは、ニューヨーク市を舞台またはテーマにしたフィクションまたはノンフィクション作品の中から最優秀作に贈られる年次賞。Bradley TuskとHoward Wolfsonによって創設され、公式サイトによれば初回授賞は2020年。賞金は当初$50,000とされているが、年によって変動(例:2023年は合計$70,000を2作品で分配)することがある。受賞作やファイナリストは公式サイトおよび各種メディアで発表される。
Prize
- Main Prize
- 現金賞金(通常$50,000。年によって変動あり。例:2023年は合計$70,000を分配)
- Cash Prize
- 50,000 USD
- 公式サイトおよびメディアでの露出・紹介
- 受賞作としての広報機会
- (表彰に伴うトロフィーや証明書の可能性、詳細は主催側発表に依存)
Selection
Selection Process
| Stage | Judges | Pass Rate | Announcement |
|---|---|---|---|
| Longlist(ロングリスト) | — | 公式サイトおよびプレスリリースで発表されることが多い(ロングリスト発表) | |
| Finalists(ファイナリスト/ショートリスト) | — | 公式サイト、メディア(Locus、Kirkusなど)で発表 | |
| Winner(受賞作の決定) | — | 公式サイトおよび各種報道で発表(年によって発表時期が異なる) |
Criteria
- ニューヨーク市に関する描写や関連性の深さ
- 文学的品質(文体、構成、独創性)
- ノンフィクションの場合は取材の深さ・分析の質
- 作品の公共的影響力や読者への訴求力
Application Tips
Dos
- 作品がニューヨーク市に直接関係している点を明確に示す(舞台・テーマ・人物など)
- 作品の出版情報、エディション情報、主要なレビューや受賞歴を整理して提示する
- ノンフィクションは取材・出典を明確に示す
- 応募(または出版社からのノミネート)にあたって公式サイトや応募要項を確認する
Don''ts
- ニューヨーク市との関連があいまいな作品を応募すること
- 応募要項やフォーマットを守らないこと
- 事実と異なる情報を提出すること
From Judges
- 都市のディテールを描写する際は具体的な場面や人物で示してください
- 文体・構成の一貫性と独創性を重視します
- ノンフィクションでは出典と取材の透明性が評価されます
Official Resources
https://www.gothambookprize.org/Past Winners
ニューヨークの都市空間を背景に、街で生きる人々の葛藤や結びつきを描く作品。犯罪や友情、経済的困窮と創造性が交錯する日常を通じて、都市の記憶と個人の選択がどのように交わるかを丁寧に掘り下げる。軽妙さと痛切さを併せ持つ文体で都市の複雑さを浮かび上がらせる。
アメリカの作家。『The Underground Railroad』『The Nickel Boys』などで知られ、ピューリッツァー賞を2度受賞している。都市の歴史や人間ドラマを鋭くかつユーモアを交えて描く作風で高い評価を受ける。
『Crook Manifesto』はニューヨークを舞台に犯罪、倫理、コミュニティを描く連作長編。登場人物の視点を重ねることで時代と街の変貌を浮かび上がらせ、ブラックコミュニティの内部や都市の記憶をユーモアと痛切さを交えて描写する作品である。
アメリカの小説家。『The Underground Railroad』『The Nickel Boys』などでピュリッツァー賞を受賞した実績があり、都市と人種、歴史を題材にした作品で国際的に評価される。2024年ゴッサム賞受賞。
本作はニューヨークの集合住宅を舞台にした短編連作集で、下階に暮らす住人たちの視点を通して家賃問題、移民、階級差、日常の矛盾や連帯が描かれる。ユーモアと痛切さを帯びた語りで都市生活の孤独と希望を静かに掘り下げる。
ニューヨークを舞台にした短編で注目を集める米国の作家。都市の集合住宅や地域コミュニティを繊細に描写する作風で知られ、2023年のゴッサム賞を分割受賞した。
縫製工に従事する少女(あるいは若い女性)を中心に据えた歴史的フィクション。移民としての困難や工場労働の搾取、仲間との連帯と対立、家庭や愛情の葛藤を通じて、変わりゆくニューヨークの都市史と労働者階級の現実を描き出す。
詳細な経歴が公開されていない作家。受賞作は縫製や労働に従事する人々の暮らしを通して、都市の歴史と階級問題を描く作品とされる。2023年のゴッサム賞を分割受賞したと記載されている。
2023年のGotham Book Prizeで『Stories from the Tenants Downstairs』により共同受賞(タイ)した作家。
2023年のGotham Book Prizeで『The Sewing Girl’s Tale』により共同受賞(タイ)した著者(該当Wikipediaページは存在しません)。
ニューヨーク市ブルックリンに暮らす少女ダサニとその家族に長期密着取材を行ったルポルタージュ。著者は住宅不安や貧困、児童福祉制度の課題、教育や社会支援の不足を丹念に描き、制度の矛盾が個人と家族にもたらす影響と再起の可能性を浮き彫りにする。
ニューヨークを拠点に活動するジャーナリスト。長期にわたる現地取材に基づくノンフィクションを執筆し、都市の貧困や社会的排除に関する報道で知られる。
ジェリー・サインフェルドが自身のスタンドアップのキャリアから選び抜いたジョークやネタを集めたコレクション。ユーモアの観察眼や時代による感覚の変遷が窺える一冊で、コメディの技術と彼の視点が凝縮されている。
アメリカのコメディアン。スタンドアップを中心に長年活躍し、本作は彼のキャリアからの選り抜きジョークや観察を収めた一冊。Gotham Book Prize 2021のファイナリスト。
若い黒人女性エディーが、年上の白人男性とその家族との関係に巻き込まれながら、欲望や孤独、職業的な不安定さを経験する物語。親密さと境界、自己価値の問題を私小説的な視点で鋭く描く。
アメリカの作家。デビュー作『Luster』で高く評価され、現代の人間関係や人種を鋭く描写する。
1970年のニューヨークで起きた「ハードハット・ライオット」を中心に、反戦運動と労働者層の対立、ニクソン時代の政治的転換を詳述するノンフィクション。事件の背景と白人労働者階級の台頭が現代アメリカ政治に与えた影響を分析する。
アメリカの作家・評論家。Gotham Book Prize 2021のファイナリスト。
ニューヨーク市そのものが生きた存在として顕現し、各区が人間の化身(アバター)として覚醒する都市ファンタジー。化身たちが連帯して異形の脅威と戦う物語を通して、種族、移民、地域性といった社会問題を寓話的に問い直す。
アメリカのSF/ファンタジー作家。ヒューゴー賞受賞歴があり、都市やアイデンティティを巡る独創的な作品で知られる。Gotham Book Prize 2021のファイナリスト。
アメリカの小説家。Gotham Book Prize 2021のファイナリスト。
貸別荘に滞在する家族のもとに、ある夜、別の家族が現れる。やがて外部では大規模な停電と通信断絶が起き、情報の欠如が不安を増幅する中で、人種や階級、信頼の脆さが露呈していくサスペンス性の強い現代小説。
アメリカの作家。Gotham Book Prize 2021のファイナリスト。
1969年のブルックリンを舞台に、教会関係者“ディーコン”の銃撃事件を契機に住民たちの視点が交錯する群像劇。過去の傷や秘密が次々と明らかになり、ユーモアと哀感を織り交ぜながらコミュニティの再生と赦しを描く。
アメリカの作家・ミュージシャン。2021年のGotham Book Prize初代受賞者。