ライプツィヒ書籍見本市賞(Preis der Leipziger Buchmesse) らいぷつぃひしょせきみほんいちしょう
第14回(2018年)
FictionNonfictionTranslation
受賞者
4名
Hain: Geländeroman
いわゆる「地形小説」として紹介される作品。歩行と風景の断片を通じて東欧や周縁地域の記憶を掘り起こし、個人史と自然史を詩的に交錯させることで、場所の痕跡を新たに読み解く試みとなっている。
風景記憶旅場所論
作家・翻訳家
風景と記憶をテーマにした実験的な文学で知られる作家。翻訳や散文も手がけ、言語と場所の関係に鋭い感受性を示す。
Das sowjetische Jahrhundert: Archäologie einer untergegangenen Welt
ソ連の20世紀を「考古学的」に解読する大著。都市、産業、文化、日常の「遺構」を手がかりに帝国の興隆と崩壊を学際的に分析し、物質的痕跡から歴史の連続性と断絶を浮かび上がらせる。
ソ連史文化史都市史記憶
歴史学者
東欧・ロシア圏の社会史や文化地理を研究する歴史学者。都市史や記憶の研究で知られる。
Sabine Stöhr
受賞
Internat (翻訳)
セルヒイ・ジャダンの『Internat』のドイツ語訳。戦闘の近い東ウクライナの寄宿学校を背景に、若者たちの日常と暴力、連帯の可能性を詩的かつ生々しく描く原作の語り口を忠実に伝える翻訳である。
翻訳戦争文学ウクライナ若者
翻訳家
ウクライナ語圏の文学を紹介する翻訳家。詩的な原文の語感を生かす訳出を志向する。
Juri Durkot
受賞
Internat (翻訳, 共訳)
(共訳)セルヒイ・ジャダンの『Internat』をドイツ語に翻訳。戦禍近い地域の日常と暴力、言葉の破損を描く原作の強度を、共同の翻訳作業により可能な限り再現する取り組み。
翻訳ウクライナ文学戦争共同翻訳
翻訳家
ウクライナ語文学の翻訳に関わる人物。詩的なテクストの語感を活かす訳出で知られる(共訳者として受賞)。