茅盾文学賞 まおどんぶんがくしょう
第8回(2011年)
長編小説中国文学文学賞
受賞者
5名
Zhang Wei
受賞
On the Plateau (你在高原)
全十冊・三十九巻からなる大長編で、地質研究者の手記という形式をとりながら、人と土地、記憶と理想を重ねていく。広大な時間と空間を貫く叙述が特徴。
大地を歩くように、人と記憶をたどる十巻本。
長編高原記憶理想
小説家
Liu Xinglong
受賞
The Sky Dwellers (天行者)
民辦教師たちの現実を描いた長編で、改革期の農村教育を支えた人びとの苦難と誇りを追う。『鳳凰琴』の主題を拡張した作品として読める。
学校の灯を守る人びとの、静かな闘い。
293ページ
農村教育教師改革期献身
小説家
Mo Yan
受賞
Frog (蛙)
産婦人科医の姑姑の生涯を軸に、計画出産政策の半世紀を見つめる長編。個人の記憶と国家の制度が強くぶつかり合う。
一人の女性の生涯に、中国の生育史が重なる。
340ページ
医療家族計画女性記憶
小説家
Bi Feiyu
受賞
Massage (推拿)
盲人按摩師たちの生活と感情を通して、都市の周縁に生きる人びとの世界を描く長編。視覚を奪われた人びとの感覚と倫理が、繊細に立ち上がる。
暗闇のなかに、濃密な生の手触りがある。
281ページ
障害都市生活感覚労働
小説家
Liu Zhenyun
受賞
Someone to Talk To (一句顶一万句)
孤独な会話への欲求を軸に、世代をまたぐ人間関係をたどる長編。平凡な日常のなかにある「話が通じる相手」の希少さが主題になる。
ほんとうに話が通じる相手を探す物語。
362ページ
孤独会話家族日常
小説家