茅盾文学賞 まおどんぶんがくしょう
第10回(2019年)
長編小説中国文学文学賞
受賞者
5名
The Human World (人世间)
現代中国の数十年にわたる社会変化を背景に、複数の家族を通して普通の人々の日常と苦悩、希望を描く群像劇。時代の変転が個人の生き方に与える影響をリアルに描写する。
変わりゆく中国で、ふつうの人びとの暮らしを追う。
家族史社会変動群像劇
小説家
Xu Huaizhong
受賞
That Which Can't Be Washed Away (牵风记)
忘れがたい記憶や過去の影響が現在の人間関係に及ぼす力をテーマにした長編。個人の記憶や歴史観が交錯する物語で、喪失と再生のモチーフを描く。
記憶の重さが、いまの関係を揺らす。
296ページ
記憶と喪失歴史個人の再生
小説家
Xu Zechen
受賞
Northward (北上)
地方から都市へ向かう人々の移動や決断を通じて、現代中国における流動性と個人の希求を描く作品。移動する労働や生活の実相を生々しく描写する。
大運河の流れに沿って、人と歴史の行方をたどる。
466ページ
移動と労働都市化個人の希望
小説家
Chen Yan
受賞
The Protagonist (主角)
主人公を中心に据えた物語で、個人の葛藤や役割、他者との関係性を通じて現代社会の問題を浮かび上がらせる作品。アイデンティティと責任が主要テーマ。
舞台と人生のあいだで揺れる主人公の輪郭をたどる。
アイデンティティ責任人間関係
小説家
Li Er
受賞
Brother Ying Wu (应物兄)
家族と兄弟関係を軸に、個人の道徳的選択や時代が人間性にもたらす影響を扱う長編。細密な心理描写と歴史意識が特徴の文学作品。
家族と倫理のねじれを、細密な筆致で掘り下げる。
家族兄弟愛道徳的選択
小説家