ニュー・クリテリオン詩賞
にゅー・くりてりおんししょう
ニュー・クリテリオン詩賞は、The New Criterion誌が主催する詩の公募賞で、形式に配慮した長編詩集を対象とし、受賞者には賞金3,000ドルと受賞作の出版が授与されます。
- 創設年
- 2000
- 主催
- The New Criterion(Foundation for Cultural Review)
- カテゴリー
- 詩・現代詩
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 不問
- 開催頻度
- 年1回
- 締切時期
- 5月頃
- 発表時期
- 6〜8月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
2000年以降、The New Criterionが主催する詩の公募賞。対象は書籍化を前提とした長編詩集で、特に詩の形式(韻律・構成・技巧)への配慮を重視する。受賞作は雑誌や提携出版社から刊行されることが多く、受賞者には賞金が授与される(記事内では金額の明示なし)。受賞者一覧はThe New Criterion公式サイトやWikipedia上に掲載されています。
賞品
- 主賞品
- 受賞作の刊行と賞金の授与(受賞作はThe New Criterionおよび提携出版社から刊行されることが多い)
- 受賞作の出版
- The New Criterion誌上での発表
- 提携出版社による刊行支援
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 応募受付 | The New Criterion編集部(詳細な審査体制は公表されていない) | — | 公式サイトおよび雑誌での告知 |
| 一次選考(編集部) | 編集部による書類・原稿チェック(公表情報なし) | — | — |
| 最終選考 | 編集部および招待審査員(具体名は公開されていない) | — | 受賞作は雑誌誌面・公式サイトおよび出版社告知で発表 |
選考基準
- 書籍化に値する長編詩集であること
- 詩の形式(韻律・構成・技巧)への配慮を重視
- 表現力と詩的完成度、独創性
応募のヒント
推奨
- 書籍化を前提とした十分な分量の長編詩集を用意する
- 詩の形式(韻律・構成・技巧)に配慮した校正を行う
- 応募要項(フォーマット・提出方法)を厳守する
- 代表作や作品解題を添えて完成度を示す
注意
- 断章や散文詩のみの短い作品で応募しない
- 応募フォーマットや提出期限を無視しない
- 同一作品を複数の形式で重複応募しない
審査員から
- 形式へのこだわりと詩的完成度を重視します
- 一貫した詩的視点と書籍としてのまとまりが重要です
関連の賞
- Hilton Kramer Fellowship(ヒルトン・クレイマー・フェローシップ)
- Edmund Burke Award(エドマンド・バーク賞)
- The New Criterion誌上のアンソロジー掲載機会
公式情報
https://newcriterion.com/過去の受賞者
『The Nature of Things Fragile』は、物質と脆弱性を巡る詩的瞑想の書である。自然界の微細な現象や日常の壊れやすさを観察し、時間の経過や身体的経験がもたらす変容を繊細なイメージと言語操作で表現する。存在の脆さとその美を同時に意識させる作品群を収める。
アメリカの詩人。2023年のNew Criterion Poetry Prize受賞者。受賞作『The Nature of Things Fragile』はCriterion Booksから刊行(2024年)。脆弱性や物質性を主題に、自然と人間の関係を繊細に探る詩的探求を行う。
『Some Problems with Autobiography』は、自伝的語りの不確かさとその倫理を問い直す詩集である。自己表象と記憶のずれ、語り手の立場の揺らぎをテクスト内部から探り、断片化された回想や日常的素材を織り交ぜつつアイデンティティ形成の過程を詩的に検証する作品群を収める。
アメリカの詩人。2022年のNew Criterion Poetry Prize受賞者。受賞作『Some Problems with Autobiography』はCriterion Booksから刊行(2023年)。自伝的語りや記憶の不確かさを主題にした詩作で知られる。
『In Transit』は、移動と過渡期にある個人の視点から綴られる長編詩集。駅や空港、旅路の断片を手がかりに、記憶や喪失、日常の細部を結びつけることで時間の断層を描き出す。韻律や行構成など形式的要素に注意を払いつつ、抑制された言語で鮮烈なイメージを喚起する作品群である。
アメリカの詩人。2021年のNew Criterion Poetry Prize受賞者。受賞作『In Transit』はCriterion Booksから刊行(2022年)。移動や過渡期にある感覚を繊細な言語で描き、形式への配慮が見られる詩風が特徴。
『Behemoth』は神話的かつ寓話的なイメージを用い、存在や破壊、歴史的重層性を問い直す詩集である。叙事的広がりと形式的な凝縮を併せ持ち、力強い言語で大きな主題を描き出す。
アメリカの詩人。神話的・宗教的イメージを取り入れた大作志向の詩で知られ、形式的な技巧が高く評価される。
『The Cylburn Touch-Me-Nots』は庭園や植物、自然観察を通じて家族史と記憶を織り交ぜる詩集である。微細な自然描写と個人的回想を結びつけ、技巧的な詩的言語で過去と現在を照らす叙情が特徴である。
アメリカの詩人・エッセイスト。記憶や家族史を主題にした叙情詩で知られ、自然や写真的イメージを詩に取り込むことがある。
『Petty Theft』は日常の些細な出来事や倫理的微差を題材に、機知と観察眼を織り込んだ詩篇を収める。都市や人間関係のなかで起こる小さな逸脱を通じて、社会の不協和や人間性を描出する。
都市生活や個人的逸話を題材に機知と観察眼のある詩作を行う詩人。現代的な感覚と形式の適合が特徴である。
『Synæsthesium』は共感覚をテーマにした実験的詩集で、音や色、匂いといった感覚が互いに響き合う表現を追求する。語りとイメージの交差により、感覚経験の新たな地平を開く試みである。
詩と翻訳、国際的な詩作活動で知られる詩人。多言語的な感覚や実験的手法を詩に取り入れることが多い。
『Night Vision』は夜間の視覚体験を出発点に、暗闇と光、夢と記憶の交錯を詩的に探る作品群である。視覚的イメージと言語の精緻な配置を通じて、知覚と内面世界の境界を問いかける。
視覚的想像力と形式を重視する詩人。夜や暗闇のモチーフを通じて記憶や感覚を探る詩作で評価される。
『Umbilical』はへその緒や胎盤といった身体的メタファーを軸に、血縁やルーツ、依存と独立の狭間を探る詩集である。身体性と情緒が結び付き、親密なイメージで家族史を照射する。
家族や身体性をテーマに詩作を行う詩人。親密な語り口と象徴的イメージでアイデンティティを探る作品が特徴である。
『Fix Quiet』は沈黙や静けさを詩的主題に、日常の細部から哲学的省察へと展開する詩集である。音韻や形式の実験を通じて声の不在や断片を描き出す、技巧的かつ内省的な作品が中心となる。
アメリカの詩人で教育者。言語感覚と形式の実験を通じて日常や沈黙を詩化する作風で知られる。
『This Shadowy Place』は、影や忘却、時間の層を主題に据えた詩篇を集める一冊。緻密な形式運用と鮮烈なイメージで老いや記憶、個人的回想を深く掘り下げる抒情的作品群である。
アメリカの詩人。形式と叙情を兼ね備えた作品で知られ、鮮烈なイメージと技巧的な詩行を特徴とする。
『Lord Byron's Foot』はロマン派やバイロンへの言及を含む詩集で、歴史的・文学的参照を通じて個人の経験や記憶を照射する。形式への配慮と機知に富んだ語り口が際立つ作品群である。
文学的伝統への参照と個人的内省を織り交ぜる詩人。古典的モチーフを現代的感覚で再解釈する作品が特徴である。
『Janet's Cottage』は、家庭という小さな居場所を手がかりに個人的記憶と日常の断片を紡ぐ詩集である。古典的な形式への配慮と抒情性が調和し、喪失や再生、時間の流れを静謐に描写する。
形式と抒情の均衡を重視する詩人。家庭や日常の細部を手がかりに時間や記憶を詩的に編み上げる作風で評価を受けた。
複雑な人間関係や記憶の絡まりを解きほぐすことを主題にした詩集。繊細なイメージと形式への配慮を通じて、内面の葛藤と和解を詩的に編み上げる。
詩人。詩集『Into These Knots』でNew Criterion Poetry Prizeを受賞。複雑な人間関係や記憶の絡まりを繊細に描く作風が特徴。
風景と旅を通じて自己と世界の関係を問う詩集。伝統的な韻律と叙情的表現を用い、記憶と場所性を深く掘り下げる成熟した作品群。
アメリカの詩人・批評家。伝統的な形式と叙情性を併せ持つ成熟した詩作で知られ、詩集『Landscape and Journey』でNew Criterion Poetry Prizeを受賞した。
出来事や機会を契機に個人的・社会的な瞬間を掬い取る詩集。形式への配慮と鮮やかなイメージで、瞬間性と持続性を往復する詩的探求が展開される。
詩人。詩集『Taking the Occasion』でNew Criterion Poetry Prizeを受賞。出来事や機会を通じて個人と社会の瞬間を捉える作品が特徴。
技巧的な韻律と機知に富む語りで恋愛や日常のささやかな瞬間を描く詩集。観察眼とリズム感を活かした比喩が多く、意外性のある視点が魅力。
アメリカの詩人。技巧的な韻律とウィットに富んだ語り口で人間関係や日常の機微を鮮やかに描く作風が評価され、詩集『Foiled Again』で受賞した。
宗教的イメージや寓話的な語りを通して現代の倫理や信仰を問う詩集。形式的技巧を駆使しながら、信仰と懐疑の諸相を描き出す。
アメリカの詩人。技巧的な形式と明晰な語り口を持つ詩作で評価され、詩集『The God of this World to His Prophet』により受賞した。
光や記憶、言語を巡る詩集。翻訳者としての言語感覚が反映され、音と意味のバランスに配慮した技巧的な詩が並ぶ。
アメリカの詩人・翻訳家。言語への鋭い感覚を持ち、詩作と翻訳の双方で知られる。詩集『Weighing Light』で受賞。
歴史的意識や個人的経験、自然の観察を織り交ぜた詩集。厳密な形式感と抒情性を併せ持ち、細部から普遍的な問いへと視点を広げる言葉の探求が特徴。
アメリカの詩人。観察と知的な洞察を併せ持つ詩風で知られ、詩集『Zero Meridian』によりNew Criterion Poetry Prizeを受賞した。
自然や風景、時間を主題にした詩篇を収めた作品集。凝縮されたイメージと抒情的省察を通じて、視覚的・哲学的な層を重ねる詩的実践が展開される。
イギリスの詩人・翻訳家。自然や風景、時間の流れに対する鋭い感受性を持ち、視覚的イメージと形式的な均衡を重視した詩作で知られる。
古典的な形式感を保ちつつ現代的主題を扱う詩集。個人的記憶や都市/家庭の風景を織り交ぜ、精緻な言語で内的世界と外界の関係を探る作品群。
アメリカの詩人で文学批評家。詩作に加え批評活動でも知られ、詩集『The Thousand Wells』でNew Criterion Poetry Prizeを受賞した。
初期から後期にわたる詩作を編んだ選集。個人的な記憶や時間の経過を繊細に描き、伝統的な韻律や技巧を用いて日常の断片を詩化する一連の作品が収められている。
アメリカの詩人。選集『Early and Late: Selected Poems』でNew Criterion Poetry Prizeを受賞。形式への配慮と抑制された表現が特徴。