ティル・ナ・ノグ賞
てぃる・な・のぐしょう
ウェールズの児童書を対象とした年次文学賞。英語賞1部門とウェールズ語賞2部門(Primary・Secondary)で構成される。
- 創設年
- 1976
- 主催
- Books Council of Wales (Welsh Books Council / Cyngor Llyfrau Cymru)
- カテゴリー
- 児童文学・童話・絵本
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 不問
- 開催頻度
- 年1回
- 発表時期
- 5〜6月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
Tir na n-Og Awardsは1976年に創設された、ウェールズの児童・ヤングアダルト向けの書籍を顕彰する年次文学賞。Books Council of Walesが主催し、前年度に出版された作品から選ばれる。英語賞は“authentic Welsh background(ウェールズに根ざした背景)”を持つ英語作品を対象とし、ウェールズ語賞はPrimary(小学校向け)とSecondary(中等向け)の各部門で授与される。フィクション・ノンフィクションを問わず選考され、受賞作はCILIP/Walesの会議やUrdd National Eisteddfodで発表される。
賞品
- 主賞品
- 各部門受賞作に賞金が授与され、公式会場で表彰される
- 賞金
- 1,000 GBP
- 受賞発表・表彰(英語賞はCILIP/Wales会議、ウェールズ語賞はUrdd National Eisteddfod)
- Books Council of Walesによる短冊・受賞者情報の公表
- 協賛出版社や団体による広報機会
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 適格作品の確定(前年度に出版された書籍が対象) | — | — | |
| ショートリスト選出(各部門3〜4作品程度がBCWにより公表) | — | BCW(Books Council of Wales)がショートリストを公表(少なくとも2011年以降) | |
| 最終選考・受賞者発表 | — | 英語賞はCILIP/Wales年次会議(5月)、ウェールズ語賞はUrdd National Eisteddfod(5月末〜6月初)で発表 |
選考基準
- 前年度に出版された児童・ヤングアダルト向けの書籍であること
- 英語賞:オリジナルが英語で、ウェールズの『authentic Welsh background(真のウェールズ的背景)』を備えていること
- ウェールズ語賞:対象年齢(Primary/Secondary)に適した内容であること
- ジャンル不問(フィクション・ノンフィクションとも対象)
- 読み物としての質、対象読者への適合性、文化的・地域的関連性
応募のヒント
推奨
- 英語賞を狙う場合は作品に明確なウェールズ的背景(設定・文化・歴史など)を示す
- ウェールズ語賞では対象年齢(Primary/Secondary)に沿った表現とテーマ設定を意識する
- 応募対象が「前年度に出版された作品」であることを確認する
- 出版元やBCWの公表情報(ショートリスト発表など)を確認する
- ジャンルを問わず、児童・若者に届く文章の質を重視する(ノンフィクションも可)
注意
- 対象年度に該当しない出版物を応募しない
- 英語賞向けにウェールズとの関連性が薄い作品を提出しない
- 提出形式や応募先(出版社経由かどうか等)を無視して応募しない
- 対象読者の年齢にそぐわない内容や表現を用いない
審査員から
- 地域性(ウェールズらしさ)と普遍性のバランスを明確にすること
- 児童・若者に強く届く“声”や視点を示すことを重視する
- 物語の構成、登場人物の魅力、文章の鮮やかさを大切にする
関連の賞
- Welsh Books Council – Awards and Prizes(Welsh Books Councilの他賞情報)
- Urdd National Eisteddfod(ウェールズ語賞の発表会場)
- CILIP Cymru Wales(英語賞の発表・関連イベント)
- 英国のその他児童文学賞(例:Carnegie Medal等)
公式情報
https://llyfrau.cymru/en/gwobrau/tir-na-nog/過去の受賞者
ウェールズの政治家アネューリン・ビーヴァン(Nye)の情熱的な生涯を子ども向けに語る伝記。イラストと共に彼の功績や政治的背景、労働運動への貢献をわかりやすく伝える教育的な一冊。
ウェールズ語の作家で、多数のTnO受賞歴を持つ。本作は読者選択賞(小学校部門)を受賞した。
『Pobol Drws Nesaf』(The People Next Door)は、近隣の人々の暮らしや関係性を温かく描いた絵本で、隣人や共同体の多様性や連帯を子ども向けに伝える作品。
ウェールズ語の作家で、児童文学で多数の受賞歴がある。
『Pobol Drws Nesaf』(The People Next Door)の挿絵を担当し、作品の視覚的魅力を支えている。
ウェールズの児童書イラストレーター。多くの児童書で挿絵を担当し、Tir na n-Og受賞作にも関わる。
雪に閉ざされたウェールズの風景を舞台に、ウェールズの民話や魔法が絡み合う幻想的な物語。家族の謎や伝承が物語を進め、郷愁と驚きを感じさせる児童向けファンタジー。
児童・YA向けの作家で、ウェールズの伝承や幻想的な要素を取り入れた作品で知られる。複数回のTir na n-Og受賞歴あり。
ウェールズを豊富なイラストで紹介する豪華なピクチャーアトラス。地理や名所、文化を子ども向けに視覚的にまとめ、国の理解を深める教育的で鑑賞的な一冊。
ウェールズを豊富なイラストで紹介する豪華なピクチャーアトラス。地理や名所、文化を子ども向けに視覚的にまとめ、国の理解を深める教育的で鑑賞的な一冊。
児童書のイラストレーター。複数の受賞作で挿絵を担当している。
サッカーファンの視点から、ウェールズ代表を追ってフランスへ旅する主人公を描く青春小説。スポーツを通じた友情や帰属意識、若者の成長と葛藤を描いた物語。
ウェールズ語の著名な作家で、児童・YA文学を中心に多数の受賞歴がある(複数回のTnO受賞)。
アルファベットを通じて自然界を紹介する幼児向けの絵本。各文字に対応する動植物や自然現象を豊富なイラストで示し、語彙と観察力を育てる教育的な一冊。
ウェールズの少年が、愛する競走鳩「ミスター・ロイド」の行方不明をきっかけに捜索の旅に出る物語。地域の人々との出会いや小さな謎の解決を通じて、喪失と再生、友情や成長がやさしく描かれる児童向け冒険譚。
ウェールズを舞台にした児童向け作品の作家。2016年に『The Search for Mister Lloyd』でTir na n-Og英語賞を受賞。
『マビノギオン』の四つの物語を子ども向けに再話した作品。神話的な登場人物や物語をやさしい語りと挿絵で伝え、若い読者にウェールズの伝承文化を紹介する。
ウェールズ語の作家で、伝承や児童向けの再話を手がける。『Pedair Cainc y Mabinogi』でTir na n-Og小学校部門を受賞。
『マビノギオン』の四つの物語を子ども向けに再話した作品。神話的な登場人物や物語をやさしい語りと挿絵で伝え、若い読者にウェールズの伝承文化を紹介する。
児童書のイラストレーター。挿絵で作品に貢献している。
宇宙旅行を題材にした冒険小説。若い主人公が未知の領域に踏み出し、友情や勇気、自己発見を通じて成長する若者向けのSF物語。
ウェールズ語の作家。若者向けの冒険的作品で知られる。
現代の南ウェールズを舞台に、性格や背景の異なる二人の少女の交流と成長を描く物語。友情やアイデンティティ、地域社会との関わりを丁寧に描写する。
世界中の物語を集めた児童向け短編集。多様な文化の民話や物語を通じて想像力と他文化理解を促す構成で、若い読者に幅広い物語体験を提供する。
ウェールズ語の作家。児童文学で複数回の受賞歴がある。
第一次世界大戦のクリスマス休戦を背景に、サッカーを通じて友情や人間性を描く歴史青春小説。戦争の影響と地域の記憶が物語の核となる。
ウェールズ語の作家で複数回Tir na n-Og賞を受賞している。歴史や地域に根ざした物語を多く手がける。
現代ウェールズを舞台にした家庭的な短編集。二人の幼い子どもを中心に、家族や日常の出来事、食べ物や習慣を織り交ぜた温かい物語が並ぶ。
1913年、セングェンィズ(Senghenydd)で起きた鉱山事故の時代を背景にした歴史小説。労働者とその家族の生活、コミュニティの結びつきと喪失を描く。
ウェールズ語の作家で複数回Tir na n-Og賞を受賞している。歴史小説を得意とする。
詩人ヘッド・ウィン(Hedd Wyn)の家族をめぐる歴史小説。戦争と喪失、記憶のテーマを通じて家族の物語を深く掘り下げる作品。
『マビノギオン』の物語を現代の語りで再話した短編集。ケルト神話の英雄譚や森の伝承を、生々しい描写と躍動する語り口で若い読者に伝え、挿絵が作品世界を彩る。
カムブラン出身の語り手・作家。マビノギオンの再話などケルト神話の語りで知られる。
庭の自然や生き物を子ども向けに紹介する図鑑的な作品。庭で観察できる生態や季節の移り変わり、自然と共に暮らすためのヒントを分かりやすく伝える。
自然や野生生物に関する著作に携わる人物。児童向けの自然紹介書で受賞。
庭の自然や生き物を子ども向けに紹介する図鑑的な作品。庭で観察できる生態や季節の移り変わり、自然と共に暮らすためのヒントを分かりやすく伝える。
オリンピックとウェールズの関わりに焦点を当てた一冊。歴史や逸話を通じてスポーツと国民意識、誇りを紹介する教育的な内容。
ウェールズ語の作家で、児童書・ヤングアダルトを多数執筆し、複数回Tir na n-Og賞を受賞している。
マーリンや魔法の生き物を紹介する児童向けの書。伝説の生物を豊かなイラストとともに紹介し、ファンタジーの世界を描き出す。
児童書の作家・イラストレーター。伝説や神話を題材にした作品で知られる。
森を舞台にした伝承や民話を現代語で再話する短編集。暗く幻想的な雰囲気を持ち、伝承の持つ恐怖と教訓を若い読者にも伝える。
ケルトの伝承や民話の再話で知られる作家。語りの技術を活かした児童向けの再話集が評価されている。
賞や競争を巡る児童小説。成功や認められることの価値を問いつつ、主人公たちが友情や誠実さ、自己の成長を学んでいく日常的な物語。
ウェールズの児童文学作家。海や地域文化を題材にした多数の作品を残す。
魔法的な要素や伝承を織り込んだウェールズ語の児童ファンタジー。家族の絆や勇気、自己発見が主題となる作品。
ウェールズ語の児童文学作家(詳細不明)。
古城や城砦を舞台にした冒険譚。複数の著者による共同制作で、歴史や伝承を背景に子どもたちの冒険と協力が描かれる作品。
共著者の一人。詳細な経歴は不明。
古城や城砦を舞台にした冒険譚。複数の著者による共同制作で、歴史や伝承を背景に子どもたちの冒険と協力が描かれる作品。
共著者の一人。詳細は不明。
古城や城砦を舞台にした冒険譚。複数の著者による共同制作で、歴史や伝承を背景に子どもたちの冒険と協力が描かれる作品。
共著者の一人。詳細は不明。
自然や歴史的遺物(ブルーストーン)を巡る児童向け小説。風景や物質に宿る記憶が物語を動かし、登場人物たちの発見と絆が丁寧に描かれる。
児童向け作品を執筆する作家(詳細は不明)。
海や異国の情景を背景にした冒険・発見の物語。異文化や遠方の風景が登場人物の成長や視野の拡大に関わる児童向け作品。
ウェールズ語の児童文学作家。地域の伝承や冒険を主題にした著作がある。
冬や石を象徴的に用い、厳しい自然の中での試練と成長を描くウェールズ語の児童文学。風土と人物描写を通じて伝承や記憶が表現される。
ウェールズ語で執筆する児童文学作家。地域文化や風土を活かした作品で評価される。
ミステリーと冒険を織り交ぜた児童向け作品。見えない手がかりや象徴的な盲目を通じて主人公が真相に迫り、成長する過程を描く。
児童文学作家。冒険やミステリーの要素を含む作品を発表している。
勇敢さを主題とするウェールズ語の児童物語。主人公の試練とそれを支える共同体の描写を通して、責任感や友情が浮かび上がる。
ウェールズ語で執筆する児童文学作家。地域の伝承や人間関係を題材にした作品がある。
海や船をテーマにしたウェールズ語の児童小説。航海や発見の冒険を通じて主人公が成長し、帰属や家族の絆が描かれる作品。
ウェールズの児童文学作家。海や自然を題材にした作品を含め、多くの児童書を執筆した。
時間の循環や過去と現在の交錯をテーマにした児童向けの物語。歴史と個人の体験が交わる中で主人公が自己や時代を理解していく過程を描く。
児童向け作品を手がける作家(詳細不明)。
ある年を通して起きた出来事や人々の変化を描くウェールズ語の作品。郷土性や記憶を通じて成長や共同体の関係を描出する。
ウェールズ語で作品を執筆する児童文学作家(詳細不明)。
『The Dark Is Rising』シリーズの完結編にあたり、若者たちが結集して古代の力と対峙し、運命と犠牲、友情を巡る叙事的な戦いが描かれる児童ファンタジーの一作。
イギリスの児童文学作家。ファンタジー作品で知られ、『The Dark Is Rising』シリーズの作者。
ウェールズ語の児童書。主人公ミリアムの成長と家族関係を中心に、静かな日常と内面の変化を丁寧に描く作品。
ウェールズ語で書かれた児童文学作品を手がける著者(詳細不明)。
ウェールズの田舎を舞台に、家族と過去の結びつきが描かれる物語。時間や記憶の重なりを通じて主人公が成長し、文化的な遺産に向き合う。
児童文学作家。ウェールズを舞台にした作品で知られ、家族と伝承を織り交ぜた物語を執筆する。
宝探しの冒険を通じて友情や地域の歴史が描かれるウェールズ語児童文学。地元の伝説が物語の軸となり、若い登場人物たちの勇気と成長を描く。
ウェールズ語の児童文学作家。地域の伝承や冒険を題材にした作品を執筆する。
若い主人公がウェールズの田園や古代の力に触れ、闇の勢力と対峙するファンタジー。民間伝承や自然描写を織り交ぜ、成長と勇気を主題にした児童文学で、シリーズの重要な一冊。
イギリスの児童文学作家。ファンタジー作品で知られ、『The Dark Is Rising』シリーズの作者として評価される。
共有地(コモン)を舞台にしたウェールズ語の児童小説。火や地域の伝承をモチーフに、子どもたちの連帯や困難を乗り越える成長を描く。
ウェールズ語で活動する児童文学作家。地域の伝承や歴史を題材にした作品で知られる。