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第4回(1993年) 受賞受賞作: The Heather Blazing
コルム・トー빈
コルム・トービーン
Colm Toibin
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- エニスコーシー、ウェックスフォード県、アイルランド
- 国籍
- アイルランド
- 言語
- 英語
- 宗教
- カトリック
- 居住地歴
- エニスコーシー(出生地) → バルセロナ(滞在) → ダブリン(居住・執筆) → ロサンゼルス(Highland Park、共同生活) → ニューヨーク(コロンビア大学勤務)
経歴
- 職業
- 小説家, 短編作家, 随筆家, ジャーナリスト, 文芸評論家, 劇作家, 詩人, 大学教授
- 活動期間
- 1975年〜
- 所属
- Aosdána, ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア(フェロー), コロンビア大学(人文学教授), マンチェスター大学(創作講座教授・旧任), リヴァプール大学(学長、2017–2022)
- 所属団体
- Aosdána, ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア(フェロー)
- 影響を受けた人物
- ヘンリー・ジェイムズ, トーマス・マン, ジョーン・ディディオン, ノーマン・メイラー, ルイーズ・グリュック, アーネスト・ヘミングウェイ
- 影響を与えた人物
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン(UCD) | 人文(History and English) | 歴史・英文学科 | BA | 1972–1975 | アイルランド |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1993 | アンコール賞 | The Heather Blazing | — | — | Winner |
| 1999 | ブッカー賞 (ショートリスト) | The Blackwater Lightship | — | — | Shortlisted |
| 2004 | ロサンゼルス・タイムズ ブック賞(フィクション) | The Master | — | — | Winner |
| 2006 | インターナショナル・ダブリン文学賞 | The Master | — | — | Winner |
| 2011 | アイリッシュ PEN 賞 | — | — | Irish PEN | Winner |
| 2015 | ホースソーンデン賞 | Nora Webster | — | — | Winner |
| 2021 | デイヴィッド・コーエン賞(生涯業績) | — | — | — | Winner |
| 2022 | フォリオ賞 | The Magician | — | — | Winner |
| 2009 | コスタ小説賞 | Brooklyn | — | — | Winner |
| 2009 | ブッカー賞(ロングリスト) | Brooklyn | — | — | Longlisted |
受賞・候補エディション
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第25回(2004年) 受賞受賞作: The Master
2004年のLA Times Book Prize Fiction 部門受賞作。Colm Tóibín の The Master は、ヘンリー・ジェイムズの人生を素材にした小説。
ヘンリー・ジェイムズの私生活と創作の距離感を小説化する。
ヘンリー・ジェイムズ伝記小説文学史自意識
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第17回(2005年) 受賞受賞作: The Master
ヘンリー・ジェイムズの晩年を描いた長編で、文学者の内面と欲望の抑圧を静かに掘り下げる。歴史小説でありながら、親密さに届かない人間の孤独が中心にある。
ヘンリー・ジェイムズの沈黙と欲望を描く小説。
368ページ歴史小説作家小説孤独欲望 -
第24回(2012年) 受賞受賞作: The Empty Family
アイルランドやスペインを舞台に、帰郷、喪失、欲望を静かな筆致でたどる短編集。人が過去に戻ろうとするときに残る痛みや、言葉にしきれない孤独を描く。
帰郷と喪失が静かに響き合う短編集。
275ページ短編集ゲイフィクション帰郷喪失欲望
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第32回(2005年) 受賞受賞作: The Master
ヘンリー・ジェームズの人生と創作を題材にした伝記的小説。作家の孤独や欲望、社会との関係が緻密に描かれ、文学と個人史の交差を通じて創作の深層に迫る作品。
文学伝記作家同性愛
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第11回(2006年) 受賞受賞作: The Master
ヘンリー・ジェイムズの晩年を題材にした長編。創作と孤独、愛と喪失に向き合う作家の内面を丁寧に掘り下げ、記憶とアイデンティティの問題を静謐な筆致で描く作品。
ヘンリー・ジェイムズの晩年を題材にした長編。
352ページ伝記文学孤独創作記憶アイデンティティ
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第39回(2009年) 受賞受賞作: Brooklyn
『Brooklyn』は1950年代にアイルランドからニューヨークへ渡った若い女性の物語で、郷愁と愛、帰属の問題を繊細に描く。異国での生活と故郷との葛藤、個人の選択が丁寧に描写される感動的な長篇である。
移民郷愁恋愛成長
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第75回(2015年) 受賞受賞作: Nora Webster
『Nora Webster』は、夫の死後に自らの生活とアイデンティティを再構築しようとする主人公ノラの心の軌跡を描く小説。1960年代のアイルランド社会を背景に、喪失、日常の再建、女性の自立が繊細に描かれる作品である。
喪失家族女性の自立アイルランド社会
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第17回(2019年) 生涯功労賞受賞作: Lifetime Achievement Award
作品
代表作
ザ・サウス
1990年 小説初期の長編小説。バルセロナを舞台にした要素を含む。
ヒーザー・ブレイジング
1992年 小説ウェックスフォードを舞台に父の死や家族の歴史を描く作品。
夜の物語
1996年 小説国外で暮らす主人公が同性愛のアイデンティティや政治的動揺に直面する物語。
ザ・ブラックウォーター・ライトシップ
1999年 小説家族の関係と病の問題を扱ったウェックスフォードに根ざした小説。
ザ・マスター
2004年 歴史的フィクション / 伝記的小説ヘンリー・ジェイムズの内面生活を虚構化した小説。作家の創作過程と孤独を描く。
ブルックリン
2009年 小説エイリス・レイシーという移民女性を主人公に、故郷と新天地の間で揺れる物語。
- [映画] ブルックリン(映画) / John Crowley (2015)
メアリーの遺言
2012年 短編小説 / 劇的独白伝統的な物語を新たな視点から見つめ直す短編風作品。
ノーラ・ウェブスター
2014年 小説夫を失った母親の喪と再生を描く作品。
ザ・マジシャン
2021年 伝記的小説トーマス・マンの生涯を基にした虚構伝記。作家と時代の関係を探る。
ロング・アイランド
2024年 小説『ブルックリン』の続編。エイリスが故郷エニスコーシーに戻る物語。
全著作
- The South (1990)
- The Heather Blazing (1992)
- The Story of the Night (1996)
- The Blackwater Lightship (1999)
- The Master (2004)
- Brooklyn (2009)
- The Testament of Mary (2012)
- Nora Webster (2014)
- House of Names (2017)
- The Magician (2021)
- Long Island (2024)
翻案
- ブルックリン(映画、2015)
作風・主題
- 文体
- 抑制的で精緻な文体経済的な描写と会話の間にある含意を重視する説明よりも間(あいだ)を残す作風
- 頻出モチーフ
- 沈黙家族喪失同性愛とアイデンティティ異郷/移民
健康
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精巣がん(転移あり)2019–肺・肝臓・リンパ節への転移を伴い治療を継続中。生活や執筆活動に影響を与えたが公的には活動を継続している。
評価・遺産
アイルランド現代文学を代表する作家の一人。家族、宗教、移住、同性愛を繊細に描く作風で国際的評価を受け、多数の賞を受賞・ノミネートされている。『ブルックリン』の映画化など大衆文化にも影響を与えている。
関連学会
- Aosdána
- ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア
資料所蔵先
- アイルランド国立図書館(筆記ノート類所蔵)
大衆文化への影響
- 『ブルックリン』の映画化(2015)
引用
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小説を終えることはほとんど子供を寝かしつけるようなものだ ― 突然に終わらせることなどできない。
出典: インタビュー(出典: Guardian 等の作家論) (2017年)
豆知識
- 幼少期に読み書きが遅く、9歳頃まで読み始められなかったと語る。
- 若い頃に吃音(どもり)を発症し、生涯にわたり影響があったとされる。
- 『ブルックリン』の映画化(2015)で一般的知名度が向上した。
- バルセロナに滞在した経験が初期作品に反映されている。
- 出版レーベル Tuskar Rock Press を設立している。