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第20回(1999年) 受賞受賞作: The Farming of Bones
ドミニカ共和国のトラウマ的歴史(1937年の虐殺など)を題材にした歴史小説。記憶と暴力、愛と喪失を描く。
312ページ歴史小説記憶暴力
エドウィッジ・ダンティカ
エドウィッジ・ダンティカ
Edwidge Danticat
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1969-01-19 (ハイチ、ポルトープランス)
- 国籍
- ハイチ系アメリカ人
- 言語
- 英語, ハイチ・クレオール語, フランス語
- 居住地歴
- ハイチ(ポルトープランス) → アメリカ合衆国(ニューヨーク市、ブルックリン) → アメリカ合衆国(在住)
経歴
- 職業
- 作家, 小説家, 短編作家, 随筆家
- 活動期間
- 1994年〜
- 所属
- コロンビア大学(アフリカ系アメリカ人・アフリカ系ディアスポラ研究)
- 影響を受けた人物
- アルベール・カミュ(言及・影響)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| バーnard・カレッジ(Barnard College) | 文学部 | フランス文学 | BA | 1986–1990 | アメリカ合衆国 |
| ブラウン大学(Brown University) | 大学院(創作学) | クリエイティブ・ライティング | MFA | 1991–1993 | アメリカ合衆国 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2009 | マッカーサー・フェロー(Genius Grant) | — | — | マッカーサー財団 | 受賞 |
| 2020 | The Story Prize | Everything Inside | — | The Story Prize | 受賞 |
| 2017 | ニュースタット国際文学賞 | — | — | Neustadt賞(Neustadt Prize) | 受賞 |
| 2005 | アニスフィールド=ウルフ賞 | The Dew Breaker | — | Anisfield-Wolf | 受賞 |
| 2005 | ストーリー賞 | The Dew Breaker | — | The Story Prize | 受賞 |
| 2007 | ナショナル・ブック・クリティクス・サークル賞(ノンフィクション) | Brother, I'm Dying | — | National Book Critics Circle | 受賞 |
| 2008 | デイトン文学平和賞 | Brother, I'm Dying | — | Dayton Literary Peace Prize | 受賞 |
| 1999 | アメリカン・ブック賞 | The Farming of Bones | — | Before Columbus Foundation | 受賞 |
| 1994 | プッシュカート賞 | Between the Pool and the Gardenias(短編) | — | Pushcart Press | 受賞 |
| 1995 | ナショナル・ブック賞(フィクション) | Krik? Krak! | — | National Book Foundation | 最終候補 |
| 2020 | ヴィルチェック賞(文学) | — | — | Vilcek Foundation | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第0回(1999年) 受賞
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第93回(2004年 第2回開催) フェローシップ
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第160回(2004年 第6回開催) フェローシップ
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第1回(2004年) 受賞受賞作: The Dew Breaker
ハイチ出身の人物たちの視点から語られる互いに絡み合う短編群。ある男が過去に加害者であったという秘密が家族や共同体の記憶を揺るがし、暴力と愛、移民としての孤独や文化的断絶、贖罪と再生が静かに問い直される。言葉を抑えた語り口でトラウマの継承と個人の変容を丁寧に描き、読後に長く残る余韻を与える作品集。
移民トラウマ家族記憶暴力 -
第16回(2019年) 受賞受賞作: Everything Inside
家族や移民の経験、トラウマと癒しを描く短編集。豊かな文化背景と繊細な人物描写で、深い共感と余韻を残す物語が連なる。
移民家族トラウマ文化的アイデンティティ
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第70回(2005年) 受賞受賞作: The Dew Breaker
ハイチ系アメリカ人作家が、暴力と喪失を抱える人々の姿を描く短編集。短い物語の連作として、人間関係の断裂と回復を照らす。
暴力と喪失を見つめる短編集。
短編集ハイチ暴力喪失
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第3回(2008年) 受賞受賞作: Brother, I'm Dying
著者自身の家族史を通して、ハイチからアメリカへ移民した家族の経験、別れや喪失、国籍とアイデンティティの問題を描く回想録。
移民家族史アイデンティティハイチ政治
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第24回(2014年) 受賞
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第25回(2018年) 受賞受賞作: 業績全体
二〇一八年のノイシュタット国際文学賞は、エドウィージ・ダンティカの作品全体に授与された。ハイチの歴史、移民とディアスポラ、家族の記憶、政治的暴力の影を、小説・短編・随筆・児童文学にわたって描いてきた業績が評価された。
ハイチと移民の記憶を世界文学の声へとひらいた作家への作品全体の表彰。
作品全体ハイチ移民家族の記憶政治的暴力
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第51回(2019年) 受賞受賞作: Breath, Eyes, Memory
母国ハイチとアメリカを舞台に、母娘関係と性的トラウマ、移民としての記憶と自己再構築を描く作品。私的な痛みと文化的背景を重層的に織り込み、個人史を通じた社会的な問いを提示する。
移民家族記憶とトラウマフェミニズムハイチの歴史
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第47回(2023年) 受賞受賞作: 短編小説・物語(通算業績)
本賞はダンティカの短編と長編にわたる業績を称える。ハイチ出身の作家として、ディアスポラや移民、家族の絆と国家の記憶を繊細かつ力強く描き、個人の声を通して政治的・歴史的課題に光を当てる。
ディアスポラ移民経験家族と記憶政治と歴史
作品
代表作
Breath, Eyes, Memory
1994年 小説(移民文学、女性文学)ハイチからニューヨークへ移住した少女の成長と母娘関係、身体と記憶に刻まれたトラウマを描く小説。
Krik? Krak!
1995年 短編小説集ハイチの女性たちの生活と苦難を描いた短編集。ディアスポラや個人の声を織り込む作品群。
The Farming of Bones
1998年 歴史小説1937年のハイチとドミニカ共和国の虐殺を背景に、記憶と生存をめぐる物語を描く。
The Dew Breaker
2004年 短編連作(連作短編集)ハイチとニューヨークに生きる人物たちの物語が交錯し、暴力の過去とその影響を浮かび上がらせる連作短編集。
Brother, I'm Dying
2007年 回想録・ノンフィクション家族の歴史とハイチからアメリカへ移住した経験を通じて、喪失と責任、国家と個人の関係を考察した回想録。
Claire of the Sea Light
2013年 小説ハイチの小さな町を舞台に、消えた少女とその町の人々の物語を通して共同体の記憶と傷を描く。
Everything Inside
2019年 短編小説集関係性、喪失、赦しを扱った短編を集めた作品集。
全著作
- Breath, Eyes, Memory (1994)
- Krik? Krak! (1995)
- The Farming of Bones (1998)
- After the Dance: A Walk Through Carnival in Jacmel, Haiti (2002)
- The Dew Breaker (2004)
- Brother, I'm Dying (2007)
- Create Dangerously: The Immigrant Artist at Work (2010)
- Claire of the Sea Light (2013)
- Everything Inside (2019)
- We're Alone (2024)
翻案
- Poto Mitan(ドキュメンタリー、2009)
- Girl Rising(ハイチ章のナレーション、2013)
作家による翻訳
- Jacques Stephen Alexis『L'Espace d'un cillement』の英訳(In the Flicker of an Eyelid、共訳、2002)
作風・主題
- 文体
- 叙情的で記憶に根ざした文体個人的経験と歴史を織り交ぜる叙述物語的で叙述的な短編の技巧
- 頻出モチーフ
- 母娘関係移民とディアスポラ記憶とトラウマ国家と個人の関係
評価・遺産
ダンティカはハイチ系アメリカ文学の重要な声の一つとして評価されており、移民経験、家族、記憶を主題とした作品群は国際的な評価と多くの文学賞を受けている。学術・公共の場でもハイチの歴史やディアスポラ問題に光を当て続けている。
引用
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私は声を得た。私の沈黙は完全に、無期限に破られた。
出典: エッセイ(Starting With I の序文) (1997年)
豆知識
- 9歳で執筆を始めた。
- 1994年に初の長編小説を刊行し、その後Oprah's Book Clubに選出された。
- 2009年にマッカーサー・フェローシップ(Genius Grant)を受賞。
- 2002年にFedo Boyerと結婚し、二人の娘(MiraとLeila)がいる。