世界・海外・国外の文学賞

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楊謹倫

ジーン・ルーエン・ヤン

Gene Luen Yang

プロフィール

性別
男性
生誕
1973-08-09 (フリーモント(カリフォルニア州)、アメリカ合衆国)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
カトリック
居住地歴
サンフランシスコ・ベイエリア(育成) → オークランド(カリフォルニア州、勤務)

経歴

職業
漫画家, 作家, 教員, コンピュータ科学教師
活動期間
1995年〜2025年
所属
ビショップ・オドウド高校(元教員、情報サービス部長), ハムライン大学(客員教員・MFACプログラム), Comic Book Legal Defense Fund(理事)
所属団体
Comic Book Legal Defense Fund(理事)
影響を受けた人物
ウォルト・ディズニー(初期のアニメーションへの憧れ), 『西遊記』の孫悟空(中国の古典)
ノミネート
ナショナル・ブック賞(ヤングピープルズ・リテラチャー)ファイナリスト(2006), ナショナル・ブック賞ファイナリスト(2013)

学歴

カリフォルニア大学バークレー校
コンピュータサイエンス(副専攻: クリエイティブライティング)
学位: B.S.
期間: 1991–1995
卒業年: 1995
国: アメリカ合衆国
当初は美術志望だったが、実務的な専攻としてコンピュータサイエンスを専攻した。

受賞歴

マッカーサー・フェローシップ
2016
主催: マッカーサー財団
結果: 受賞
マイケル・L・プリンツ賞
2007
対象作品: アメリカン・ボーン・チャイニーズ
部門: Young Adult Literature
主催: アメリカ図書館協会(YALSA)
結果: 受賞
アイズナー賞(Best New Graphic Album)
2007
対象作品: アメリカン・ボーン・チャイニーズ
部門: Best New Graphic Album
主催: ウィル・アイズナー・コミック業界賞
結果: 受賞
アイズナー賞(Best Short Story)
2009
対象作品: The Eternal Smile(共同作)
部門: Best Short Story
主催: ウィル・アイズナー・コミック業界賞
結果: 受賞
ハーヴィー賞(Book of the Year)
2020
対象作品: Dragon Hoops
部門: Book of the Year
主催: ハーヴィー賞運営団体
結果: 受賞
NSK ノイシュタット賞(児童文学・ヤングアダルト部門)
2023
部門: Children's and Young Adult Literature
主催: Neustadt Prizes
結果: 受賞
ジョン・スタインベック賞
2024
主催: ジョン・スタインベック賞委員会
結果: 受賞
アイズナー賞(複数部門)
2021
対象作品: Superman Smashes the Klan / Dragon Hoops
部門: Best Publication for Kids; Best Adaptation; Best Publication for Teens
主催: ウィル・アイズナー・コミック業界賞
結果: 受賞(複数)
アイズナー賞(2025)
2025
対象作品: Lunar New Year Love Story
部門: Best Publication for Teens; Best Graphic Album; Best Writer
主催: ウィル・アイズナー・コミック業界賞
結果: 受賞(複数)
ロサンゼルス・タイムズ書籍賞(Young Adult Literature)
2013
対象作品: Boxers & Saints
部門: Young Adult Literature
主催: ロサンゼルス・タイムズ
結果: 受賞
サザン・ミス・メダリオン
2023
主催: ミシシッピ大学関連(Southern Miss)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: American Born Chinese

    アジア系アメリカ人のアイデンティティを巡るグラフィックノベル。ユーモアと寓話を通じてステレオタイプと自己受容を描き、幅広い読者に共感を与えた作品。

    アイデンティティ若者グラフィックノベル文化
  1. 受賞作: American Born Chinese

    ジン・ワン、モンキー・キング、そしてチンキーという三つの物語が交差し、アジア系アメリカ人として生きることの違和感と自己像の揺れを描く。神話と学園ドラマを組み合わせながら、アイデンティティの形成を問い直すグラフィックノベル。

    神話と学園生活が交差し、自分の居場所を探す物語。

    233ページ
    アイデンティティ家族文化的疎外神話グラフィックノベル
  1. 受賞作: Boxers and Saints

    Boxers と Saints をまとめた、Boxer Rebellion を描く二部構成のグラフィック・ノベル。

    同じ歴史を、異なる立場から二つの物語で照らし返す。

    Boxer Rebelliongraphic novelhistoryfaith
  1. 受賞作: American Born Chinese(アメリカン・ボーン・チャイニーズ)

    三つの交差する物語で、中国系アメリカ人の少年の成長と自己受容を描くグラフィックノベル。伝説的要素と現実の問題を織り交ぜ、移民としての葛藤や人種的ステレオタイプ、文化的アイデンティティの模索を力強く描出する作品。

    アイデンティティ移民と文化人種とステレオタイプ成長物語

作品

代表作

アメリカン・ボーン・チャイニーズ

2006年 グラフィックノベル 160ページ

中国系アメリカ人の少年が文化的アイデンティティと向き合う物語。孫悟空の要素を取り入れつつ、人種やステレオタイプに関する問題を扱う。

アイデンティティ移民経験人種と偏見
映像化・舞台化
  • [テレビシリーズ] アメリカン・ボーン・チャイニーズ(ドラマ化) (2023)
翻訳
  • アメリカン・ボーン・チャイニーズ

ボクサー&セインツ(Boxers & Saints)

2013年 歴史的グラフィックノベル 368ページ

義和団の乱を背景にした2作からなる連作。ボクサー側とクリスチャン側それぞれの視点で中国近代史の混乱と信仰、アイデンティティを描く。

信仰文化衝突歴史と記憶

スーパーマンがクランを打ち砕く(Superman Smashes the Klan)

2019年 児童・YA向けグラフィックノベル 176ページ

1940年代の有名なラジオ話『Clan of the Fiery Cross』を下敷きにした物語。アジア系アメリカ人の家族がクー・クラックス・クランの脅威に直面する。

人種差別への抵抗家族ヒーロー像

ドラゴン・フープス

2020年 ノンフィクション/グラフィックノベル 224ページ

高校バスケットボールチームのシーズンを追い、自身の教え子やバスケットボールを通して人生とチームの物語を綴るノンフィクション作品。

スポーツコミュニティ成長

ルナー・ニューイヤー・ラブ・ストーリー

2024年 児童向けグラフィック作品 40ページ

旧正月を背景にした短編。家族や伝統、愛をテーマにした絵本的なグラフィック作品。

家族伝統祝祭

全著作

  • The Rosary Comic Book(2003)
  • Animal Crackers(2004)
  • American Born Chinese(2006)
  • The Eternal Smile(2009)
  • Prime Baby(2010)
  • Level Up(2011)
  • Avatar: The Last Airbender(2012–2017)
  • Boxers & Saints(2013)
  • The Shadow Hero(2014)
  • Secret Coders(2015–)
  • New Super-Man(2016–2018)
  • Superman Smashes the Klan(2019–2020)
  • Dragon Hoops(2020)
  • Shang-Chi シリーズ(2020–2023)
  • Lunar New Year Love Story(2024)

翻案

  • アメリカン・ボーン・チャイニーズ(TVドラマ化、Disney+)

作品の翻訳

  • アメリカン・ボーン・チャイニーズ(日本語訳)
  • ボクサー&セインツ(日本語版)

作風・主題

文体
グラフィックノベル形式ユーモアと神話の融合教育的・対話的な語り口
頻出モチーフ
アイデンティティの探求移民と文化の衝突信仰と道徳

評価・遺産

ヤンはグラフィックノベルを若年層教育や文学の重要な表現手段として普及させた重要な作家であり、アジア系アメリカ人の声を広く届けた。受賞歴や公共的な活動を通じてコミックの学術的・教育的価値を高めた。

記念館・博物館

  • Bay Area Walls サンフランシスコ、カリフォルニア州 2024年開館

関連学会

  • アメリカ図書館協会(YALSA関連活動)

資料所蔵先

  • アメリカ議会図書館(所蔵記録)

大衆文化への影響

  • Disney+による『アメリカン・ボーン・チャイニーズ』の映像化・普及
  • DC/Marvel作品への執筆によるスーパーヒーロー作品への貢献

引用

  • コミックは教室で強力な教育ツールになり得る。視覚的で、動機付けが高く、学習を助ける。
    出典: TEDトーク(Comics Belong in the Classroom) (2016年)

豆知識

  • 『American Born Chinese』はグラフィックノベルとして初めてナショナル・ブック賞の候補となった作品の一つ。
  • 1998–2015年までビショップ・オドウド高校で教員として勤務した(合計17年)。
  • 2016年にマッカーサー・フェロー(Genius Grant)を受賞。