世界・海外・国外の文学賞

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ローリー・ヘイルズ・アンダーソン

ローリー・ヘイルズ・アンダーソン

Rōrī Herusu Andāson

プロフィール

性別
女性
生誕
1961-10-23 (ニューヨーク州ポツダム)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
ニューヨーク州ポツダム(出生) → デンマーク(交換留学) → ニューヨーク州メキシコ(Mexico, NY) → フェイエットビル=マンリュース地域(学生時代)

経歴

職業
作家, ジャーナリスト
活動期間
1996年〜

学歴

フェイエットビル=マンリュース高校
国: アメリカ合衆国
高校在学中に交換留学でデンマークの農場に13か月滞在

受賞歴

マーガレット・A・エドワーズ賞
2009
対象作品: 『Speak』『Fever 1793』『Catalyst』など若年層向けの業績
主催: アメリカ図書館協会(YALSA)
結果: 受賞
アストリッド・リンドグレーン記念賞
2023
対象作品: 児童・ヤングアダルト文学への貢献
主催: アストリッド・リンドグレーン基金
結果: 受賞
アン・V・ザロウ賞(若い読者の文学)
2017
対象作品: 功労賞(キャリア受賞)
主催: タルサ市郡図書館
結果: 受賞
スコット・オデール歴史フィクション賞
2009
対象作品: 『Chains』
主催: Scott O'Dell Award 委員会
結果: 受賞
ゴールデン・カイト賞
2000
対象作品: 『Speak』
主催: 国際児童図書賞関連団体
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Speak

    夏のパーティーを通報したことで孤立したメリーンダは、ほとんど言葉を失いながらも、図工の授業で少しずつ自分の経験を見つめ直す。沈黙と回復の過程を、鋭い一人称で追う。

    言葉を失った少女は、描くことでようやく真実に近づいていく。

    197ページ
    トラウマ沈黙回復高校生活自己表現
  1. 受賞作: 児童・若年読者向け文学への功績

    本賞は1991年に創設され、児童およびヤングアダルト向け文学の分野に重要な貢献をした著者に贈られる。受賞は特定の単一作品ではなく、受賞者の業績全体に対して行われる。

  1. 『スピーク』は、高校生活の入口で孤立した少女が、性暴力の記憶と言葉を失った沈黙のなかで、自分の経験と向き合っていく YA 小説。鋭い心理描写と抑制のきいた語りが、トラウマ、孤独、回復の過程を強く印象づける。

    沈黙を破るまでの長い時間を、ひとりの少女の視点で丁寧にたどる。痛みの記憶を抱えながら、自分の声を取り戻していく物語。

    284ページ
    ヤングアダルト思春期性暴力孤立と沈黙回復

作品

代表作

スピーク

1999年 ヤングアダルトフィクション(現代写実)

セラピー的な語りで、13歳の少女が性的暴行の後に声を失い、自分の経験と向き合う姿を描く作品。若者のトラウマと回復を扱う代表作。

トラウマ声を取り戻すこと思春期の成長
映像化・舞台化
  • [映画] Speak (2004)
  • [グラフィックノベル] Speak: The Graphic Novel (2018)
翻訳
  • 翻訳多数(日本語版含む)

フィーバー1793

2000年 歴史小説(児童・YA)

1793年のフィラデルフィアでの黄熱病流行を舞台に、若い主人公が生き延び、成長する姿を描く歴史小説。

生存歴史の影響自己成長

Catalyst(カタリスト)

2002年 ヤングアダルトフィクション

『Speak』と同じ高校を舞台にした物語で、思春期の人間関係や進路の悩みを描く。

友情進路自己発見

Twisted(ツイステッド)

2007年 ヤングアダルトフィクション

高校生の葛藤や家庭問題、アイデンティティを描いた作品。批評的評価を受けた。

家族関係怒りと和解

ウィンターガールズ

2009年 ヤングアダルトフィクション

摂食障害に苦しむ少女たちを描いた、暗く繊細な心理描写が特徴の作品。

摂食障害喪失自己破壊と回復

Seeds of America 三部作(Chains / Forge / Ashes)

2008年 歴史小説(ヤングアダルト)

アメリカ独立戦争期を舞台にした三部作。奴隷制度、自由、個人の尊厳をテーマに描く。

奴隷制自由歴史と正義

Shout(シャウト)

2019年 回想録 / ノンフィクション

著者自身の体験を語る回想録。若年期に受けた性的暴行とその後の影響、声を取り戻す過程を綴る。

トラウマサバイバル告白と癒し

The Impossible Knife of Memory(記憶の不可能なナイフ)

2014年 ヤングアダルトフィクション

戦争体験を持つ父と暮らす少年の視点から、記憶と家族の関係を描く作品。

戦争外傷家族記憶

全著作

  • Ndito Runs(1996)
  • Turkey Pox(1996)
  • Speak(1999)
  • Fever 1793(2000)
  • Catalyst(2002)
  • Chains(2008)
  • Forge(2010)
  • Ashes(2016)
  • Wintergirls(2009)
  • Shout(2019)

翻案

  • 『Speak』映画化(2004)
  • 『Speak: The Graphic Novel』グラフィックノベル化(2018)

作品の翻訳

  • 『Speak』日本語版など多言語翻訳あり

作風・主題

文体
若者の視点に立った現実主義的な筆致簡潔かつ感情に訴える語り口
頻出モチーフ
声と沈黙トラウマと回復歴史と個人の関係

評価・遺産

若者向け文学において声なき者の声を描き続けた作家として高く評価される。現実的なテーマと繊細な心理描写で教育現場や図書館で広く読まれる作品群を残した。

資料所蔵先

  • アメリカ議会図書館(著者関連レコード)

大衆文化への影響

  • 『Speak』の映画化やグラフィックノベル化により若年読者層での認知が広がった

引用

  • 「暗く輝く写実性(a darkly radiant realism)」— アストリッド・リンドグレーン記念賞の動機文から
    出典: アストリッド・リンドグレーン記念賞(動機文) (2023年)

豆知識

  • 出生名は Laurie Beth Halse(ローリー・ベス・ホールス)
  • 高校在学中にデンマークの農場へ交換留学し13か月滞在した経験がある
  • 公式サイト: madwomanintheforest.com
  • 『Speak』は作者の13歳時の性的暴行体験に基づいていると公表している