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第6回(1992年) 受賞受賞作: Such a Long Journey
1970年代初頭のムンバイを舞台に家族の苦闘とインドの政治的混乱を描く長編。ユーモアと悲劇が共存する作品。
インド社会家族政治 -
第10回(1996年) 受賞受賞作: A Fine Balance
1970年代のインドを舞台に、異なる出自の人々が厳しい社会環境の中で連帯し生きる姿を描く長編。階級や抑圧、希望がテーマ。
インド社会階級連帯生存
ロヒントン・ミストリー
ロヒントン・ミストリー
Rohinton Mistry
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1952-00-00 (ボンベイ(現ムンバイ), インド)
- 国籍
- インド, カナダ
- 言語
- 英語
- 宗教
- パーシー(ゾロアスター教)
- 居住地歴
- ムンバイ(旧ボンベイ) → トロント(カナダ) → ブランプトン(オンタリオ州、カナダ)
経歴
- 職業
- 小説家, 短編作家
- 活動期間
- 1983年〜
- 所属団体
- 王立文芸協会(フェロー)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| セント・ザビア大学(ボンベイ) | — | 数学・経済学 | BA | — | インド |
| トロント大学 | ウッズワース・カレッジ | 英語・哲学 | BA | — | カナダ |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1983 | ハート・ハウス文芸コンテスト | 短編「One Sunday」 | — | ハート・ハウス(トロント大学) | winner |
| 1984 | ハート・ハウス文芸コンテスト | 短編「Auspicious Occasion」 | — | ハート・ハウス(トロント大学) | winner |
| 1985 | Annual Contributors' Prize | 寄稿作品 | — | Canadian Fiction Magazine | winner |
| 1991 | ガヴァナー・ジェネラル賞 | Such a Long Journey | — | カナダ総督府関連 | winner |
| 1991 | コモンウェルス作家賞(ベストブック) | Such a Long Journey | Best Book | コモンウェルス作家賞運営 | winner |
| 1991 | W.H. Smith / Books in Canada First Novel Award | Such a Long Journey | — | W.H. Smith / Books in Canada | winner |
| 1991 | トリリウム賞 | Such a Long Journey | — | オンタリオ州文学賞委員会 | shortlist |
| 1995 | ギラー賞 | A Fine Balance | — | Giller賞運営 | winner |
| 1995 | Los Angeles Times Book Prize(フィクション部門) | A Fine Balance | Fiction | ロサンゼルス・タイムズ | winner |
| 1996 | コモンウェルス作家賞 | A Fine Balance | — | コモンウェルス作家賞運営 | winner |
| 1996 | ブッカー賞 | A Fine Balance | — | ブッカー賞運営 | shortlist |
| 2002 | ブッカー賞 | Family Matters | — | ブッカー賞運営 | shortlist |
| 2002 | James Tait Black Memorial Prize | Family Matters | — | エディンバラ大学関連 | shortlist |
| 2004 | International Dublin Literary Award | Family Matters | — | ダブリン市 | shortlist |
| 2010 | Royal Society of Literature フェロー選出 | — | — | 王立文芸協会 | elected |
| 2012 | Neustadt International Prize for Literature | — | — | Neustadt 賞運営 | winner |
| 2016 | カナダ勲章(Member of the Order of Canada) | — | — | カナダ総督府 | appointed |
| — | Brampton Arts Walk of Fame | — | — | ブランプトン市 | inducted |
受賞・候補エディション
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第2回(1995年) 受賞受賞作: A Fine Balance
1970年代から1980年代のインドを背景に、出自の異なる四人が出会い、支え合いながら生き延びていく長編。国家の暴力と貧困のなかで、連帯がかろうじて希望になる。
貧困と暴力の中で、四人の連帯が希望になる。
603ページインド貧困連帯歴史小説
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第17回(1996年) 受賞受賞作: A Fine Balance
1975年のインド非常事態下を舞台に、四人の人生がゆっくり交差していく長編小説。圧倒的な現実の重さの中で、連帯と持続する尊厳が浮かび上がる。
長く重い物語の中で、損なわれない人間のしぶとさが残る。
603ページインド非常事態社会小説連帯
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第10回(2002年) 受賞受賞作: Family Matters
ムンバイの一家を舞台に、老人介護や家族間の軋轢、社会的圧力を通して個人と共同体の関係を描く長編。細やかな人物描写で家族の弱さと強さ、インド社会の複雑さを浮かび上がらせる。
家族介護都市生活社会階層インド社会 -
受賞作: Family Matters
ムンバイのパールシー一家を舞台に、老父の介護を巡る家族の確執と愛憎を丁寧に描く長編。日常の細部を通して宗教や階級、都市化が個々の人生に及ぼす影響を浮き彫りにする。
家族介護都市と社会宗教・共同体
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第22回(2012年) 受賞受賞作: 業績全体
近現代インドの社会的矛盾や個人の尊厳を丁寧に描く長篇群で知られる。政治的混乱、階級制度、宗教や共同体の葛藤を背景に人物の細やかな心理描写を積み重ね、人間的共感と社会的批評を融合させた物語を展開する。
社会問題移民とアイデンティティヒューマニズム
作品
代表作
Such a Long Journey
1991年 長編小説/現実主義・ポストコロニアルムンバイを舞台にした作品で、家族や政治的混乱、差別と腐敗が描かれる。主人公の生活を通じて1970年代後半のインド社会を描写する。
- [映画] Such a Long Journey(映画) / Sturla Gunnarsson (1998)
- ドイツ語版
- スウェーデン語版
- ノルウェー語版
- デンマーク語版
- 日本語版
A Fine Balance
1995年 長編小説/現実主義・ポストコロニアル1970年代のインドを背景に、異なる出自の人々が出会い、友情や悲劇を通じて社会の不平等と生きる困難を描く大河小説。
Family Matters
2002年 長編小説/現実主義高齢化する父とその家族をめぐる物語。老いとケア、家族の絆と葛藤を繊細に描く。
Tales from Firozsha Baag
1987年 短編集ムンバイの集合住宅を舞台にした11編の短編。パーシー共同体の日常や人間関係を温かく描く。
全著作
- Tales from Firozsha Baag (1987)
- Such a Long Journey (1991)
- A Fine Balance (1995)
- Family Matters (2002)
- The Scream (2006)
- Searching for Stevenson (1994)
翻案
- Such a Long Journey(映画、1998)
作品の翻訳
- Such a Long Journey(ドイツ語、スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語、日本語などに翻訳)
作風・主題
- 文体
- 細密な現実主義的描写登場人物の内面に寄り添う語り社会的・政治的事象を背景にした物語構成
- 頻出モチーフ
- 家族と絆貧困と生存差別と疎外日常の細部
評価・遺産
ロヒントン・ミストリーは、インド出身のカナダ人作家として国際的に高く評価され、家族・貧困・差別などを扱った力強い物語で知られる。代表作は広く翻訳され、学術的・一般的な関心を呼んでいる。
関連学会
- 王立文芸協会(フェロー)
資料所蔵先
- クララ・トーマス文書館(ヨーク大学)
大衆文化への影響
- 『A Fine Balance』がオプラのブッククラブ選書に選ばれた(2001年)
豆知識
- 1975年に妻フレニー・エラヴィアとともにカナダへ移住した。
- 兄は劇作家・作家のサイラス・ミストリーである。
- 『Such a Long Journey』は1998年に映画化された。
- 『A Fine Balance』はオプラのブッククラブで取り上げられた。
- 2002年に米国での書籍ツアーを中止した(空港でのセキュリティ対応によるとされる)。
- 文学資料はヨーク大学クララ・トーマス文書館に所蔵されている。