エクスクルーシブ・ブックス・ブーケ賞
えくすくるーしぶぶっくすぶーけしょう
南アフリカで1995年から2012年まで開催された、Exclusive Booksが主催する英語小説を対象としたブックプライズ。
- 創設年
- 1995
- 主催
- Exclusive Books
- カテゴリー
- 一般文芸・大衆小説
- 選考方式
- 選考
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 賞のステータス
- 終了
説明
The Exclusive Books Boeke Prize was a South African book prize sponsored by Exclusive Books and loosely modelled on the Booker Prize. Awarded from 1995 to 2012, it was given primarily to novels written in English. The award frequently recognised debut novels (12 of the first 19 winners were debuts). The books were judged by a panel of book critics (about 40 critics in 2008); several winners later had film adaptations.
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| ノミネーション | 公的なノミネーション手続きの詳細は明記なし(資料では省略) | — | — |
| 審査(パネル) | 書評家パネル(2008年時点で約40名の批評家が参加) | — | — |
| 最終選考および発表 | Exclusive Books(主催)および選考パネル | — | 公式サイトおよび報道で発表 |
選考基準
- 長編小説であること(小説ジャンル)
- 英語で執筆されていること(英語作品が対象)
- 文学的価値と物語性(総合的な評価)
- デビュー作も多く受賞している(新人作品が評価されることがある)
応募のヒント
推奨
- 英語で長編小説を書くこと(本賞は英語で書かれた小説が対象)
- 物語性と文学的完成度を高めること(登場人物描写・構成・文章表現に注意)
- デビュー作でも評価されることが多いので、新人作家も応募を検討する
- 出版社や書店との連携を検討する(主催がExclusive Booksのため流通・露出を重視)
注意
- 英語以外の言語の作品を提出する
- ジャンルが小説でない作品(純粋なノンフィクションや詩集など)を主対象とする
- 完成度が低い状態での提出や抜粋のみの提出
審査員から
- 英語での表現力と読み手を惹きつける語りを重視する
- 物語の独自性と文学的な深みを評価する傾向がある
- デビュー作でも強い作品であれば高く評価される
関連の賞
- Booker Prize
- Amstel Playwright of the Year Award
- M-Net Literary Awards
- Exclusive Books(主催書店チェーン)
- 南アフリカの文学賞(South African literary awards)
公式情報
https://web.archive.org/web/20110809182211/http://www.exclus1ves.co.za/article/The-Boeke-Prize:-Main-Article/過去の受賞者
退職したハロルド・フライは、旧友からの手紙をきっかけに徒歩で思いがけない巡礼の旅に出る。旅の途中で出会う人々や回想を通して過去と向き合い、赦しや再生、人生の意味を静かに描くロード小説。
イギリスの小説家。2012年刊行の『The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry』で広く注目され、人生の再評価や赦しを描く温かい作風で知られる。
結婚5周年の朝、妻エイミーが失踪し夫ニックが容疑者として疑われる。二人の視点で交互に語られる物語は、信頼できない語り手や偽装された真実、メディアの介入を通じて結婚の闇と操作を鋭く描く心理サスペンス。
アメリカの小説家・脚本家。鋭い心理描写とアンチヒーロー的な人物描写で知られ、『ゴーン・ガール』で国際的な成功を収め映画化もされた。ダークなサスペンスを得意とする。
限定された時間内の緊迫した状況を描くサスペンス。登場人物が暴力や陰謀に巻き込まれながら生き延びようとする過程で、南アフリカ社会の暗部や腐敗が浮き彫りになる。
南アフリカ出身の犯罪小説作家。社会派サスペンスを得意とし、国内外で人気がある。
幼少期の記憶や家族、友情を軸に少女の成長と人生の機微を描く。ユーモアと哀愁が混ざり合う語り口で、個人史が普遍的な感情に結びつく作品。
イギリス出身の作家。人生や喪失、成長を温かみのある筆致で描く作品で知られる。
第二次世界大戦期を背景に、郵便局長や報道に関わる複数の女性たちの視点を通して戦争の情報と個人の運命、道徳的選択を描く群像劇。
アメリカの作家。歴史や戦時下の個人の選択を題材にした群像的な作風を持つ。
主人公の男女の人生を毎年同じ一日(7月15日)に戻って描く構成で、時間の経過と選択が二人にもたらす変化を追う恋愛小説。ユーモアと切なさを併せ持つ作品。
イギリス出身の作家で脚本家。現代の恋愛と人生を鋭く描く作風で知られる。
1960年代ミシシッピ州を舞台に、白人女性と黒人メイドの視点で人種差別と連帯を描く群像劇。勇気ある証言がコミュニティに変化をもたらす過程を描写する。
アメリカ南部を舞台にした社会問題を扱う作家。デビュー作で広く注目を浴びた。
ジャーナリストと天才ハッカーのコンビが、失踪事件とその裏にある企業や家族の闇を暴いていく北欧発の犯罪ミステリー。社会的腐敗や性暴力を鋭く描く。
スウェーデン出身の調査報道記者・作家。社会的な不正や暴力を題材にした犯罪小説で国際的に評価された。
ナチス期ドイツを舞台に、語り手である「死」とともに本を盗む少女リーゼルの人生を描く。言葉と物語の力、人間性の光と影を繊細に描写する。
オーストラリア出身の作家。独特の語り口と詩的な表現で知られ、若年層から成人まで広く読まれる作品を発表している。
インドの下層出身の青年がクイズ番組で優勝する過程を、彼の人生経験に結び付けて構成した物語。貧困や運命、機知が絡む連作風の長編。
インド出身の作家で外交官。社会の現実を背景にした物語で知られ、『Q & A』は映画化され国際的注目を集めた。
遺伝的な「時間跳躍」をする男性ヘンリーと、彼の妻クレアの交錯する人生を描くラブストーリー。非線形の時間観で愛と喪失、記憶の重みを描写する。
アメリカ出身の作家兼アーティスト。視覚的要素を伴う作品作りを行い、長編小説で国際的に知られる。
1970年代のアフガニスタンを舞台に、少年アミールとその友ハッサンの絆と裏切り、成長と贖罪を描く。ソ連侵攻と亡命、成人後の帰還を通じて父子関係や罪悪感を掘り下げる物語。
「君のためなら千回でも」
アフガニスタン出身の作家。亡命後に執筆活動を始め、家族・記憶・贖罪を主題にした物語で国際的評価を得る。
自閉症スペクトラムの少年クリストファーの視点で語られる物語。近所の犬の死をきっかけに家族の秘密が明らかになり、主人公の自己発見と成長が描かれる。独特の語り口で読者の共感を呼ぶ。
イギリスの作家・脚本家。独特の視点とユーモアを交えた作風で知られ、児童文学的要素を取り入れた作品も手掛ける。
船の難破で少年とベンガルトラが救命ボートで漂流するという寓話的な設定を通じて、信仰、生存、物語の真実性を問う。冒険と哲学が混ざり合った独創的な物語。
カナダの作家。寓話的かつ哲学的な物語で国際的に知られ、『Life of Pi』で広く評価された。
1930年代のイングランドを背景に、少女の誤った告発が人々の人生に計り知れない影響を与える。罪と償い、物語の信頼性を巡るテーマを巧みに織り込み、視点と記述の重層性が光る作品。
イギリスを代表する小説家の一人。精緻な心理描写と道徳的ジレンマを扱う作品で国際的に評価されている。
主人公エディを中心に家族関係、暴力、赦しといったテーマを通じて成長とアイデンティティの模索を描く現代小説。地方社会に根ざした人間ドラマが展開される。
アメリカの作家。家族や社会を題材にした作品を手掛ける。
1960年代のコンゴを舞台に、宣教師一家の崩壊とその影響を描く長編。植民地主義、文化摩擦、信仰の問題を複数の視点で描写し、家族の選択と代償を深く掘り下げる。
アメリカの作家。自然や社会問題、政治的テーマを織り込みながら、家族と文化の衝突を描く力作で知られる。
若者と年上の女性との関係を中心に、戦後ドイツに残る罪と記憶の問題を扱う物語。個人的な愛情と社会的・法的な責任が交差し、人間の倫理と贖罪を問う。
ドイツの法学者であり小説家。戦後ドイツの記憶と責任をテーマにした作品で国際的に知られる。
南北戦争末期から戦後へと続くアメリカ南部を舞台に、戦場から帰還しようとする兵士と彼を待つ女性の物語を描く歴史小説。自然と人間の孤独、愛と喪失が詩的に綴られる。
アメリカ南部を舞台にした歴史小説で知られる作家。詩的な自然描写と人間の再生を描く手法が評価される。
著者自身の幼少期を綴った回想録。アイルランド・リムリックでの貧困、宗教的抑圧、家族の困窮をユーモアと辛辣な観察で描き、個人の苦難と希望を同時に伝える作品。
アイルランド出身の回想録作家。幼少期の貧困と家族の苦難を率直に綴った『Angela's Ashes(アンジェラの灰)』で国際的な評価を得た。
主人公イーディスの生涯とその家族史を世代を越えて描く長編。家族に隠された秘密や女性たちの視点を通して、記憶とアイデンティティ、社会階級の問題をユーモアと悲哀を交えて綴る。
イギリスの小説家。家族の歴史や記憶を主題にした作品で評価される。ユーモアとシビアな観察眼を併せ持つ作風が特徴。
ジョージア州サバンナを舞台に、ある殺人事件とそれを取り巻く人物群をノンフィクション的手法で描く。社交界や地方文化、法廷の駆け引きが混じり合い、旅行記と犯罪小説の中間に位置する独特の語り口で地域の“裏側”を暴く。
アメリカのノンフィクション作家。地域社会の人物像を活写する長編ノンフィクションで知られ、サバンナを舞台にした本作で広く注目を浴びた。