ローカス賞
ろうかすしょう
Locus誌の読者投票によって選ばれる、サイエンスフィクション・ファンタジー・ホラー作品の年次文学賞。
- 創設年
- 1971
- 主催
- Locus Science Fiction Foundation (LSFF)
- カテゴリー
- ジャンル小説
- 選考方式
- 投票
- 受賞対象
- 不問
- 開催頻度
- 年1回
- 締切時期
- 4月頃
- 発表時期
- 5月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
ローカス賞は1971年に創設された年次の文学賞で、月刊誌Locusの読者投票により前年度の優れたサイエンスフィクション、ファンタジー、ホラー作品に授与される。創設当初は購読者のみの投票だったが現在は誰でも投票可能で、購読者の票は非購読者の票の2倍として集計される。受賞は年次晩餐会やLocus誌・公式サイトで発表され、長編・中編・短編・アンソロジー・コレクション・編集者・アーティスト・ノンフィクションなど多数のカテゴリがある。カテゴリ構成や一部の賞は年代によって変遷・休止がある。
賞品
- 主賞品
- トロフィー(2018年以降のトロフィーデザインが使用されている)
- 受賞による名誉・注目度の向上
- Locus誌および関連メディアでの公表・露出
- Hugo賞等他の主要賞への推薦的な注目(しばしば参考にされる)
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| エントリー/投票期間 | Locus誌の読者(現在は誰でも投票可能。購読者の票は2倍として集計) | — | 投票期間終了後、集計により候補作が上位に選出される |
| ファイナリスト公表 | 集計された読者投票の上位候補 | — | Locus公式サイトやLocus誌でトップ候補(例:トップ10)が公表される |
| 受賞者決定・発表 | 最終集計された読者投票(購読者票が重み付け) | — | 年次晩餐会での発表、Locus誌および公式サイト・報道で公表 |
選考基準
- 前年度に発表されたサイエンスフィクション/ファンタジー/ホラー作品であること
- 読者からの支持(人気)
- 文学的価値・独創性・物語性および読者への影響
応募のヒント
推奨
- 該当年(前年度)に出版・公開されていることを確認する
- 読者に作品を知ってもらうための広報・レビューを行う(購読者の支持が重要)
- 出版社・著者は投票方法と投票期間を周知する
注意
- 投票の買収や不正操作(スパムや組織的な操作)は避ける
- ルールや対象期間を満たしていない作品を申請・誤表示すること
- 過度な自己宣伝でコミュニティの反発を招くこと
審査員から
- (Locus誌と読者からの助言として)まずは良質な作品を作ることが最も重要
- 読者に届く形で作品を流通させ、レビューや推薦を得る努力をすること
- 購読者の支持が重視されるため、既存ファンや購読者への情報発信は有効
関連の賞
- Hugo Award
- Nebula Award
- World Fantasy Award
- John W. Campbell Memorial Award
- Aurora Award
- Ignyte Awards
- Seiun Award
公式情報
http://www.sfadb.com/Locus_Awards過去の受賞者
多様性、包摂、表現の幅を称える賞。ジャンル作品における多様な声を顕彰し、コミュニティの活性化と認知拡大に貢献する取り組み。
多様性と包摂性を重視するSF/ファンタジー分野の賞。コミュニティ主導で多様な作家や作品を表彰する取り組みとして知られる。2025年にLocusの特別賞を受賞。
編集者・作家として編集業務やアンソロジーの企画に携わり、作家育成や出版支援に寄与。教育的活動や批評的寄稿も行っている。
SF編集者・作家としての活動と教育・育成への貢献で知られる人物。若手作家支援や編集業績を通じて長年にわたりコミュニティに貢献し、2024年にLocusの特別賞を受賞。
数週間から数ヶ月にわたる集中指導プログラム。プロの作家・編集者による指導と参加者間の批評を通じて執筆技術と出版知識を育成するワークショップ。
集中型の創作ワークショップで、SF・ファンタジー作家の育成で高い評価を受ける教育プログラム。実践的な指導とコミュニティによって多くの作家を輩出している。2024年にLocusの特別賞を受賞。
人種や文化の多様性を促進する団体。研究・表彰・コミュニティ形成を通じて、文学界における包摂を推進している。
人種的多様性と文化的代表を推進する非営利団体。SF/ファンタジー分野における多様な声の支援や表彰活動で知られる。2023年にLocusの特別賞を受賞。
プロ・志望作家が集まるオンラインのワークショップ兼批評コミュニティ。作品の相互レビュー、編集支援、出版に関する情報共有などを通じて作家活動を支援する組織。
作家向けのオンラインコミュニティ兼批評グループ。参加者同士の相互批評や出版支援を行い、新進作家の育成に貢献している。2022年にLocusの特別賞を受賞。
1977年ローカス賞のファンジンとして選ばれたLocus。ニュースと読者文化を伝える媒体として支持された。
Locus を中心に、ニュースと読者文化を伝える媒体として支持された。
1977年もLocusはベストファンジン部門で受賞歴を持ち、継続してSF界の情報を発信し続けた。
1977年ローカス賞の批評・作家活動として選ばれたSpider Robinson。批評と創作の両面で存在感を示した。
Spider Robinson を中心に、批評と創作の両面で存在感を示した。
カナダ出身のSF作家。1977年に批評・評論活動で評価され、ベストクリティック部門を受賞している(作家活動でも知られる)。
1976年ローカス賞のファンジンとして選ばれたLocus。ニュースと読者文化を伝える媒体として支持された。
Locus を中心に、ニュースと読者文化を伝える媒体として支持された。
Locusは1976年もベストファンジンとして評価され、業界ニュースやレビューを継続的に提供した。
1976年ローカス賞の批評活動として選ばれたRichard E. Geis。鋭い論評と継続的な書き手としての存在が評価された。
Richard E. Geis を中心に、鋭い論評と継続的な書き手としての存在が評価された。
1976年にも批評部門で評価を受けた人物。継続的な執筆と編集活動でファンダムに影響を与えた。
1976年ローカス賞の出版社(ハードカバー)として選ばれたScience Fiction Book Club。ハードカバー選書を通じた流通の役割が評価された。
Science Fiction Book Club を中心に、ハードカバー選書を通じた流通の役割が評価された。
1976年もハードカバー分野で評価を受け、会員向け頒布を通じたSF書籍普及に貢献した。
1976年ローカス賞の出版社(ペーパーバック)として選ばれたBallantine Books。ペーパーバックSFの普及を支えた。
Ballantine Books を中心に、ペーパーバックSFの普及を支えた。
1976年もペーパーバック分野での貢献が評価され、受賞歴のある出版社。
Terry Carr 編のオリジナル SF アンソロジー。多様な作家の短編を束ね、70年代前半の SF の空気を切り取る。
Terry Carr 編のオリジナル SF アンソロジー。多様な作家の短編を束ね、70年代前半の SF の空気を切り取る。
テリー・カー編集のオリジナル短編アンソロジーシリーズ第4巻。新進作家の短編を多数収録し、編集の選定が支持され1975年に受賞した。
1930年代の SF を、著者自身の回想とともに集めた Asimov のアンソロジー。回想録と書誌案内が交差する。
1930年代の SF を、著者自身の回想とともに集めた Asimov のアンソロジー。回想録と書誌案内が交差する。
アイザック・アシモフが編んだ再録アンソロジーで、往年のSF短編を収集・再評価する意図が評価され1975年の再録部門で受賞した。
ファンジン/SF コミュニティ誌として扱われ、単独の市販本は確認できなかった。
ファンジン/SF コミュニティ誌として扱われ、単独の市販本は確認できなかった。
1975年にベストファンジン部門で受賞したファン誌。特集や寄稿、コミュニティ記事で支持を得た。
批評・書評活動としての受賞で、特定の単行本は確認できなかった。
批評・書評活動としての受賞で、特定の単行本は確認できなかった。
SF作家であり評論家でもある人物。1975年にベストクリティック賞を受賞し、作品解説やレビューで知られた。
出版社・書店型の受賞対象で、受賞作に対応する単独本は確認できなかった。
出版社・書店型の受賞対象で、受賞作に対応する単独本は確認できなかった。
会員制ブッククラブとしてSF書籍の普及と流通に貢献。1975年にベストハードカバーパブリッシャーとして受賞した。
出版社名そのものが受賞対象で、作品本体は確認できなかった。
出版社名そのものが受賞対象で、作品本体は確認できなかった。
商業出版における大手出版社。ペーパーバックを中心に多くのSF作品を世に送り出し、1975年にベストペーパーバックパブリッシャーを受賞した。
ファンアート部門の受賞対象で、書籍としての刊行は確認できなかった。
ファンアート部門の受賞対象で、書籍としての刊行は確認できなかった。
ファンアーティストとして複数回受賞歴を持つアーティスト。1975年もそのビジュアル作品が評価された。
ジョン・W・キャンベルを記念するSFアンソロジー。複数作家の短編を集めた編集本として評価された。
黄金期SFへの敬意を、一冊のアンソロジーにまとめた。
ジョン・W・キャンベルを追悼して編まれたアンソロジー。ハリー・ハリソンら編集陣による選集で、歴史的な文脈と良質な短編の収録が評価された。
その年のSF短編・中編をまとめた年刊アンソロジー。編集方針の強さが評価された。
1973年のSFを一冊にまとめた定番アンソロジー。
年次ベスト再録シリーズの一冊。選ばれた短編群が批評家から高く評価され、再録部門での受賞に至った。
Locus誌に関わる受賞対象で、単独書籍ではない。
書籍ではなく、雑誌・媒体の存在そのものを示す。
1974年もLocusはベストファンジンとして評価され、業界ニュースや書評を継続的に提供した。
批評活動そのものをたたえる項目で、単独書籍ではない。
本ではなく、批評の仕事への評価。
ファン批評家・編集者として活動した人物。1974年のベストクリティック(批評家)部門で受賞し、ファンコミュニティ内で影響力を持った。
ファンアートを対象にした項目で、単独書籍ではない。
読者文化への評価であり、書誌項目ではない。
ファンアーティストとして独自の作風を示したアーティスト。1974年にファンアーティスト部門で評価を得た。
ハーラン・エリスン編集のSF短編アンソロジーAgain, Dangerous Visions。実験的で挑発的な短編を集め、前作の路線を拡張した。
Again, Dangerous Visions の魅力をまとめた編集企画。
ハーラン・エリスンが編んだ挑発的な短編アンソロジーの続編。実験的かつ論争的な作品群を多数収録し、1973年のベストオリジナルアンソロジー賞を受賞した。
テリー・カー編集の年刊アンソロジー第2巻The Best Science Fiction of the Year #2。1972年のSF短編をまとめ、年ごとの回顧として機能した。
The Best Science Fiction of the Year #2 の魅力をまとめた編集企画。
テリー・カー編集の年次ベスト再録シリーズ第2巻。優れた短編を選出・再録し、1973年の再録アンソロジー部門で評価された。
1973年ローカス賞のファンジンとして選ばれたLocus。ニュースと読者文化を伝える媒体として支持された。
Locus を中心に、ニュースと読者文化を伝える媒体として支持された。
1973年もLocus誌はベストファンジンとして評価された。業界ニュースやレビュー掲載で継続的に影響力を持つ。
1973年ローカス賞のアンソロジー編集として選ばれたアンソロジー編集。作品選定と編集方針そのものが評価された。
アンソロジー編集 を中心に、作品選定と編集方針そのものが評価された。
編集者として短編アンソロジーの編集・選定に優れ、1973年にファンライター部門の受賞者としても名を連ねた(ファン活動・編集での評価)。
1973年ローカス賞のファンアートとして選ばれたBill Rotsler。ファンダム由来の視覚表現が評価された。
Bill Rotsler を中心に、ファンダム由来の視覚表現が評価された。
1973年もファンアーティストとしての活動が評価され、継続して受賞歴を持つアーティスト。
1973年ローカス賞の雑誌・書籍用イラストレーションとして選ばれたFrank Kelly Freas。雑誌と書籍のイメージを形づくった。
Frank Kelly Freas を中心に、雑誌と書籍のイメージを形づくった。
SFイラストレーションの巨匠で、1973年も表紙・イラスト分野で高い評価を受けた。
テリー・カー編集のオリジナルSFアンソロジー第1巻Universe 1。新作短編を集め、シリーズの出発点となった。
Universe 1 の魅力をまとめた編集企画。
テリー・カー編集のオリジナルSFアンソロジー。多様な作家による新作短編を収録し、編集の選択眼が評価されて1972年のベストオリジナルアンソロジー賞を受賞した。
ドナルド・A・ウォルハイムとテリー・カー編集の年刊アンソロジーWorld's Best Science Fiction: 1971。前年の代表的な短編をまとめ、年ごとの回顧録として機能した。
World's Best Science Fiction: 1971 の魅力をまとめた編集企画。
Donald A. WollheimとTerry Carr共編の年次ベスト再録アンソロジー。1971年に発表された注目作を集成し、再録部門で受賞した。
1972年ローカス賞のファンジンとして選ばれたLocus。ニュースと読者文化を伝える媒体として支持された。
Locus を中心に、ニュースと読者文化を伝える媒体として支持された。
Locus誌は1972年もベストファンジンとして評価された。ニュースや書評を中心にSF界の情報を伝え続けている。
1972年ローカス賞のファン執筆として選ばれたファンジン寄稿。継続的な寄稿と執筆が評価された。
ファンジン寄稿 を中心に、継続的な寄稿と執筆が評価された。
ファンジンに寄稿するファンライターとして活動し、1972年のベストファンライターを受賞した。
1972年ローカス賞のファンアートとして選ばれたBill Rotsler。ファンダム由来の視覚表現が評価された。
Bill Rotsler を中心に、ファンダム由来の視覚表現が評価された。
ファンアートとカートゥーンで知られるアーティスト。1972年もファンアーティスト部門で評価を受けた。
1972年ローカス賞のペーパーバック表紙画として選ばれたGene Szafran。売り場で強い印象を与える表紙表現が評価された。
Gene Szafran を中心に、売り場で強い印象を与える表紙表現が評価された。
ペーパーバック表紙などで活躍したアーティスト。1972年にベストペーパーバックカバーアーティストを受賞した。
1972年ローカス賞の雑誌・書籍用イラストレーションとして選ばれたFrank Kelly Freas。雑誌と書籍のイメージを形づくった。
Frank Kelly Freas を中心に、雑誌と書籍のイメージを形づくった。
20世紀を代表するSFイラストレーターの一人。雑誌や書籍の表紙、イラストで広く知られ、1972年のベストマガジンアーティストを受賞した。
1971年ローカス賞のファンジンとして選ばれたLocus。ニュースと読者文化を伝える媒体として支持された。
Locus を中心に、ニュースと読者文化を伝える媒体として支持された。
アメリカのSF・ファンタジー専門誌。ニュース、書評、インタビューを中心に掲載し、業界やファンダムに向けた情報提供で高い評価を得ている。1971年にベストファンジン部門で受賞。
1971年ローカス賞の単独ファンジン号として選ばれたLocus #70。一号単位でファンダムの空気を刻んだ。
Locus #70 を中心に、一号単位でファンダムの空気を刻んだ。
Locus誌の第70号。特集や書評、当時のSF界の動向をまとめた号が高く評価され、単号部門で受賞した。
1971年ローカス賞のファン執筆として選ばれたHarry Warner Jr.。継続的な寄稿と執筆が評価された。
Harry Warner Jr. を中心に、継続的な寄稿と執筆が評価された。
SFファンダムの歴史家・ファンライターとして知られる人物。ファンジンへの寄稿やファンダム史の記録で評価され、1971年のベストファンライター賞を受賞した。
1971年ローカス賞のファン批評として選ばれたTed Pauls。鋭い論評と対話を生んだ。
Ted Pauls を中心に、鋭い論評と対話を生んだ。
ファンジンなどで作品批評を行った批評家。鋭い論評と活発な寄稿活動により1971年のベストファンクリティック賞を受賞した。
1971年ローカス賞のファンアートとして選ばれたAlicia Austin。ファンダム由来の視覚表現が評価された。
Alicia Austin を中心に、ファンダム由来の視覚表現が評価された。
幻想的で繊細なイラストを手がけるアーティスト。ファンジンや書籍の挿絵で高い評価を受け、1971年にベストファンアーティストを受賞した。
1971年ローカス賞のファンカートゥーンとして選ばれたBill Rotsler。ユーモアと即応性のある表現が評価された。
Bill Rotsler を中心に、ユーモアと即応性のある表現が評価された。
ユーモアと個性的な線描で知られるカートゥニスト。短く風刺的なカートゥーンを多く発表し、1971年にベストファンカートゥニストを受賞した。
1971年ローカス賞のペーパーバック表紙画として選ばれたLeo and Diane Dillon。売り場で強い印象を与える表紙表現が評価された。
Leo and Diane Dillon を中心に、売り場で強い印象を与える表紙表現が評価された。
夫婦で共作するイラストレーター・チーム。多様なスタイルの表紙画で知られ、1971年のベストペーパーバックカバーアーティストを受賞した。
1971年ローカス賞のコンベンションとして選ばれたNoreascon。SFファンダムの集いとしての熱量が評価された。
Noreascon を中心に、SFファンダムの集いとしての熱量が評価された。
1971年に開催された国際的なSFコンベンション(Worldconの一つ)。運営や企画が評価されベストコンベンション部門で受賞した。