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アリ・スミス

アリ・スミス

Ali Smith

プロフィール

性別
女性
生誕
1962-08-24 (インヴァネス(スコットランド))
国籍
スコットランド
言語
英語
居住地歴
インヴァネス(出身) → ケンブリッジ(在住) → エディンバラ(在住歴あり)

経歴

職業
作家, 劇作家, 学者, ジャーナリスト
活動期間
1986年〜
所属団体
ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア(フェロー), ゴールドスミス(名誉フェロー)
影響を受けた人物
ヴァージニア・ウルフ, マージョリー・ルイス(影響が示唆される近代作家), マーガレット・アトウッド
影響を与えた人物

学歴

アバディーン大学
英語言語文学
学位: BA (Senior Honours)
期間: 1980–1985
卒業年: 1985
国: イギリス
1984年にシニアオナーズでトップ成績を収める。詩の賞を受賞。
ニューナム・カレッジ(ケンブリッジ大学)
アメリカ・アイルランドのモダニズム研究(博士課程)
期間: 1985–1990
国: イギリス
博士課程在籍中に創作活動に専念するため博士号を完了せず退学。

受賞歴

ブッカー賞(ショートリスト)
2001
対象作品: Hotel World
主催: Man Booker Prize
結果: Shortlisted
Encore Award
主催: Encore Award
結果: Won
Costa Book Awards(小説部門)
2014
対象作品: How to Be Both
部門: Novel
主催: Costa Book Awards
結果: Won
ゴールドスミス賞
2014
対象作品: How to Be Both
主催: Goldsmiths Prize
結果: Won
ウィメンズプライズ(旧Baileys Women's Prize for Fiction)
2015
対象作品: How to Be Both
主催: Women's Prize for Fiction
結果: Won
ホースソンデン賞(Hawthornden Prize)
2012
対象作品: There But For The
主催: Hawthornden Prize
結果: Won
Europese Literatuurprijs
2019
対象作品: Spring
主催: Europese Literatuurprijs
結果: Won
オーウェル賞(Orwell Prize)
2020
対象作品: Summer
主催: Orwell Prize
結果: Won
コマンダー・オブ・ザ・オーダー・オブ・ザ・ブリティッシュ・エンパイア(CBE)
2015
主催: 英国王室(New Year Honours)
結果: Appointed
ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア フェロー
2007
主催: Royal Society of Literature
結果: Elected
ボドリー・メダル
2024
主催: ボドリアン図書館(オックスフォード大学)
結果: Awarded
名誉文学博士(ニューカッスル大学)
2019
主催: ニューカッスル大学
結果: Awarded

受賞・候補エディション

アンコール賞 1回登壇
  1. 受賞作: Hotel World

    『Hotel World』は、ホテルを舞台に複数の語り手の断片的視点が交錯する構成で、生と死、喪失、連帯を描く。言語実験と登場人物の内面を通じて社会の周縁にいる人々の声を拾い上げる。

    死と喪失連帯多声的語り言語実験
  1. 受賞作: The Accidental

    『The Accidental』は、ある家庭に突如として現れた謎めいた人物を契機に家族の関係や個人の物語性、記憶の曖昧さを探る小説。語り手の視点が巧みに揺れ動き、現代社会の断片を繊細に編み上げる作品である。

    家族アイデンティティポストモダン語りの実験
  2. 受賞作: How to Be Both

    二つの異なる語りを組み合わせた実験的長篇。芸術家の人生と若い女性の物語が交差し、時間や視点の柔軟性を探る構成が特徴。

    実験小説視点時間
Hawthornden Prize 1回登壇
  1. 受賞作: There But For The

    現代社会の分断と他者性を鋭く見つめる長編。ある人物が外界から身を引く出来事を契機に、その周囲にいる人々や社会の価値観が次第に露呈していく。断片的な視点と機知に富んだ語りで、移民や倫理、個人のアイデンティティを問う作品。

    社会移民アイデンティティ現代小説
  1. 受賞作: How to Be Both

    二重構成で語られる物語が、現代の少女とルネサンス期の画家という異なる時代・視点を並置し、芸術・記憶・ジェンダーの交差を探る。読者の受け取り方を能動的に問う構成的実験が特徴。

    ジェンダー芸術と歴史時間と記憶形式実験
  1. 受賞作: How to Be Both(邦題:How to Be Both)

    二重の語り構造(異なる順序で読めるヴァージョン)を持つ実験的小説。視点や時間軸を交差させながら、芸術と人生の関係、人間関係の複雑さを描く。

    360ページ
    アイデンティティ芸術と表現時間と視点
オーウェル賞 1回登壇
  1. 受賞作: Summer

    季節四部作の一作で、記憶と時間、社会の分断をテーマにした長篇。Brexit後の英国社会や個人の記憶を巡る物語を詩的な語りで紡ぎ出す。

    季節四部作の一作で、記憶と時間、社会の分断をテーマにした長篇。Brexit後の英…

    現代小説記憶英国社会季節四部作社会変化
  1. 受賞作: 生涯業績

    本賞は単一の作品に対してではなく、受賞者の長年にわたる創作活動と欧州文学への総合的な貢献を称えるものです。本件における「作品」は個別の書籍ではなく、受賞者が残した代表作群とその文学的影響を総括したものとして扱われます。

    生涯業績欧州文学国際的影響文化交流

作品

代表作

Free Love and Other Stories

1995年 短編集

デビュー短編集。日常と人間関係を機知と観察眼で描く作品群。

人間関係日常記憶

Hotel World

2001年 小説

複数の視点で構成される実験的な小説。ホテルを舞台に生と死、繋がりを探る。

共同体声の多様性

How to Be Both

2014年 小説(実験的)

二つの順序で読める構成を持つ作品。美術とアイデンティティ、時間の交錯を描く。

芸術アイデンティティ時間

Autumn

2016年 小説

現代社会と記憶を巡る物語で、政治的・個人的なテーマが織り交ぜられる。

記憶政治時間の経過

Spring

2019年 小説

季節をめぐるシリーズの一部。個人的な物語を通して社会的問題に触れる。

変化コミュニティ歴史

Summer

2020年 小説

「季節」シリーズの一巻。パンデミック前後の感情や関係を描写する作品。

隔離日常の崩壊共感

Companion Piece

2022年 小説

読書と時間、共同体について考察する作品。シリーズの延長。

読書つながり思索

Gliff

2024年 小説

近年の作品の一つ。詳細は公表情報に基づく。

現代性言語遊び

全著作

  • Free Love and Other Stories (1995)
  • Like (1997)
  • Hotel World (2001)
  • The Accidental (2005)
  • Girl Meets Boy (2007)
  • There But For The (2011)
  • Artful (2012)
  • How to Be Both (2014)
  • Autumn (2016)
  • Winter (2017)
  • Spring (2019)
  • Summer (2020)
  • Companion Piece (2022)
  • Gliff (2024)

翻案

  • 楽曲への詞提供(Trashcan Sinatrasとのコラボレーション)

作風・主題

文体
実験的ポストモダン的な語り機知に富んだ文体
頻出モチーフ
時間と季節記憶芸術と物語

健康

  • 慢性疲労症候群
    1990年代初頭
    大学講師職を離れるきっかけとなり、回復のためケンブリッジに戻った。

評価・遺産

アリ・スミスは実験的かつ感性的な語り口で国際的に高い評価を受ける現代イギリスの作家。数々の主要賞を受賞・ノミネートし、公共的な講演や文学団体での役割も担っている。

関連学会

  • ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア

資料所蔵先

  • ボドリアン図書館(関連資料あり)
  • ナショナル・ライブラリー・オブ・スコットランド(関連資料の可能性)

大衆文化への影響

  • バンドとのコラボで歌詞を提供するなど音楽との接点がある。

引用

  • スコットランドのノーベル賞受賞者(のようになる存在)だ。
    出典: セバスチャン・バリー(2016年、The Observerなどへの言及) (2016年)

豆知識

  • Trashcan Sinatras のために「Half An Apple」という曲の歌詞を提供した。
  • パートナーは映画製作者のサラ・ウッド。