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第10回(2002年) 受賞受賞作: The Tether
『The Tether』は欲望、親密さ、倫理、霊性に関する詩的探求。密やかな情動と哲学的省察が結びつき、肉体と精神の緊張を洗練された抒情で描く詩篇群である。
欲望親密さ霊性倫理抒情
カール・フィリップス
カール・フィリップス
Carl Phillips
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1959-07-23 (ワシントン州エヴェレット)
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- ワシントン州エヴェレット(出生) → ケープコード、マサチューセッツ(高校時代に定住) → ミズーリ州セントルイス(ワシントン大学勤務)
経歴
- 職業
- 詩人, 大学教授, 作家
- 活動期間
- 1986年〜
- 所属
- ワシントン大学セントルイス校(英語学部)
- 所属団体
- Academy of American Poets(カンセラーを務めた)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハーバード大学 | — | — | BA | — | アメリカ合衆国 |
| マサチューセッツ大学アマースト校 | — | — | MA | — | アメリカ合衆国 |
| ボストン大学 | — | — | MA | — | アメリカ合衆国 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023 | ピューリッツァー賞(詩) | Then the War ― 選詩集(2007–2020) | — | ピューリッツァー賞委員会(Columbia University) | 受賞 |
| 2002 | キングスリー・タフツ詩賞 | The Tether | — | キングスリー&ケイト・タフツ詩賞(Claremont Graduate University) | 受賞 |
| 2021 | ジャクソン詩賞 | — | — | Poets & Writers(ジャクソン詩賞) | 受賞 |
| 2001 | ラムダ文学賞(詩部門) | Pastoral | — | Lambda Literary | 受賞 |
| 2011 | ロサンゼルス・タイムズ書籍賞(詩) | Double Shadow | — | ロサンゼルス・タイムズ | 受賞 |
| 2005 | トム・ガン賞 | The Rest of Love | — | ゴールデン・ゲイ・リトラリー等(Thom Gunn Award) | 受賞 |
| 1998 | ウィッター・ビナー奨学金 | — | — | 米国芸術支援機関(Witter Bynner Fellowship) | 受賞 |
| 2006 | Academy of American Poets フェローシップ | — | — | Academy of American Poets | 受賞 |
| 2016 | PEN Center USA 文学賞 | Reconnaissance | — | PEN Center USA | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第32回(2011年) 受賞受賞作: Double Shadow: Poems
抑制と衝動のあいだで揺れる意識を、澄んだ言葉でたどる詩集。
ためらいと決意、その両方がひとつの声のなかで響き合う。
80ページ詩意識葛藤抑制 -
第39回(2018年) 受賞受賞作: Wild Is the Wind: Poems
ジャズ・スタンダードの題名を借り、愛がもたらす不安定さ、記憶と歴史のずれ、喪失の後でなお信じることの危うさを見つめる詩集。哲学的な省察と叙情が重なり、親密さと孤独のあいだを揺れる声が、精密な構文で展開する。
愛に保証がないからこそ、詩は絶望に抗う身振りになる。
80ページ愛と喪失記憶孤独叙情詩信じることの危うさ
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第32回(2019年) 受賞受賞作: 生涯業績(受賞対象)
Aiken Taylor Awardは詩人としての長年の業績を讃えるもので、カール・フィリップスは抒情的で音響的に凝った詩作を通じて身体と欲望、倫理や宗教的問いを深く掘り下げ、現代アメリカ詩に重要な貢献を果たしてきた。
抒情性身体と欲望倫理・宗教言語表現
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第15回(2021年) 受賞受賞作: 詩作全般(特定作品による受賞ではない)
Jackson Poetry Prizeは詩人の総合的業績を称える賞で、カール・フィリップスは官能性や道徳、身体性といった主題を深く掘り下げる詩作群により評価された。
官能性倫理身体性宗教・スピリチュアリティ
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第107回(2023年) 受賞
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第105回(2023年) 受賞受賞作: Then the War: and Selected Poems, 2007–2020
『Then the War』と選集を含む本書は、欲望、愛、時間、倫理といったテーマを繊細に問う詩群を収める。抒情的で精緻な言語により内面の葛藤や関係性を深く照射する。
欲望愛時間倫理抒情
作品
代表作
In the Blood
1992年 詩集処女詩集。初期の作風を示す作品群で、個人的記憶や体験、言語への鋭敏な感覚が反映されている。
Cortège
1995年 詩集死や喪失、儀礼的なイメージを扱った中期の詩集。批評家から高く評価されノミネートされた作品。
Pastoral
2000年 詩集精神性や欲望、自然のイメージを織り交ぜた詩集で、ラムダ文学賞(詩部門)を受賞した。
The Tether
2001年 詩集関係性や束縛、内面的葛藤をテーマにした詩集。キングスリー・タフツ詩賞を受賞。
Double Shadow
2011年 詩集光と影、二重性を扱った成熟した詩集。ナショナル・ブック賞の最終候補になり、ロサンゼルス・タイムズ書籍賞(詩部門)を受賞した。
Reconnaissance
2015年 詩集複雑な内面の探索と外界との応答を描いた詩集。ラムダ文学賞とPEN Center USA賞を受賞し、各国の書評でも注目された。
Then the War: And Selected Poems, 2007–2020
2022年 詩集/選集2007–2020年の詩作を含む選集と新作を合わせた著作。自己省察と変容を主題にした作品群として高く評価され、2023年にピューリッツァー賞を受賞した。
全著作
- In the Blood (1992)
- Cortège (1995)
- From the Devotions (1998)
- Pastoral (2000)
- The Tether (2001)
- Rock Harbor (2002)
- The Rest of Love (2004)
- Coin of the Realm: Essays on the Art and Life of Poetry (2004)
- Riding Westward: Poems (2006)
- Quiver of Arrows: Selected Poems, 1986–2006 (2007)
- Speak Low (2009)
- Double Shadow (2011)
- Silverchest (2013)
- The Art of Daring: Risk, Restlessness, Imagination (2014)
- Reconnaissance (2015)
- Wild Is the Wind (2018)
- Pale Colors in a Tall Field (2020)
- Then the War: And Selected Poems, 2007–2020 (2022)
作風・主題
- 文体
- 抒情的で瞑想的な文体精緻な言語感覚形式への配慮と自由な韻律
- 頻出モチーフ
- 自然と風景宗教的・精神的イメージ欲望と孤独光と影、二重性
評価・遺産
カール・フィリップスは米国を代表する現代詩人の一人であり、深い内省と洗練された言語感覚で評価されている。複数の主要な詩賞を受賞・ノミネートされ、2023年には『Then the War』でピューリッツァー賞を受賞したことでさらに国際的な注目を集めた。
関連学会
- Academy of American Poets
資料所蔵先
- ワシントン大学英語学部関連アーカイブ(関連資料あり)
大衆文化への影響
- 『The Globe and Mail』や『The New Yorker』など主要媒体での紹介や特集
引用
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『Then the War』は自己省察の輝かしい証言であり、現代詩における不可欠な声としてのカール・フィリップスを示している。
出典: 出版社(Macmillan)の紹介文 (2022年)
豆知識
- 高校ではラテン語の教師を8年間務めた。
- パートナー:Doug Macomber(1992–2007)、Reston Allen(2013–現在)。
- ナショナル・ブック賞の最終候補に4回選ばれている。
- Academy of American Poetsのカンセラーを2008–2012年に務めた。