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第44回(2008年) 受賞受賞作: The Knife of Never Letting Go
思考が「ノイズ」として可聴化される世界を舞台に、少年が町の秘密と暴力を知り逃亡するSF冒険。情報の氾濫や操作、個人の自由と責任をテーマに、スリリングな展開と心理描写が際立つ作品。
ディストピア表現と思想成長倫理友情と裏切り
パトリック・ネス
パトリック・ネス
Patorikku Nesu
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1971-10-17 (バージニア州フォート・ベルヴォア近郊)
- 国籍
- アメリカ, イギリス
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- バージニア州フォート・ベルヴォア → ハワイ → ワシントン州 → ロサンゼルス → ロンドン
経歴
- 職業
- 著作家, ジャーナリスト, 講師, 脚本家
- 活動期間
- 1997年〜2024年
- 所属
- 王立文学協会フェロー, ロイヤル・リテラリー・ファンド・フェロー
- 所属団体
- 王立文学協会, ブックトラスト・ライター・イン・レジデンス
- ノミネート
- カーネギー賞 2009 ショートリスト, カーネギー賞 2010 ショートリスト, カーネギー賞 2015 ショートリスト (More Than This), カーネギー賞 2016 ショートリスト (The Rest of Us Just Live Here)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 南カリフォルニア大学 | — | 英語文学 | — | — | アメリカ |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2011 | カーネギー賞 | モンスターズ・オブ・メン | — | CILIP | Won |
| 2012 | カーネギー賞 | 君を呼ぶ怪物 | — | CILIP | Won |
| 2008 | ガーディアン子供向け小説賞 | 決して手放せないそのナイフ | — | ガーディアン | Won |
| 2008 | ブックトラスト・ティーンエイジ賞 | 決して手放せないそのナイフ | — | Booktrust | Won |
| 2009 | コスト書賞 | 問いと答え | Children's Book | — | Won |
受賞・候補エディション
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第18回(2008年) 受賞受賞作: The Knife of Never Letting Go
“ノイズ”と呼ばれる他者の思考が常に聞こえる世界で、少年が逃亡と成長を経験する冒険譚。暴力や情報操作といったテーマを通じて、声と沈黙、責任や他者理解の困難さを描くYA寄りのSF作品。
YAディストピア成長表現と暴力
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第39回(2009年) 受賞受賞作: The Ask and the Answer
『The Ask and the Answer』はディストピア三部作の第二作で、権力闘争と道徳的ジレンマを通じて若者たちの成長と選択を描く。暴力と政治の現実が登場人物の信念を試す重厚な展開が続く作品である。
ディストピアヤングアダルト権力と倫理成長
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第76回(2011年) 受賞受賞作: Monsters of Men
『Chaos Walking』三部作の完結編。戦争と選択、自由と責任をめぐって若い主人公たちが極限の決断を迫られる。
戦争と選択を描く三部作の完結編。
603ページ戦争自由道徳友情 -
第77回(2012年) 受賞受賞作: A Monster Calls
病気の母と向き合う少年コナーのもとへ、古い木の化身のような怪物が現れ、恐れと罪悪感、喪失の痛みを語りかける物語。悲嘆を扱いながらも、想像力が心を支える力として描かれる。
怖さの中に、悲しみを言葉にするための力がある。
224ページ喪失悲嘆親子関係想像力YA文学
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第3回(2011年) 受賞受賞作: A Monster Calls
病と向き合う少年と怪物の物語。悲嘆と癒やしを描く寓意的な長編で、共著的な扱いで受賞した。
悲嘆癒やし幻想家族 -
第7回(2015年) 特別賞受賞作: ジャンルコミュニティ(代表として)
2015年におけるスペキュレイティブ/SFコミュニティの反応と慈善活動(例:募金活動等)を称える趣旨の表彰。
コミュニティ社会貢献
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第57回(2012年) 受賞受賞作: A Monster Calls
病と喪失を主題にしたYA小説。幻想的な要素を取り入れつつ、家族の関係や悲嘆と向き合う過程を力強く描く作品。
病喪失幻想
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第11回(2017年) 候補受賞作: A Monster Calls
母の病と向き合う少年を中心に、夜ごと現れる“怪物”が語り手となって少年に向き合う寓話的物語。悲嘆と受容、家族の痛みを率直に描く感動作。
喪失成長寓話家族
作品
代表作
決して手放せないそのナイフ
2008年 ヤングアダルト SF 479ページ思考が聞こえる世界で逃げる少年の物語。
- [映画] カオス・ウォーキング / Doug Liman (2021)
問いと答え
2009年 ヤングアダルト SF 519ページカオス・ウォーキング第2部。
モンスターズ・オブ・メン
2010年 ヤングアダルト SF 608ページカオス・ウォーキング完結編。
君を呼ぶ怪物
2011年 ヤングアダルト ファンタジー 215ページ病気の母を持つ少年が怪物から物語を聞く。
- [映画] 君を呼ぶ怪物 / J. A. Bayona (2016)
これより先に
2013年 ヤングアダルト 480ページ死んだはずの少年が目覚める謎の物語。
全著作
- ヘニントンの墜落 (2003)
- 知らないことについての話題 (2004)
- 決して手放せないそのナイフ (2008)
- 問いと答え (2009)
- モンスターズ・オブ・メン (2010)
- 君を呼ぶ怪物 (2011)
- これより先に (2013)
- 鶴の妻 (2013)
- ここに生きる僕たち (2015)
- リリース (2017)
- そして海は我らの空だった (2018)
- バーン (2020)
翻案
- 『君を呼ぶ怪物』映画化 (2016)
- 『カオス・ウォーキング』映画化 (2021)
- 『Class』TVシリーズ (2016)
作品の翻訳
- 複数言語に翻訳
作風・主題
- 文体
- 直接的で力強い文体感情を揺さぶる語り口独自のSF要素
- 頻出モチーフ
- 怪物ノイズ(思考の可聴化)喪失と成長戦争と平和
評価・遺産
ヤングアダルト文学の巨匠として知られ、カーネギー賞を連続受賞した唯一の作家の一人。ドクター・フー関連作品でも注目。
大衆文化への影響
- ドクター・フーのスピンオフ『Class』のクリエイター兼脚本家
豆知識
- 同性愛者であることを公表
- 2005年にイギリス市民権取得
- オックスフォード大学でクリエイティブライティングを教鞭をとった