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第0回(2015年) 受賞受賞作: The Sympathizer
ベトナム戦争と亡命を背景に、二重の忠誠を抱えるスパイの告白を通じて、政治、暴力、アイデンティティの矛盾を鋭く描く長編。ユーモアと冷徹な批評が同居する作品。
戦争移民政治アイデンティティ
ヴィエト・タイン・グエン
ヴィエト・タイン・グエン
Viet Thanh Nguyen
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1971-03-13 (ブオン・マ・トゥオット(南ベトナム))
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語, ベトナム語
- 居住地歴
- フォート・インディアンタウン・ギャップ(難民収容キャンプ) → ハリスバーグ(ペンシルベニア州) → サンノゼ(カリフォルニア州) → パサデナ(カリフォルニア州) → ロサンゼルス(カリフォルニア州)
経歴
- 職業
- 大学教授, 小説家, エッセイスト
- 活動期間
- 1997年〜
- 所属
- 南カリフォルニア大学(USC), アメリカ芸術科学アカデミー(Fellow), Pulitzer Prize Board(委員)
- 所属団体
- アメリカ芸術科学アカデミー, ピューリッツァー賞委員会(Pulitzer Prize Board)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA) | — | — | — | 在学(四半期) | アメリカ合衆国 |
| カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR) | — | — | — | 在学(約1年) | アメリカ合衆国 |
| カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley) | — | 英語学・民族学(English and Ethnic Studies) | PhD(英語学) / BA(英語・Ethnic Studies) | 在学 — 卒業(BA 1992, PhD 1997) | アメリカ合衆国 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | ピューリッツァー賞(フィクション) | The Sympathizer(同情者) | — | コロンビア大学ピューリッツァー賞委員会 | 受賞 |
| 2017 | マッカーサー・フェローシップ(MacArthur Fellowship) | — | — | マッカーサー財団 | 受賞 |
| 2017 | グッゲンハイム・フェローシップ | — | — | グッゲンハイム財団 | 受賞 |
| 2016 | デイトン文学平和賞(Dayton Literary Peace Prize) | The Sympathizer(同情者) | — | デイトン文学平和賞 | 受賞 |
| 2015 | Center for Fiction First Novel Prize | The Sympathizer(同情者) | — | Center for Fiction | 受賞 |
| 2016 | エドガー賞(最優秀デビュー長編小説) | The Sympathizer(同情者) | — | Mystery Writers of America | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第10回(2015年) 受賞受賞作: The Sympathizer
南ベトナムの将校でありながら共産側のスパイである語り手の視点で、戦争、亡命、二重性をブラックユーモアと鋭い批評意識をもって描く。国家と個人のアイデンティティを問い直す重要作。
戦争亡命スパイ小説アイデンティティポストコロニアル批評
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第11回(2016年) 受賞受賞作: The Sympathizer
ベトナム戦争終結後にアメリカへ亡命した二重スパイの語り手による長編。政治的忠誠と個人の二重性、移民としての疎外や記憶の葛藤をブラックユーモアと冷徹な観察で描き、戦争・帝国主義・アイデンティティを問う。
ベトナム戦争スパイ/二重性移民アイデンティティ政治
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第5回(2016年) 受賞受賞作: The Sympathizer
サイゴン陥落後の亡命生活の中で、二重スパイの語り手が忠誠と分裂をめぐって揺れる。
戦争亡命アイデンティティ植民地主義政治
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第100回(2016年) 受賞受賞作: The Sympathizer
サイゴン陥落後の亡命社会を舞台に、二重スパイの視点から冷戦下の暴力、政治的裏切り、そして分裂した自己を描く。辛辣なユーモアと鋭い政治感覚が際立つ。
二重スパイの視点で冷戦の暴力を描く小説。
384ページ二重スパイ亡命とアイデンティティ植民地主義の遺産政治風刺
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第1回(2016年) 受賞受賞作: The Sympathizer
ベトナム戦争後の二重スパイである主人公の告白という体裁で語られる風刺的長編。イデオロギーと個人の矛盾、移民としての再出発、冷戦期の政治的暴力をユーモアと辛辣さを交えて暴き出す。
移民経験二重性と裏切り戦争と政治風刺アイデンティティ
作品
代表作
ザ・シンパシスト(The Sympathizer)
2015年 小説(歴史・政治・文学フィクション)ベトナム戦争後の亡命者コミュニティを舞台に、二重スパイである主人公の語りを通して、アイデンティティ、裏切り、記憶を描く風刺的な長編小説。
- シンパシスト
ザ・コミッティド(The Committed)
2021年 小説(続編)『ザ・シンパシスト』の物語を継承し、主人公のその後と冷戦期の国際政治、暴力の記憶を描く続編。
ザ・リフュージーズ(The Refugees)
2017年 短編小説集亡命・移民としての経験を主題にした短編集。個々の登場人物の記憶や喪失、家族関係を通して移民の現実を描く。
ナッシング・エヴァー・ダイズ:ベトナムと戦争の記憶(Nothing Ever Dies)
2016年 ノンフィクション(記憶研究・歴史)ベトナム戦争の記憶がどのように形成され、忘れられ、文学や政治に影響を与えるかを分析した学術的かつ一般向けの論考。
全著作
- ザ・シンパシスト(The Sympathizer)
- ザ・コミッティド(The Committed)
- ザ・リフュージーズ(The Refugees)
- ナッシング・エヴァー・ダイズ(Nothing Ever Dies)
- チキン・オブ・ザ・シー(児童書)
- A Man of Two Faces(回想録・2023)
翻案
- 『ザ・シンパシスト』の映像化企画(テレビシリーズ)
作風・主題
- 文体
- 風刺的でアイロニカルな語り学術的な知見とフィクションの結合多層的な視点の提示
- 頻出モチーフ
- 記憶二重性・分身亡命・アイデンティティ家族の記憶
評価・遺産
ベトナム系アメリカ人の経験と戦争の記憶を扱った作品で国際的な評価を受け、ピューリッツァー賞やマッカーサー賞など主要な文学賞を受賞。学者としても戦争と記憶に関する重要な論考を発信し、米国の文学・文化議論に影響を与えている。
関連学会
- アメリカ芸術科学アカデミー
引用
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私はパレスチナやイスラエル、占領と戦争に関して言ったことやしたことを後悔していない。
出典: Instagram(本人投稿) (2023年)
豆知識
- 2016年にデビュー作『The Sympathizer』でピューリッツァー賞(フィクション)を受賞。
- 2017年にマッカーサー・フェローシップとグッゲンハイム・フェローシップを受賞。
- ピューリッツァー賞委員会の初のアジア系アメリカ人メンバーとして選出された(2020年)。
- 両親は北ベトナムからの難民で、家族は1975年のサイゴン陥落後にアメリカへ移住した。
- 妻はラン・ズオン(Lan Duong)で、2人の子どもがいる。
- カリフォルニア大学バークレー校でBAおよびPhDを取得し、南カリフォルニア大学(USC)で教鞭をとっている。