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ロッシカ若手翻訳者賞

ろっしかわかてほんやくしゃしょう

ロシア現代文学の抜粋をロシア語から英語に翻訳する、25歳未満を対象とした年次の翻訳賞。

翻訳賞文学賞若手向け
創設年
2009
主催
Academia Rossica(ロンドン、2016年解散)
カテゴリー
研究・翻訳・学術
選考方式
公募
受賞対象
不問
開催頻度
年1回
賞のステータス
終了

説明

Rossica Young Translators Prizeは、Academia Rossicaが2009年に創設した年次の翻訳賞で、現代ロシア文学の抜粋(各約3,000語)のロシア語から英語への翻訳に対して授与されます。受賞作には現金賞が贈られ、受賞はロンドン・ブックフェア期間中にロンドンで発表されます。出品者は未訳の作品から提示された3つの抜粋のうち1つを選んで翻訳します。Academia Rossicaはまた、既刊の書籍翻訳を対象とする隔年のRossica Translation Prizeも運営しています。

賞品

主賞品
現金賞(詳細金額は公表されていません)

選考情報

選考プロセス

選考
審査員 Academia Rossicaが選任する審査員による選考(詳細の審査員名・段階は公表されていません)
通過率 不明
発表 ロンドン・ブックフェアで発表

選考基準

  • 原文に対する忠実さと正確さ
  • 英語としての自然さ・流暢さ
  • 原作の文体・声の再現性
  • 文学的表現力と読みやすさ

応募のヒント

推奨

  • 提示された抜粋(約3,000語)に合わせて、元の文体や声を再現することを意識する
  • 英語としての自然さと読みやすさを優先して推敲する
  • 提出前にネイティブチェックや第三者による校正を行う
  • 応募要項や年齢制限(25歳未満)を必ず確認する
  • 締切を守る(締切日は募集要項を確認)

注意

  • 直訳に固執して英語として読みづらくすること
  • 既に英訳済みの抜粋や公開済みの翻訳を提出すること
  • 応募要項を無視して形式やフォーマットを変更すること
  • 期限を過ぎて提出すること

審査員から

  • 原作者の声を尊重しつつ、英語読者に伝わる表現を選ぶこと
  • 過剰な意訳よりも、意図とニュアンスの再現を重視すること
  • 文体の一貫性と語感に注意すること

関連の賞

  • Rossica Translation Prize (隔年開催、既刊翻訳を対象)

公式情報

https://web.archive.org/web/20110611072620/http://academia-rossica.org/en/literature/young-translators-award

過去の受賞者

Laura Thomas 受賞
1993 (Extract)

セルゲイ・シャルグノフの作品の抜粋で、1990年代初頭のポストソビエト期における混乱と個人の成長を描く。政治的対立や社会的変容を背景に、若者や家族の視点から時代の緊張を浮かび上がらせる一節。

ポストソビエト政治と社会若者歴史記憶
翻訳者

英語圏で活動する若手翻訳者。Rossica Young Translators Prize 2014年受賞者。受賞対象はセルゲイ・シャルグノフの一節の英訳。

Pola Lem 受賞
The Women of Lazarus (Extract)

マリーナ・ステプノワの長編からの抜粋。家族史と女性たちの運命を通じて20世紀ロシアの社会変動を描く。女性の連帯や愛憎、戦争と復興の記憶が織り込まれた世代を越える物語の一節。

家族女性史歴史と社会世代間の葛藤
翻訳者

ロシア語文学の英訳に取り組む若手翻訳者。Rossica Young Translators Prize 2013年受賞者。

S.N.U.F.F. (Extract)

ヴィクトル・ペレーヴィンのディストピア長編の抜粋。メディアと消費文化、戦争の娯楽化を風刺的に描き、現実と虚構、テクノロジーによるアイデンティティの揺らぎをテーマとする。サイバーパンク的要素とユーモアが混在する一節。

ディストピアメディア批評戦争と暴力テクノロジー
翻訳者

ロシア語現代文学の翻訳を手がける若手翻訳者。Rossica Young Translators Prize 2012年受賞者。

Maya Vinokour 受賞
The Living (Extract)

アンナ・スタロビネツの短編からの抜粋。現実と不穏な幻想が入り交じる作風で、家族や子どもを巡る恐怖と孤独、社会的疎外を寓話的に描く。ダークなトーンと心理描写が際立つ一節。

ホラー現代社会家族寓話
翻訳者

ロシア語から英語へ翻訳する若手翻訳者。Rossica Young Translators Prize 2011年受賞者。

Leo Shtutin 受賞
Letter-Book (Extract)

ミハイル・シーシュキンの作品の一節で、手紙や断片化された語りを通じて記憶と個人史が交錯する。言語表現の豊かさと記憶の不確かさを主題に、人間関係や歴史の断面を繊細に描き出す抜粋。

記憶家族史言語と語りアイデンティティ
翻訳者

ロシア語から英語への翻訳を行う若手翻訳者。Rossica Young Translators Prize 2010年受賞者。

James Rann 受賞
The List (Extract)

ディミトリー・ビコフの小説からの抜粋。名簿やリストという装置を通して個人の記憶や社会的評価の矛盾を描く。ユーモアと風刺を交えながら、現代ロシアにおける権力・名声・自己認識の相互作用を探る短い一節。

現代ロシア社会風刺アイデンティティ名誉と評価
翻訳者

ロシア語から英語への翻訳を手掛ける若手翻訳者。2009年のRossica Young Translators Prize受賞者。