ヤヌシュ・A・ザイデル賞
やぬしゅ・A・ざいでるしょう
Annual Polish science fiction and fantasy award voted by fans at Polcon for the best works published in the previous year.
- 創設年
- 1984
- 主催
- Związek Stowarzyszeń “Fandom Polski”(ポーランドSF&Fファンダム協会)
- カテゴリー
- ジャンル小説
- 選考方式
- 投票
- 受賞対象
- 不問
- 開催頻度
- 年1回
- 締切時期
- 4月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
The Janusz A. Zajdel Award is an annual Polish science fiction and fantasy award, established in 1984 and presented by the Polish SF&F fandom. Winners are selected by fans present at the Polcon convention from shortlists (up to five nominations per category). Since 1992 the award has been presented in two categories — novel and short story — and winners receive a statuette (designed by Wiesław Bielak since 1991). The final vote uses instant-runoff voting with a "No award" option; vote counts are not published.
賞品
- 主賞品
- Statuette awarded to winners (since 1991, designed by Wiesław Bielak).
- Statuette (designed by Wiesław Bielak)
- Recognition by Polish SF&F fandom
- Opportunities for inclusion in award-related anthologies and publicity
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| Nomination / Shortlist | Nominations by fans (up to five nominations per category are shortlisted). | — | Shortlist (nominees) published prior to final voting; details on the official site. |
| Final vote (Polcon) | All fans present at the Polcon convention vote (fan voting). | — | Winners are announced at Polcon; instant-runoff voting (with 'No award' option) is used; vote counts are not published. |
| Historical / governance | Until 1989 votes were cast by fan associations; since 1990 all fans at Polcon may vote; since 1991 a two-tier ballot system has been used. | — | Award presented in memory of Janusz A. Zajdel; Jadwiga Zajdel has presented the award to winners historically. |
選考基準
- Best works of science fiction and fantasy published in the previous year.
- Novel: works longer than approximately 30,000 words.
- Short story: shorter works.
- Selected by fan vote; considerations include originality, literary quality and contribution to the genre.
- A 'No award' option exists and is considered in final instant-runoff voting.
応募のヒント
推奨
- Ensure the work was published in the eligibility year (the award covers works published in the previous year).
- Confirm the correct category (novel: ~30,000+ words; short story: shorter works).
- Provide clear bibliographic/publication details so fans can identify and nominate the work.
- Follow rules and deadlines posted on the official site (zajdel.art.pl).
注意
- Do not assume works published outside the eligibility year are eligible.
- Do not attempt to manipulate or game fan voting.
- Avoid incomplete bibliographic information that prevents nomination.
関連の賞
- Golden Sepulka Award (historical, Poland)
- SFinks Award (Polish speculative fiction award)
- Polcon (Polish national science fiction convention)
- Anthology: Chosen by Fate: Zajdel Award Winners (translations / collections)
- Goodreads: Janusz A. Zajdel Award winners list
公式情報
http://zajdel.art.pl/過去の受賞者
近未来のポーランドを舞台にしたディストピア短編。社会保険機関が廃止され、全員に条件付きの基本給が支給される代わりに『社会監視』プログラムへの参加が義務づけられる。支出を促す制度によって貯蓄者が『ハムスター』と呼ばれ、SII(社会保険機関)職員がある対象の“ハムスター”を扱う際に大きな問題を発見するという筋立て。
若手の作家でプログラマー。短編を中心に発表しており、2019年の短編『Chomik』でZajdel賞を受賞した。
ヤクブ・シェラにまつわる伝説を下敷きにした歴史的ファンタジー。1846年の農民蜂起(ガリシア虐殺)を題材に、伝承と魔術的要素を織り交ぜて民衆や個人の運命を描く作品で、複数の文学賞を獲得している。
ポーランドの作家。歴史的伝承や民族的モチーフを取り入れた作風で知られる。本作は他の文学賞も受賞している。
ポーランドのファンタジー作家。短編・長編の両方で作品を発表している。2015年には短編でもZajdel賞を受賞した。
ポーランドのファンタジー作家。『Pamięć wszystkich słów』(Opowieści z meekhańskiego pogranicza)はミーハン世界(Meekhan)の辺境を舞台にした作品群の一部で、Zajdel賞受賞作を持つ作家。
ポーランドの作家。短編を中心にダークファンタジーやポップな要素を融合させた作品を発表。2011年短編部門で受賞。
ポーランドのファンタジー作家。神話的/幻想的要素を織り交ぜた作品で知られる。2011年小説部門で受賞。
ポーランドのSF/ファンタジー作家。短編で多くの評価を得ており、ダークな幻想要素やミステリ的展開が特徴。2010年短編部門で受賞。
ポーランドのSF作家。哲学的・ハードSF的な題材を扱う長編・短編で高く評価される。2010年(該当年度)に小説部門で受賞。
『ミーカンの辺境』シリーズに属する短編で、戦士や民族のアイデンティティ、英雄と民衆の関係を通して独自世界の倫理と運命を描くファンタジー作品。
ポーランドのファンタジー作家。『ミーカンの辺境(Meekhań)』シリーズで知られ、重厚な戦記風ファンタジーを得意とする。
シリーズ第1巻。独自の世界設定を背景に、冒険と陰謀を織り込みつつ複数の人物群像を描く長編。幻想的要素と歴史的モチーフが混在する物語。
ポーランドの作家。長編シリーズや短編で国際的にも注目されている。
ダンテに想を得た多層的な世界観を短編で表現。罪や贖罪、旅路といったテーマを幻想的なイメージで描き、道徳的・哲学的要素を含む。
ポーランドのファンタジー/SF作家。短編やシリーズ作で幅広く活躍し、寓話的で暗めの作風が特徴。
アイデンティティや変容をテーマにしたSF長編。技術や社会の変化によって個人の自己像が揺らぐ様を描き、倫理やアイデンティティの問題を問いかける。
ポーランドのSF作家。青少年向け作品やハードSF的要素を含む長編で人気を得ている。
墓の街を舞台にした幻想的・寓話的な短編。喪失と記憶、都市の陰影を通して抒情的で不穏な世界を描き出す作品。
ポーランドの作家・研究者。幻想文学や寓話的な短編で知られる。
『氷』という異質な現象が世界と人間の精神を変容させた代替歴史を描く大作。歴史改変や哲学的な問いを含み、個人と集団の運命、科学と迷信の衝突を扱う濃密な物語。
ポーランドを代表するSF作家。哲学的で構造的に凝った長編・短編を手がけ、国際的にも評価されている。
神話的なドラゴンや東洋的モチーフを織り交ぜた幻想的短編。力や儀礼、個人の欲望と運命が象徴的に描かれる作品。
ポーランドのファンタジー作家。神話的・ゴシック的な要素を持つ作品で知られる。
戦争や崩壊の痕跡が残る世界を舞台に、人間の喪失と再生を描く長編。破壊された社会とそこで生きる人々の葛藤、再構築への試みをテーマにしている。
ポーランドのファンタジー/SF作家。荒廃や人間の再生を主題にした物語を執筆する。
極寒の環境と人間の本能を描く短編。孤立や生存をめぐる葛藤、自然や狼を象徴として用いながら、人間関係と倫理の境界を浮かび上がらせる作品。
ポーランドの作家。短編・長編を手がけ、幻想的かつ叙事的な物語を得意とする。
冷酷な気候と未知の生態系を持つ異世界『氷の庭』に現代人が送り込まれ、生存と帰還をめぐる戦いと探求を描く叙事詩的ファンタジー。異文化間の対立や政治的陰謀、登場人物の成長が重層的に展開する。
ポーランドのファンタジー/SF作家。叙事詩的な世界構築と冒険譚で知られ、『Pan Lodowego Ogrodu』で広く注目を集めた。
『Wody głębokie jak niebo』(空のように深い水)は幻想的な短編で、自然と感情、喪失と再生のモチーフを繊細に描き出す叙情的な作品。
ポーランドのファンタジー作家。叙情的な筆致と伝承的モチーフを融合した短編・長編で知られる。
『Perfekcyjna niedoskonałość』(完璧な不完全さ)はトランスヒューマニズムや身体改造、意識の境界を扱う長編。技術進化がもたらす倫理的・哲学的問題を深く考察する作品。
ポーランドのSF作家。技術と倫理、存在論的テーマを扱う作風で知られる。
『Zapach szkła』(ガラスの香り)は都市と記憶、断片化した人間関係を詩的に描く短編。微細なイメージと静かな哀感が特徴の作品。
ポーランドのSF作家。短編を中心に、都市や個人の記憶を掘り下げる作品を発表している。
『Inne pieśni』(異なる歌)は神話的要素と歴史の改変を織り交ぜたオルタナティブヒストリー的長編。文化衝突や英雄譚、運命論的テーマを扱う壮大な叙事詩。
ポーランドのSF作家。壮大な世界観と哲学的主題を融合させた長編で知られる。
短編『Kuzynki』(従姉妹たち)は民俗的要素とユーモアを織り交ぜ、日常と奇異が接続する瞬間を軽妙な語り口で描く作品。
ポーランドの作家。ユーモアや民俗的モチーフを取り入れた短編・シリーズで人気を博している。
『Narrenturm』(狂人塔)は、15世紀のフス戦争期を背景にした歴史ファンタジー。医学・宗教・魔術が交錯する群像劇を通して、知識と信仰、権力の衝突を描く大作。
ポーランドのファンタジー作家。『ウィッチャー』シリーズで国際的に知られ、歴史や伝承を題材にした大河的作品を多数発表する。
短編『Autobahn nach Poznań』は移動と越境を主題に、国境や言語、アイデンティティの揺らぎを描く作品。社会的文脈と個人の選択が対比される。
ポーランドのSF作家。近未来的要素や都市的なモチーフを織り込んだ短編で知られる。
『Czarne oceany』(黒い海)は、ネットワークと仮想現実が社会を覆う近未来群像劇。個人のアイデンティティや企業・国家の権力関係、倫理的ジレンマを多層的に描く長編SF。
ポーランドのSF作家。テクノロジーと人間の関係を深く掘り下げる長編・短編で高い評価を受ける。
短編『Katedra』は、巨大で不可解な建造物=大聖堂を軸に信仰と技術、個人の認識の限界を問う作品。象徴的なイメージと哲学的考察が融合する。
ポーランドのSF作家。緻密な世界設定と哲学的・思想的なテーマを組み合わせた作品群で知られる。
『Żmijowa harfa』(蛇のハープ)はスラヴの伝承を下敷きにしたファンタジー長編。古い呪術と家族の因縁、土地に根ざした神話が交差し、個人と共同体の記憶が物語を動かす。
ポーランドのファンタジー作家。スラヴ伝承や中世的モチーフを取り入れた幻想的な世界構築と叙情的な筆致で知られる。
ポーランドの作家・ジャーナリスト。複数回にわたりZajdel賞を受賞している。
ポーランドの作家・ジャーナリスト。短編・長編の両方で受賞歴がある。
ポーランドの作家・ジャーナリスト。小説やエッセイ、評論など幅広く執筆している。
『Krew elfów(血のエルフ)』はウィッチャーシリーズの長編で、シリの成長と彼女をめぐる政治的・民族的対立が主題。ゲラルトはシリを守る存在として立ち振る舞い、世界の緊張と個人の選択が物語を牽引する。
ポーランドのファンタジー作家。『ウィッチャー』シリーズで国際的に知られる作家。
ポーランドのファンタジー作家。『ウィッチャー』シリーズで国際的に知られる作家。
『Miecz przeznaczenia(運命の剣)』はウィッチャー世界の短編群を含む作品集(英題:Sword of Destiny)。ゲラルトとシリの出会いを含む物語群を通じて、運命、選択、関係性のテーマが掘り下げられている。
ポーランドのファンタジー作家。『ウィッチャー』シリーズで国際的に知られる作家。
『Mniejsze zło(より小さな悪)』はサプコフスキの代表的なウィッチャー短編。ゲラルトが村の対立に介入し、復讐と正義のはざまで『より小さな悪』を選ぶかを問われる道徳的ジレンマが中心テーマとなる。
ポーランドのファンタジー作家。『ウィッチャー』シリーズで国際的に知られる作家。
ポーランドの社会学者でありSF作家。社会構造や政治の問題を題材にした著作でも知られる。
『Paradyzja』はザイデルによる長編で、外界から隔絶された居住区(題名はユートピアを連想させる)が実際には監視と統制に満ちたディストピアであることを描き、個人の自由と集団の統制の矛盾を描出する作品。
ポーランドのSF作家。ザイデル賞の名の由来となった作家で、ディストピアや社会批評を主題とした作品で知られる。