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カーネギー・メダル(イラストレーション)/旧:ケイト・グリーナウェイ賞

けいとぐりーなうぇいしょう

イギリスの児童書イラストレーションの優れた業績を年1回表彰する賞。CILIPが主催。

児童書イラストレーション賞絵本・児童文学図版・視覚表現
創設年
1955
主催
Chartered Institute of Library and Information Professionals (CILIP)
カテゴリー
児童文学・童話・絵本
選考方式
推薦
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
締切時期
10月頃
発表時期
6月頃
賞のステータス
活動中

説明

Carnegie Medal for Illustration(旧称:Kate Greenaway Medal)は、CILIP(Chartered Institute of Library and Information Professionals)が主催する、児童書のイラストレーションに対する英国の年次賞。対象は英国で最初に刊行された児童向けの図版作品で、テキストがある場合は英語であることが要件。審査はCILIPの専門職員によるノミネートと、同団体のユース・インタレスト・グループの図書館員パネルによって行われる。受賞者には金メダルと図書の寄贈、さらに遺贈により設けられた現金賞が付与される。

賞品

主賞品
金メダル(Gold Medal)。受賞者選定図書館へ£500相当の図書寄贈。2000年の遺贈により現金賞£5,000を授与。
賞金
5,000 GBP
  • £500相当の図書を受賞者が指定した図書館へ寄贈
  • 金メダル(受賞者に授与)

選考情報

選考プロセス

Nomination
審査員 Library and information professionals in CILIP(図書・情報専門職)が候補をノミネート
発表 ノミネート:9月–10月(前年度の出版期間終了後)
Shortlisting
審査員 CILIPのユース・インタレスト・グループ所属の12名の児童図書館員パネルが審査
発表 ショートリスト発表:毎年3月
Final (Winner selection)
審査員 同じ12名パネルが最終選考を行い受賞作を決定
発表 受賞作発表:毎年6月(プレゼンテーション/授賞式)

選考基準

  • イラストレーションの芸術的・技術的完成度
  • テキストとイラストの相乗効果(synergy)
  • 全体としての視覚的体験が与える満足度と持続的印象
  • 版面・フォーマット・デザインの質
  • 児童・ヤングアダルト向けとしての適合性
  • 出版が英国で初めて行われたこと(対象期間:前年度の学年、9月–8月)
  • テキストがある場合は英語であること(または英語を含む二言語刊行)

応募のヒント

推奨

  • 英国での初出版(対象期間:前年9月〜当年8月)に注意して刊行・流通を整える
  • テキストがある場合は英語であること(または英語を含む二言語刊行)を確認する
  • イラストレーションとテキストの相乗効果(synergy)を重視する
  • 版面設計・製本・印刷品質など視覚体験を高める要素を整える
  • CILIP所属の図書館員にノミネートしてもらえるよう広報や配本を行う

注意

  • 英国初刊でない、対象期間外の作品をエントリー対象と考えない
  • イラスト以外の要素(テキストのみ)に依存しすぎない
  • デザインやレイアウトを軽視して単に絵を並べるだけにしない
  • 子ども向けに適さない表現や不明瞭な意図の作品を提出しない

審査員から

  • 「全体として刺激的で満足のいく視覚体験を提供し、持続的な印象を残すこと」を重視します。
  • イラストの個々の技術だけでなく、テキストとの相乗効果やページ構成を評価します。
  • フォーマット、印刷・製本の質も作品の評価に影響します。

関連の賞

  • Carnegie Medal for Writing(CILIPの文章部門)
  • Caldecott Medal(米国・絵本イラスト賞)
  • Kurt Maschler Award(Emil)
  • Mother Goose Award
  • Yoto Carnegies / Shadowers' Choice Award(シャドワーズ賞)

公式情報

https://carnegies.co.uk/

過去の受賞者

オリビア ロメネック ギル おりびあ ろめねっく ぎる 受賞
Clever Crow

児童向けの絵本。機知に富む一羽のカラスを主人公に、日常の困りごとや自然のなかでの出来事を創意工夫で乗り越える姿を描く。豊かな色彩と細やかな描写で感情や風景を表現し、問題解決や友情、自然との共生をやさしく伝えるビジュアル主導の作品。

自然機知・創造性友情問題解決絵本・視覚表現
イラストレーター

児童向けの絵本イラストレーター。2025年のケイト・グリーナウェイ(Carnegie Medal for Illustration)で、『Clever Crow』のイラストレーションにより受賞。色彩豊かな描写と視覚的な語りで知られる。

Aaron Becker 受賞
The Tree and the River

Aaron Beckerの『The Tree and the River』は、川や木をめぐる旅を通して自然との関わり、時間の流れ、再生や喪失を詩的に描く絵本です。色彩と構図を重視したイメージ中心の語りで、言葉少なに豊かな情景と感情を喚起します。

自然回復冒険想像力時間
イラストレーター、絵本作家

アメリカの絵本作家・イラストレーター。言葉をほとんど用いない視覚表現で物語を紡ぐことで知られる。

Jeet Zdung 受賞
Saving Sorya: Chang and the Sun Bear

『Saving Sorya: Chang and the Sun Bear』(作:Trang Nguyen、挿絵:Jeet Zdung)は、少年チャンが子グマソーリヤを救う実話を基にした作品で、密猟や環境破壊に直面する動物と人間の関わり、文化的背景を丁寧に描きます。勇気と連帯、野生動物保護の重要性を伝える絵本です。

動物保護勇気文化家族環境教育
Long Way Down

ダニカ・ノヴゴロドフによるグラフィックノベル版『Long Way Down』(原作:Jason Reynolds)は、暴力と復讐、喪失に向き合う若者の心理を詩的かつ視覚的に描いた作品です。モノローグ的な原作詩をコマ割りとイメージで再構成し、感情の機微と社会的文脈を強く訴えかけます。

暴力復讐喪失成長グラフィックノベル
イラストレーター、グラフィックノベル作家

アメリカのイラストレーター/グラフィックノベル作家。映像的なコマ割りと詩的表現で物語を視覚化する作品を発表している。

Sydney Smith 受賞
Small in the City

『Small in the City』は、小さな存在が広い都会でどのように見守られ、助けられるかを描いた絵本です。頁ごとの緻密な描写と色の変化により、孤独や不安、他者の優しさが浮かび上がり、読後に温かな希望が残る作品になっています。

孤独優しさ都市コミュニティ見守り
イラストレーター、絵本作家

詩的な視点と繊細な色使いで都市や子どもの情感を描くイラストレーター・絵本作家。

Shaun Tan 受賞
Tales from the Inner City

ショーン・タンの『Tales from the Inner City』は、都市の風景や人間関係に潜む寓話や幻想を短編的に描き出したイラスト集的作品です。多様なモチーフと寓意を通して、社会・環境・共感の問題を視覚的に探り、読み手に深い余韻を残します。

都市寓話社会批評環境幻想
イラストレーター、作家

オーストラリア出身のイラストレーター・作家。寓話的で想像力に富んだ作風で国際的に高い評価を受ける。

Jackie Morris 受賞
The Lost Words

『The Lost Words』(詩:Robert Macfarlane、挿絵:Jackie Morris)は、都市化や現代の語彙変化により子どもたちの生活から失われつつある自然の言葉を、美しい水彩画と詩で呼び戻す試みとして作られた絵本です。植物や動物の名前を“詩的な呪文”の形で再提示し、自然への敬意と保全の意識を育みます。

自然保護言葉生態教育
イラストレーター、作家

イギリスの画家・イラストレーター。野生と自然を題材にした繊細な水彩画で知られる。

Sydney Smith 受賞
Town is by the Sea

『Town is by the Sea』(作:Joanne Schwartz、挿絵:Sydney Smith)は、海辺の町で暮らす少年の視点を通じて、父の仕事や町の日常、海との関係を描く絵本です。静謐な色彩と細部への観察により、労働や家族、環境のつながりを詩的に表現します。

家族労働都市の生活成長
イラストレーター、絵本作家

カナダ(在英)のイラストレーター兼絵本作家。繊細な色彩と詩的な構図で都市や日常を描く作品が評価される。

Lane Smith 受賞
There is a Tribe of Kids

Lane Smithの『There is a Tribe of Kids』は、子どもの想像力と遊びの力を祝う詩的な絵本です。象徴的で遊び心のあるイメージと斬新なレイアウトを通して、共同体や好奇心、未知への挑戦を描き、読者の想像力を刺激します。

想像力子ども遊び共同体ユーモア
イラストレーター、絵本作家

アメリカの絵本作家・イラストレーター。独特のユーモアと視覚的発想で知られる。

Chris Riddell 受賞
The Sleeper and the Spindle

『The Sleeper and the Spindle』は、ニール・ゲイマンの物語を基にクリス・リデルが描いた挿絵絵本で、眠れる森の美女のモチーフを再構築しています。細密な線描と装飾的な画面で、古典的な童話の闇と希望を視覚的に拡張し、物語に新たな解釈と深みを与える作品です。

童話の再話ファンタジーイラストレーションフェアリーテール
イラストレーター、作家

英国のイラストレーター・作家。絵本の挿絵や風刺画で知られ、豊かな線描とユーモアを持つ作風が特徴。

William Grill 受賞
Shackleton's Journey

ウィリアム・グリル著『Shackleton's Journey』は、アーネスト・シャクルトン率いる1914年の南極探検とその生還の物語を、精緻な水彩と鉛筆画、地図や資料で再現したビジュアル・ノンフィクション絵本です。砕氷に閉じ込められた船と隊員たちの困難、仲間の絆と自然の過酷さを、子どもにも伝わる語り口と静謐な絵で描きます。

冒険探検歴史自然ノンフィクション伝記
イラストレーター、作家

イギリスのイラストレーター・絵本作家。自然史や歴史を題材にした緻密な描写で知られる。

ジョン・クラッセン じょん・くらっせん 受賞
This Is Not My Hat

小さな魚が帽子を盗む物語を、簡潔な文章と抑制されたイラストで描く絵本。語り口のユーモアと視覚的な間(ま)を活かして盗みの顛末を冷徹に描き、読者に強い印象を残す作品。

32ページ
ユーモア道徳的寓意ブラックユーモア視覚的語り
絵本作家・イラストレーター

カナダ出身の絵本作家・イラストレーター。簡潔な語りと抑制の効いた絵でブラックユーモアを効かせる作風が特徴。2014年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

レヴィ・ピンフォールド れび・ぴんふぉーるど 受賞
Black Dog

『Black Dog』は、黒い犬というイメージを通して恐怖や不安を寓意的に描く絵本。重厚な陰影表現と静謐な画面で読者の想像力を刺激し、恐れを見つめ直す物語を静かに紡ぐ。

恐怖寓意想像力絵の表現
イラストレーター

英国の絵本作家・イラストレーター。モノクロや陰影を活かした力強い作画で寓話的な物語を描く。

ジム・ケイ じむ・けい 受賞
A Monster Calls

パトリック・ネス原作、ジム・ケイ挿絵の本作は、病気の母を持つ少年が深い悲しみと向き合う物語。夜ごと現れる怪物が寓話を語り、少年の内面と向き合わせる。挿絵は物語の暗く感情的なトーンを豊かに補強する。

喪失悲しみと癒し想像力親子
イラストレーター

英国のイラストレーター。緻密で雰囲気のある絵で知られ、晩年の物語を扱った作品の挿画で高い評価を得た。

グレアム・ベイカー=スミス ぐれあむ・べいかーすみす 受賞
FArTHER
イラストレーター
フレイヤ・ブラックウッド ふれいや・ぶらっくうっど 受賞
Harry and Hopper

マーガレット・ワイルド作、フレイヤ・ブラックウッド挿絵の本作は、少年ハリーと犬ホッパーの深い絆を描く絵本。別れや再会、喪失と癒しの感情を繊細な描写で伝え、挿絵の繊細さが物語の深みを支えている。

友情喪失と癒し家族動物
イラストレーター

オーストラリア出身のイラストレーター。繊細な水彩や温かみのある表現で児童書の挿絵を手がけ、国際的にも評価されている。

キャサリン・レイナー きゃさりん・れいなー 受賞
Harris Finds His Feet

やわらかなタッチのイラストで動物の主人公が自分の居場所や自信を見つける成長の物語を描く絵本。友情や勇気を温かく描き、読み聞かせに適した一冊。

成長自己発見友情動物
絵本作家・イラストレーター

英国の絵本作家・イラストレーター。繊細な線と色使いで動物を描き、幼児向けの優しい物語で評価されている。

エミリー・グラヴェット えみりー・ぐらべっと 受賞
Little Mouse's Big Book of Fears

小さなネズミがさまざまな「恐怖」に向き合う様子を、ページごとの仕掛けと視覚的な発想で描く絵本。恐れを具体化して提示しつつ、ユーモアと優しい結末で不安に寄り添う構成が評価された。

恐怖と克服想像力ユーモア児童心理
絵本作家・イラストレーター

英国の絵本作家・イラストレーター。視覚的なユーモアと発想の鋭さで知られ、複数回の受賞歴がある。

ミニ・グレイ みに・ぐれい 受賞
The Adventures of the Dish and the Spoon

ナーサリー・ライム『The Dish and the Spoon』を出発点に、ディッシュとスプーンが自由を求めて冒険する後日談を描く絵本。映画的なコマ割りとブラックユーモアを織り交ぜ、逃避と自己発見、そしてほのかな切なさを洒脱に表現する。

古典の翻案ユーモア友情ナラティブ絵本
絵本作家・イラストレーター

イギリスの絵本作家・イラストレーター。遊び心と詩的な発想で古典的な題材を現代的に再解釈する作風が特徴。

該当なし
エミリー・グラヴェット えみりー・ぐらべっと 受賞
Wolves

『Wolves』は、絵とページめくりを巧みに使って読み手の想像力を刺激する絵本。主人公が“狼”の物語を読み進めるにつれ、物語と現実の境界が曖昧になり、恐怖とユーモアが交錯する。最小限のテキストと緻密な描写で不安を受け止める構成が高く評価された。

32ページ
恐怖とユーモア想像力と現実動物児童文学
絵本作家・イラストレーター

英国の絵本作家・イラストレーター。独創的な視覚表現とユーモアを持つ作風で知られ、デビュー作『Wolves』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

クリス・リデル くりす・りっでる 受賞
Jonathan Swift's "Gulliver" (adapted by Martin Jenkins)

ジョナサン・スウィフトの『ガリバー旅行記』をマーティン・ジェンキンスが子ども向けに再話し、クリス・リデルが力強く緻密な挿絵で視覚化した改作版。冒険と風刺の要素を絵で豊かに表現する一冊。

古典文学の翻案冒険風刺挿絵
イラストレーター・作家

英国のイラストレーター兼作家。緻密で表情豊かな挿絵に定評があり、複数回のグリーナウェイ賞受賞を誇る重要な現代作家である。

シャーリー・ヒューズ しゃーりー・ひゅーず 受賞
Ella's Big Chance

シンデレラを題材にした再話絵本。主人公エラの機知や日常の細部に焦点を当て、人物の表情や温かい場面描写で古典に新たな魅力を添える挿絵版になっている。

古典の再話おとぎ話成長ユーモア
絵本作家・イラストレーター

英国を代表する絵本作家・イラストレーター。1977年の受賞に続き2003年でもケイト・グリーナウェイ賞を受賞した、世代を超えて親しまれる作家である。

ボブ・グラハム ぼぶ・ぐらはむ 受賞
Jethro Byrde, Fairy Child

少年と不思議な小さな存在の交流を描く心温まる絵本。日常の中に起こる幻想的な出来事をやさしい筆致で描き、想像力や思いやりを育む物語になっている。

想像力家庭不思議友情
絵本作家・イラストレーター

オーストラリア出身の絵本作家・イラストレーター。温かい視点と日常感覚を大切にした作品で国際的にも評価されている。

クリス・リデル くりす・りっでる 受賞
Pirate Diary: The Journal of Jake Carpenter

海賊の日誌という体裁で航海や日常の出来事を綴る情報絵本。詳細な図解とユーモアある挿絵で、海賊生活や歴史的背景を子どもにも分かりやすく伝える試みがなされている。

海賊冒険情報絵本歴史
イラストレーター・作家

英国のイラストレーター兼作家。細密で表現力豊かな線描を特徴とし、2001年・2004年・2016年と複数回グリーナウェイ賞を受賞している。

ローレン・チャイルド ろーれん・ちゃいるど 受賞
I Will Never Not Ever Eat a Tomato

偏食の妹ローラに兄チャーリーが工夫して食べさせようとするユーモラスな一冊。独特のコラージュ風イラストと機知に富んだ語り口で、兄妹のやり取りと成長を描く。

家族食育ユーモア兄弟姉妹
作家・イラストレーター

英児童書作家でイラストレーター。『チャーリーとローラ』シリーズなど、ユニークなコラージュ風の画風と機知に富んだ物語で知られる。

ヘレン・オクセンベリー へれん・おくせんべりー 受賞
Alice's Adventures in Wonderland

ルイス・キャロルの古典『不思議の国のアリス』の挿絵版。オクセンベリーの柔らかく親しみやすい画風で奇想天外な場面や登場人物を描き、古典を子どもに届ける一冊となっている。

児童文学古典の再話ファンタジー
イラストレーター・絵本作家

英国を代表する絵本作家・イラストレーター。1969年に続き1999年に再びケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

ヘレン・クーパー へれん・くーぱー 受賞
Pumpkin Soup

動物たちが一緒にかぼちゃのスープを作る日常を描く絵本。共同作業や友情、役割のずれから生じる小さな確執と和解がユーモアと温かさをもって綴られる作品。

友情共同作業日常の絆
イラストレーター・作家

温かみのある色彩と親しみやすい登場人物描写で知られる絵本作家。子どもの日常と感情を丁寧に描く作風が特徴。

P・J・リンチ ぴー・じぇー・りんち 受賞
When Jessie Came Across the Sea

少女ジェシーが海を渡って新しい土地へ来る出来事を静かに描いた物語。移住にともなう不安や期待、家族の支えと新生活への順応を繊細な挿絵と語りで表現している。

移民家族希望適応
イラストレーター

児童書のイラストレーター。1995年に続き1997年にもケイト・グリーナウェイ賞を受賞している。

ヘレン・クーパー へれん・くーぱー 受賞
The Baby Who Wouldn't Go To Bed

眠りたがらない赤ちゃんをめぐるユーモラスで温かな絵本。日常の細やかな観察を通じて親子の愛情や寝かしつけの工夫を描き、幼児期の生活の一場面をやさしいタッチで表現する。

家族就寝習慣ユーモア
イラストレーター・作家

児童書のイラストレーター兼作家。親しみやすい絵と子どもの視点を大切にした作品で知られる。

P・J・リンチ ぴー・じぇー・りんち 受賞
The Christmas Miracle of Jonathan Toomey

頑固で孤独な木彫り職人ジョナサン・トゥーミーが、未亡人とその息子から依頼された降誕の人形を作る過程で少しずつ心を開き、家族の温かさと癒しを取り戻すクリスマスの物語。静謐な画面で感情の機微を描く。

家族癒しクリスマス孤独と和解
イラストレーター

児童書のイラストレーター。繊細で語りかけるような挿絵で知られ、1995年と1997年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

Way Home

幼い主人公の帰路や日常の出来事を静かに描いた絵本。限られた場面を通して家族や帰ることの意味、身近な世界の暖かさを象徴的に表現し、絵の力で情緒豊かな物語が紡がれる構成になっている。

帰路家族日常成長
絵本作家/イラストレーター

絵本作家・イラストレーター。Libby Hathornのテキストによる『Way Home』の挿画でケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

Alan Lee 受賞
Black Ships Before Troy

ローズマリー・サトクリフの古代ギリシャ・トロイ戦争を題材にした物語を、アラン・リーが壮麗かつ繊細な挿画で彩った叙事詩的な絵本。戦争と英雄譚、運命の重さをヴィジュアルに表現し、古典叙事詩を視覚的に蘇らせる作品となっている。

神話トロイ戦争叙事詩古典の再話
イラストレーター

ファンタジー的な風景画や叙情的な挿画で知られるイラストレーター。ローズマリー・サトクリフの作品『Black Ships Before Troy』の挿画でケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

Zoo

動物園を題材にした視覚中心の絵本。細部に富むイラストで観察力と想像力を刺激し、子どもの視点と大人の解釈が交差するような寓意的な要素を含む。心理的な深みを感じさせる表現が特徴で、読むたびに新たな発見がある構成。

動物園想像力心理描写視覚表現
作家/イラストレーター

児童書の作家兼イラストレーター。象徴的で寓意を含む挿画表現で知られ、『Zoo』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

Janet Ahlberg 受賞
The Jolly Christmas Postman

封筒やカードの仕掛けが多数付属する参加型の仕掛け絵本。クリスマスを舞台に郵便配達人が届ける手紙やグリーティングを実際に抜き出して楽しめる工夫があり、遊び心と物語性を兼ね備えた作品として親しまれている。

仕掛け絵本インタラクティブクリスマス郵便
イラストレーター

夫アラン・アールバーグと共に多数の仕掛け絵本で知られる児童書イラストレーター。『The Jolly Christmas Postman』の挿画でケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

Gary Blythe 受賞
The Whales' Song

鯨や海の世界をテーマにした詩的な絵本。海の音や海洋生物の存在感を繊細なイラストで表現し、自然の神秘や生き物への共感を幼い読者に伝える。文章は詩的で、挿画が作品の雰囲気を強く牽引する構成になっている。

動物自然詩的表現
イラストレーター

児童書のイラストレーター。Dyan Sheldonの作品『The Whales' Song』の挿画でケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

War Boy: A Country Childhood

作者自身の田舎での少年時代を回想した自伝的絵本。戦時下の生活や日常の細やかな記憶を暖かくかつ率直に描き、成長や家族、郷愁を通して過去を振り返る物語性と豊かな挿画が特徴となっている。

自伝戦時下の子ども時代ノスタルジア田舎生活
作家/イラストレーター

児童書の作家・イラストレーター。自伝的要素のある『War Boy: A Country Childhood』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞し、戦時下の少年時代を描いた作品で知られる。

Barbara Firth 受賞
Can't You Sleep Little Bear?

夜眠れない小熊と親のやり取りを描いた幼児向け絵本。簡潔で温かみのある文章と柔らかなタッチの挿画が、子どもの不安を和らげ安心感を与える構成になっており、親子の結びつきをやさしく伝える名作である。

幼児向け親子関係安心
イラストレーター

児童向け絵本の挿画を手がけるイラストレーター。Martin Waddell作『Can't You Sleep Little Bear?』の挿画でケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

Crafty Chameleon

アフリカ風の民話を基にした短い寓話で、ずる賢いカメレオンと他の動物たちのやり取りを通して機知や協調性、ユーモアを伝える絵本。鮮やかな色彩と動物描写を生かした挿画が特徴で、子ども向けの読みやすさと視覚的魅力を併せ持つ。

民話動物ユーモア知恵
イラストレーター

動物や民話を題材にした児童絵本で知られるイラストレーター。Mwenye Hadithiの物語『Crafty Chameleon』の挿画でケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

Fiona French 受賞
Snow White in New York

古典童話『白雪姫』をニューヨークの風景に置き換えて再話した絵本。都会特有の色彩や雑踏を背景に伝統的なモチーフを現代の都市生活と結びつけて描き、挿画で都市の雰囲気を際立たせる作品。

童話の再話都市文化の交差白雪姫
イラストレーター

児童書のイラストレーター。『Snow White in New York』の挿画でケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

Sir Gawain and the Loathly Lady

アーサー王伝説の一篇『Sir Gawain and the Loathly Lady』をセリナ・ヘイスティングスが現代語で再話した挿絵入りの作品。挿画は中世の雰囲気と幻想性を繊細に描き、騎士サー・ガウェインの試練や外見と本質の対比、道徳的選択を視覚的に表現している。

アーサー王伝説騎士道民話再話
イラストレーター

児童書のイラストレーター。セルリナ・ヘイスティングスによる再話『Sir Gawain and the Loathly Lady』の挿画でケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。

エロール・ル=ケイン えろーる るーけいん 受賞
Hiawatha's Childhood

ヘンリー・ワズワース・ロングフェローの『The Song of Hiawatha』の一節を視覚化した挿絵版。叙情的な水彩や装飾的な画面構成により、少年ハイアワサの自然との交感や神話的な情景を詩情豊かに再現している。

古典文学詩の挿絵神話叙情
イラストレーター・絵本作家

叙情的で装飾的な水彩画や細密描写に定評のあるイラストレーター。古典や詩の挿絵で高く評価され、詩的な題材を豊かな図像で表現した作品が特徴。1984年に『Hiawatha's Childhood』で受賞した。

アンソニー・ブラウン あんそにー ぶらうん 受賞
Gorilla

少女とゴリラとの交流を通じて、孤独や父娘関係、想像力による癒しを描いた絵本。象徴的かつ写実的な挿絵で人物の心理を表現し、シンプルながら深みのある物語構成が評価された。

家族想像力孤独友情
作家・イラストレーター

英国の絵本作家・イラストレーター。心理や家族関係を寓話的に描く作風で知られ、象徴性の高い絵で読者に多層的な読みを促す。1983年に『Gorilla』でグリーナウェイ賞を受賞。

マイケル・フォアマン まいける ふぉあまん 受賞
Long Neck and Thunder Foot / Sleeping Beauty and other favourite fairy tales

『Long Neck and Thunder Foot』は子ども向けの物語絵本で親しみやすい挿絵と語り口を持つ作品。『Sleeping Beauty and other favourite fairy tales』は民話や童話の挿絵集で、豊かな色彩表現と独自の解釈によって古典を現代の読者に提示した。両作とも絵の表現力が評価された。

童話民話色彩ファンタジー
作家・イラストレーター

英国の児童書イラストレーター兼作家。鮮やかな色彩と柔軟な画風で古典や童話を再解釈することで知られ、多様なテーマの絵本を手掛ける。1982年は複数作品で高く評価された。

チャールズ・キーピング ちゃーるず きーぴんぐ 受賞
The Highwayman

アルフレッド・ノイスの詩『The Highwayman』を挿絵付きで再構成した作品。劇的な詩情に応じて力強い線と陰影で場面を描き、詩とビジュアルの相互作用によって古典詩の世界を新たに提示する。

詩の挿絵ドラマモノクローム叙情
イラストレーター

英国のイラストレーター。力強い線と陰影を用いたモノクロームの表現で知られ、叙情的かつ劇的な挿絵を得意とする。詩や古典の挿絵で高い評価を受けた。

クエンティン・ブレイク くえんてぃん ぶれいく 受賞
Mr Magnolia

軽快な線描とユーモラスな情景描写が特徴の絵本。個性的な主人公と周囲の奇妙で愉快な出来事を詩的かつユーモラスに描き、読む人に明るい余韻を残す作品として評価された。

ユーモア個性想像力絵本
イラストレーター

英国の児童書イラストレーター。奔放で生き生きとした線描とユーモアのある表現で知られ、数多くの著名作家との共作を通じて国際的に評価されている。1980年に『Mr Magnolia』で受賞。

ヤン・ピエンコウスキー やん ぴえんこうすきー 受賞
The Haunted House

幽霊屋敷を舞台に、影や構図を駆使した視覚的効果で恐怖とユーモアを両立させる絵本。ページ展開や画面構成による驚きが織り込まれ、子どもの想像力を刺激するスリリングな読書体験を提供する作品。

幽霊ホラー仕掛け想像力
イラストレーター・作家

ポーランド出身で英国で活動する絵本作家・イラストレーター。視覚的に強い印象を残す造形と仕掛け的な演出に定評があり、子どもの想像力を刺激する作品を多く手掛ける。1979年に『The Haunted House』で受賞。

ジャネット・オールバーグ じゃねっと おーるばーぐ 受賞
Each Peach Pear Plum

韻文に合わせてイラストの中に童話の登場人物やモチーフが隠されている仕掛け絵本。子どもが絵の中を探しながら読み進める楽しさがあり、テキストと絵の融合による遊び心に富んだ作品として評価された。

仕掛け絵本童話探索リズム
イラストレーター・絵本作家

英国のイラストレーター。夫のアラン・アールバーグと共作した絵本で知られ、図と文の相互作用を生かした仕掛けやリズム感ある構成で高い評価を得た。1978年に『Each Peach Pear Plum』で受賞。

シャーリー・ヒューズ しゃーりー ひゅーず 受賞
Dogger

大切なぬいぐるみ「Dogger」を失くした子どもの不安と、家族の思いやりによる再会を描く絵本。日常の細かな心理描写を丁寧に追い、柔らかな色調の挿絵で子どもの感情を温かく表現することで高く評価された。

家族喪失と再会日常成長
作家・イラストレーター

英国を代表する児童書作家兼イラストレーター。身近な子どもの生活や家族の情感を温かく描く作風で知られ、親子で長く読み継がれる作品を多く残した。1977年に『Dogger』でグリーナウェイ賞受賞。

ゲイル・E・ヘイリー げいる いー へいりー 受賞
The Post Office Cat

郵便局を舞台にした児童絵本。主人公の猫を通じて日常の出来事や人々の交流をユーモラスに描き、細やかな観察に基づく挿絵と簡潔な文章が一体となって、子どもに親しみやすい物語体験を提供する。

動物日常ユーモア絵本
作家・イラストレーター

アメリカ出身の絵本作家兼イラストレーター。民話や民俗を題材にした絵本で評価され、構成と絵の融合に優れる。1976年に『The Post Office Cat』でグリーナウェイ賞を受賞している。

ヴィクター・アンブラス びくたー あんぶらす 受賞
Horses in Battle / Mishka

『Horses in Battle』は戦場での馬の役割や装具を豊富な図版と精緻な挿絵で紹介する情報絵本で、歴史的描写と視覚資料性が特長。『Mishka』は同年刊の児童向け絵本で、物語を重視した挿絵表現が評価された。両作の図版技術が受賞の主因となった。

歴史戦争動物図版
イラストレーター

ハンガリー生まれで英国を拠点に活動した児童書イラストレーター。歴史や民話を題材にした精緻な挿絵を得意とし、図版表現で高い評価を受けた。1975年に『Horses in Battle』と『Mishka』でグリーナウェイ賞を受賞。

パット・ハッチンス ぱっと はっちんす 受賞
The Wind Blew

気象を題材にした詩的で情報性のある絵本。風がもたらす変化やその結果を短い韻文と図解的な挿絵で示し、子どもに自然現象の観察と感覚的な理解を促す。しばしば“気象に関する詩的な解説”と評される作品。

自然気象教育絵本詩的表現
作家、イラストレーター

イギリスの児童書作家・イラストレーター。簡潔でリズミカルな文と明快な挿絵を組み合わせた作品で知られ、子どもの関心を引くテーマ設定と視覚的な分かりやすさが特徴。

レイモンド・ブリッグズ れいもんど ぶりっぐず 受賞
Father Christmas

『Father Christmas』は職務としてのサンタクロースの日常をユーモラスに描いた絵本。仕事に疲れたサンタの姿や細部まで描かれた場面が親しみを呼び、温かさと機知に富んだイラストで世代を超えて評価される作品である。

サンタクロースユーモア日常の詩情児童絵本
作家、イラストレーター

英国の絵本作家・イラストレーター。ユーモアと人間味のある描写で知られ、児童書の古典的な作品を多数残した。親しみやすい視点で日常の出来事を描く力量が評価される。

クリスティナ・トゥルスカ くりすてぃな とぅるすか 受賞
The Woodcutter's Duck

木こりと一羽のアヒルをめぐる童話を絵本化した作品。民話的な語り口と自然描写に重きを置き、温かみのある挿絵で家族や共生といったテーマをやさしく伝える。図像表現は物語の寓意を補強する役割を果たす。

民話動物自然家族
イラストレーター
ヤン・ピエンコフスキ やん ぴえんこふすき 受賞
The Kingdom Under the Sea and other stories

Joan Aikenによる再話を元にした海の物語集で、ピエンコフスキの幻想的かつ象徴的な挿絵が物語に強いムードを与える。影や鮮烈な造形を活かしたビジュアルで、子どもの想像力を刺激する構成が特徴。

民話幻想再話
イラストレーター、作家

ポーランド系イギリス人のイラストレーター。影や造形的な図像を用いた大胆なビジュアル表現やポップアップ的な演出で知られ、幻想的な物語世界を視覚的に作り上げることに長ける。

ジョン・バーニンガム じょん ばーにんがむ 受賞
Mr Gumpy's Outing

Mr Gumpyが動物や子どもたちをボートに招いて楽しむ絵本。人が次々と集まることで起きる小さな混乱とその和解をユーモラスに描き、協力や責任、社会性といったテーマをやさしく伝える。Burninghamらしい遊び心と観察眼が光る作品。

協力ユーモア友情児童絵本
作家、イラストレーター

独特のユーモアと詩的感覚を併せ持つ絵本作家・イラストレーター。簡潔で機知に富んだ物語と個性的な絵柄で子どもに支持され、複数回にわたり本賞で評価されている。

ヘレン・オクセンバリー へれん おくせんばりー 受賞
The Quangle Wangle's Hat / The Dragon of an Ordinary Family

Edward Learのナンセンス詩を絵本化した『The Quangle Wangle's Hat』と、Margaret Mahy作の『The Dragon of an Ordinary Family』の挿絵を担当。どちらでもOxenburyは柔らかなタッチと親しみやすい色使いで登場人物や魔法的要素を温かく描き、子どもの想像力を引き出す。

ナンセンス文学児童文学家庭想像力
イラストレーター、絵本作家

柔らかく温かい筆致で子どもの視点を大切に描く英国の児童書イラストレーター。翻訳・古典作品の挿絵から現代の物語まで幅広く手がけ、親子に支持される絵本を多数制作している。

ポーリン・ベインズ ぽーりん べいんず 受賞
A Dictionary of Chivalry

中世の騎士道とその関連用語を解説する参考書に、Baynesが詳細な図版を添えた作品。歴史的な装束や武具、儀礼などを視覚的に分かりやすく示し、児童から一般、学習資料としても活用できる配慮がなされている。

参考書中世図像騎士道
イラストレーター

児童書や神話的題材の挿絵で知られるイラストレーター。参考書や図版の仕事でも定評があり、細やかな線描と物語性を兼ね備えた図像表現が特徴。

チャールズ・キーピング ちゃーるず きーぴんぐ 受賞
Charley, Charlotte and the Golden Canary

小さな冒険と発見を主題とする児童向け物語。チャーリーとシャーロットの交流や行動を、Keepingの大胆な線描と深い陰影で味わい深く描き、物語の詩情や空気感を強調するビジュアルが印象的な作品。

ファンタジー児童文学挿絵表現
イラストレーター

力強い線と陰影表現を特徴とする英国のイラストレーター。児童書の挿絵で高い評価を受け、物語のムードを視覚的に高める表現を得意とする。

レイモンド・ブリッグズ れいもんど ぶりっぐず 受賞
Mother Goose Treasury

伝統的なナーサリーライム(童謡)を収めた編集画集。Briggsのユーモラスで親しみやすい挿絵が各韻文に新たな表情を与え、古典的な詩のリズムと視覚的な楽しさを両立させた一冊。

童謡収集絵本視覚詩
作家、イラストレーター

英国を代表する絵本作家・イラストレーター。ユーモアと暖かさを併せ持つ作風で知られ、親しみやすい人物描写と絵本的な視覚表現で幅広い読者に支持される。

ヴィクター・アムブラス ゔぃくたー あむぶらす 受賞
The Three Poor Tailors

ヴィクター・アムブラスが初めて自ら書いた絵本。貧しい仕立て屋三人を題材に、ユーモアと細密な線描で日常の機微を描き出す。伝統的な民話的要素を取り入れつつ、子どもにも親しみやすい視覚表現で物語を語る。

民話職人の生活ユーモア児童絵本
イラストレーター、児童書作家 / ハンガリー(出自)

ハンガリー出身でイギリスで活躍した児童書イラストレーター。オックスフォードなどの出版社で多くの挿絵を手がけ、細密でユーモラスな作風が特徴。自身で執筆した作品でも注目を集めた。

Shakespeare's Theatre

シェイクスピア時代の劇場建築や上演空間を図解と解説で詳述するノンフィクション。史料に基づいた精密な復元図や舞台構造の解説は、児童・若年読者にも演劇史を伝える教育的価値を持つ。

演劇史ノンフィクションシェイクスピア図解
イラストレーター、舞台史研究者

フリーランスのイラストレーターで、シェイクスピア時代の劇場構造に関する造詣が深い。図版と史料に基づく復元図で知られ、ノンフィクション『Shakespeare's Theatre』により1964年にKate Greenaway Medalを受賞した。

Borka: The Adventures of a Goose With No Feathers

羽毛のないガチョウBorkaの冒険を描く絵本。奇想天外な設定と温かみのあるイラスト、子どもに語りかけるユーモアを併せ持ち、作家としての出発点となった作品。

児童文学動物冒険ユーモア
作家、イラストレーター

英国の作家兼イラストレーター。自身の処女作となる『Borka: The Adventures of a Goose With No Feathers』で1963年にKate Greenaway Medalを受賞した。ユーモアと独創性を持った作風で知られる。

ABC (Brian Wildsmith's ABC)

言葉を使わずに絵だけでアルファベットを表現する画期的な絵本。各文字に対応するモチーフを鮮やかな色彩と大胆な構図で描き、幼児の視覚的学習を促す作品として高く評価された。

アルファベット幼児教育ビジュアル絵本
イラストレーター

イギリスのイラストレーター。初出版作『ABC』(言葉を用いないアルファベット絵本)で特に知られ、1962年にKate Greenaway Medalを受賞。色彩と構図を生かした視覚教材的な作品で評価された。

Mrs Cockle's Cat

Philippa Pearce原作の児童書で、猫をめぐる心温まる物語。挿絵は物語のユーモアと情感を視覚的に補強し、読者に親しみを与える表現が特徴。

児童文学動物挿絵
イラストレーター

英国のイラストレーター。Philippa Pearce作の『Mrs Cockle's Cat』の挿絵を手掛け、1961年にKate Greenaway Medalを受賞した。物語と挿絵の調和に優れる作風。

Gerald Rose 受賞
Old Winkle and the Seagulls

Elizabeth Rose作の児童向け物語で、海辺やカモメを題材にしたエピソードを描く絵本。Gerald Roseによる自然描写や登場人物の表情を捉えた挿絵が評価された。

児童文学自然描写動物
イラストレーター

イギリスのイラストレーター。Elizabeth Roseの作品『Old Winkle and the Seagulls』の挿絵で1960年にKate Greenaway Medalを受賞した。人物表現や自然描写に定評がある。

Kashtanka;A Bundle of Ballads

1959年の受賞対象は2冊に及び、チェーホフの短編『Kashtanka』(1887)の新版挿絵と、Ruth Manning-Sanders編の児童向け民謡集『A Bundle of Ballads』の挿絵を含む。原作の物語性や民話的要素を絵で豊かに表現した点が評価された。

古典文学の挿画民話・民謡児童文学
イラストレーター、画家

英国のイラストレーター。チェーホフ作品の挿絵や民謡集の装画など幅広い題材を手掛け、1959年には『Kashtanka』および『A Bundle of Ballads』の挿絵でKate Greenaway Medalを受賞した。

該当なし
Mrs Easter and the Storks

子ども向けの絵本。Mrs Easterとコウノトリをめぐる心温まるエピソードを、親しみやすい作風の挿絵で描く作品。挿絵の表現が高く評価された。

児童文学動物家庭
イラストレーター

イギリスの児童書イラストレーター。1957年に『Mrs Easter and the Storks』の挿絵でKate Greenaway Medalを受賞した。

Tim All Alone

Timシリーズの一冊。幼い主人公Timの孤独や冒険を温かく描いた絵本で、作者自身が文章と挿絵を担当している。絵とテキストの調和による物語表現が評価された。

児童文学イラストレーション孤独と成長冒険
イラストレーター、作家

イギリスのイラストレーター兼作家。Timシリーズで知られ、1956年刊『Tim All Alone』(自身が著作・挿絵)により最初のKate Greenaway Medalを受賞(発表は1957年)。繊細で温かみのある水彩表現が特徴。

該当なし