-
第18回(1980年) 受賞受賞作: Homage to the Lame Wolf
ヴァスコ・ポパ(Vasko Popa)の詩集『Homage to the Lame Wolf』の英訳。民俗的モチーフと寓話的イメージを融合した短い断章的詩を通じて、記憶や歴史、存在の象徴的側面を簡潔に表現する独特の詩世界を英語へ伝える。
詩民俗象徴主義記憶翻訳
チャールズ・シミック
チャールズ・シミック
Charles Simic
別名:
Dušan Simić / Душан Симић
ペンネーム:
デュシャン・シミッチ(出生名)
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1938-05-09 (ベオグラード(ユーゴスラビア王国))
- 死没
- 2023-01-09 (ドーバー、ニューハンプシャー(アメリカ合衆国)) 84歳
- 国籍
- セルビア出身, アメリカ合衆国
- 言語
- 英語, セルビア語
- 居住地歴
- ベオグラード(出身) → オークパーク、イリノイ州(高校を卒業) → ストラフォード郡、ニューハンプシャー州(在住) → ドーバー、ニューハンプシャー州(最終居住地)
経歴
- 職業
- 詩人, 翻訳者, エッセイスト, 大学教授, 編集者
- 活動期間
- 1967年〜2023年
- 所属
- ニューハンプシャー大学(教授), The Paris Review(詩編集者), アメリカ芸術アカデミー(会員), Academy of American Poets(理事/チャンセラー)
- 所属団体
- American Academy of Arts and Letters(会員), Academy of American Poets(チャンセラー/役員)
- 影響を受けた人物
- エミリー・ディキンソン, パブロ・ネルーダ, ファッツ・ウォーラー
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ニューヨーク大学 | — | — | B.A. | 1962–1966 | アメリカ合衆国 |
ニューヨーク大学
学位:
B.A.
期間:
1962–1966
卒業年:
1966
国:
アメリカ合衆国
学費を稼ぎながら夜間に学んで取得
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1980 | PEN 翻訳賞 | — | — | PEN America | 受賞 |
| 1983 | Ingram Merrill Foundation フェローシップ | — | — | Ingram Merrill Foundation | 受賞 |
| 1984 | マッカーサー・フェローシップ | — | — | マッカーサー財団 | 受賞 |
| 1986 | ピューリッツァー賞(詩部門)最終候補 | Selected Poems, 1963–1983 | — | The Pulitzer Prizes | 最終候補 |
| 1987 | ピューリッツァー賞(詩部門)最終候補 | Unending Blues | — | The Pulitzer Prizes | 最終候補 |
| 1990 | ピューリッツァー賞(詩部門) | 『世界は終わらない』(散文詩集) | — | The Pulitzer Prizes | 受賞 |
| 2007 | Wallace Stevens Award | — | — | Academy of American Poets | 受賞 |
| 2011 | Frost Medal | — | — | Poetry Society of America | 受賞 |
| 2011 | Vilcek Prize in Literature | — | — | Vilcek Foundation | 受賞 |
| 2014 | Zbigniew Herbert 国際文学賞 | — | — | Fundacja Herberta | 受賞 |
| 2017 | ストゥルガ詩の夕べ 金の冠 | — | — | Struga Poetry Evenings | 受賞 |
| 2005 | グリフィン詩賞(国際部門) | Selected Poems: 1963–2003 | — | Griffin Poetry Prize | 受賞 |
| 2007 | アメリカ合衆国詩人桂冠(United States Poet Laureate) | — | 任命 | アメリカ議会図書館 | 任命 |
| 1995 | American Academy of Arts and Letters 会員選出 | — | — | American Academy of Arts and Letters | 選出 |
| 1998 | Academy Fellowship(American Academy of Arts and Letters) | — | — | American Academy of Arts and Letters | 受賞 |
PEN 翻訳賞
1980
主催:
PEN America
結果:
受賞
Ingram Merrill Foundation フェローシップ
1983
主催:
Ingram Merrill Foundation
結果:
受賞
マッカーサー・フェローシップ
1984
主催:
マッカーサー財団
結果:
受賞
ピューリッツァー賞(詩部門)最終候補
1986
対象作品:
Selected Poems, 1963–1983
主催:
The Pulitzer Prizes
結果:
最終候補
ピューリッツァー賞(詩部門)最終候補
1987
対象作品:
Unending Blues
主催:
The Pulitzer Prizes
結果:
最終候補
ピューリッツァー賞(詩部門)
1990
対象作品:
『世界は終わらない』(散文詩集)
主催:
The Pulitzer Prizes
結果:
受賞
Wallace Stevens Award
2007
主催:
Academy of American Poets
結果:
受賞
Frost Medal
2011
主催:
Poetry Society of America
結果:
受賞
Vilcek Prize in Literature
2011
主催:
Vilcek Foundation
結果:
受賞
Zbigniew Herbert 国際文学賞
2014
主催:
Fundacja Herberta
結果:
受賞
ストゥルガ詩の夕べ 金の冠
2017
主催:
Struga Poetry Evenings
結果:
受賞
グリフィン詩賞(国際部門)
2005
対象作品:
Selected Poems: 1963–2003
主催:
Griffin Poetry Prize
結果:
受賞
アメリカ合衆国詩人桂冠(United States Poet Laureate)
2007
部門:
任命
主催:
アメリカ議会図書館
結果:
任命
American Academy of Arts and Letters 会員選出
1995
主催:
American Academy of Arts and Letters
結果:
選出
Academy Fellowship(American Academy of Arts and Letters)
1998
主催:
American Academy of Arts and Letters
結果:
受賞
受賞・候補エディション
ピューリッツァー賞(詩)
1回登壇
-
第71回(1990年) 受賞受賞作: The World Doesn't End
『The World Doesn't End』は、現実の日常と幻想的・不条理なイメージを自在に行き来する詩集。死や再生、移民体験にまつわる孤独とブラックユーモアを、短詩と散文詩の断片的な連鎖で描き出し、独特の余韻を残す作品群である。
不条理死と再生移民とアイデンティティブラックユーモア
ハロルド・モートン・ランドン翻訳賞
1回登壇
-
第18回(1993年) 受賞
グリフィン詩賞
1回登壇
-
第5回(2005年) 受賞受賞作: Selected Poems: 1963–2003
Charles Simic の選詩集で、1950年代から2000年代初頭までの詩作を通して、記憶、歴史、ユーモアが交差する独自の声を示す。短い行と鋭いイメージが、日常の断片を思考の密度へと変えていく。
長い詩歴を通して、簡潔で鋭い声の輪郭が立ち上がる。
選詩集記憶歴史ユーモア
ズビグニェフ・ヘルベルト国際文学賞
1回登壇
-
第2回(2014年) 受賞受賞作: 生涯の文学的業績
寓話的で時に不穏なイメージを特徴とする詩作に対する表彰。移民経験や歴史認識を反映した詩群が国際的評価を受けた。
詩寓話歴史不条理
ストルガ詩の夕べ 黄金の冠
1回登壇
-
第52回(2017年) 受賞受賞作: Golden Wreath(生涯業績)
本賞はチャールズ・シミックの長年にわたる詩作と翻訳活動を評価した。短詩や寓話的なイメージを駆使し、戦争や日常の断片を冷徹かつユーモラスに描く詩風が高く評価された。
戦争と記憶移民体験不条理ユーモア
作品
代表作
『世界は終わらない』
1989年 散文詩集日常の不条理や死生観を独特のユーモアと暗さで綴った散文詩集。1990年にピューリッツァー賞を受賞。
不条理死と生戦争の記憶日常の奇妙さ
『Selected Poems, 1963–1983』
1985年 詩集(選集)初期から中期にかけての詩を集めた選集。ハロルド・ブルームらに評価された。
記憶孤独ユーモアとブラックユーモア
『Unending Blues』
1986年 詩集孤独や喪失、アメリカ社会への眼差しを含む詩集。1987年ピューリッツァー賞最終候補。
孤独アメリカ社会喪失感
『The Lunatic(狂人)』
2015年 詩集老年期の視点や記憶、幻想を反映した詩集。
老い記憶幻想
『No Land in Sight』
2022年 詩集晩年の作品集。移民としての経験や世界観を反映した詩を収録。
移民経験回想世界観
全著作
- 『What the Grass Says: Poems』 (1967)
- 『Selected Poems, 1963–1983』 (1985)
- 『The World Doesn't End: Prose Poems』 (1989)
- 『Walking the Black Cat: Poems』 (1996)
- 『The Lunatic』 (2015)
- 『No Land in Sight: Poems』 (2022)
作家による翻訳
- ヴァスコ・ポパ、イワン・V・ラリッチらのセルビア語詩の英訳
- ギュンター・グラス編著の英訳編集参加
作風・主題
- 文体
- ミニマリスティックな詩風イメージ主義的シュルレアリスム的要素ブラックユーモア
- 頻出モチーフ
- 戦争と避難の記憶日常の不条理死と幽玄古い物や玩具
健康
-
認知症(合併症により死亡)晩年(具体的開始時期不詳〜2023年)晩年の健康悪化と認知機能の低下が報告され、最終的に合併症で死去。
評価・遺産
チャールズ・シミックは、移民としての体験や戦争の記憶を基盤にした独特の詩風で国際的に評価された詩人である。ピューリッツァー賞受賞、米国詩人桂冠など多数の栄誉に加え、彼の資料はニューハンプシャー大学図書館に収蔵されている。
記念館・博物館
- Milne Special Collections and Archives(ニューハンプシャー大学図書館) ニューハンプシャー大学、アメリカ合衆国
関連学会
- American Academy of Arts and Letters
- Academy of American Poets
資料所蔵先
- ニューハンプシャー大学 Milne Special Collections and Archives(チャールズ・シミック資料)
大衆文化への影響
- ニューヨーカー等主要媒体での詩の掲載や朗読音源が存在
引用
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「言葉は夏の熱気の中でハエのようにページの上で愛を交わす、詩人はただ呆然とした観客に過ぎない。」
出典: インタビュー(Cortland Review 等) (2005年)
豆知識
- 16歳で家族とともにアメリカに移住した。
- 1961年に米軍に徴兵された。
- 1971年にアメリカ市民権を取得した。
- 1990年に『The World Doesn't End』でピューリッツァー賞を受賞した。