フラナリー・オコナー短編小説賞
ふらなりー・おこなーたんぺんしょう
University of Georgia Pressが主催する、英語短編集を対象とした年次の短編小説賞(ブラインド審査)。受賞作はUGA Pressから出版される。
- 創設年
- 1983
- 主催
- University of Georgia Press
- カテゴリー
- 一般文芸・大衆小説
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 不問
- 開催頻度
- 年1回
- 締切時期
- 5月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
Flannery O'Connor Award for Short Fictionは1983年創設の賞で、University of Georgia Pressが主催する年次の短編集賞。北米の作家による英語の短編集(短編小説やノヴェラ)をブラインド審査で選考し、受賞作はUniversity of Georgia Pressから出版される。創設当初は年に複数名の受賞者があったが、2016年以降は1名に絞られている。
賞品
- 主賞品
- University of Georgia Pressによる単行本化(出版)
- University of Georgia Pressによる出版契約
- 受賞による知名度向上
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 一次選考 | ブラインド審査(応募原稿は作者情報を伏せて審査) | — | 書類・原稿による選抜(内部選考) |
| 最終選考 | University of Georgia Pressの編集者および招待審査員 | — | UGA Pressの公式発表およびプレスリリースで公表 |
選考基準
- 英語で書かれた短編集であること(短編小説またはノヴェラ)
- 作品の文学的完成度と独創性
- コレクション全体としての一貫性と構成
応募のヒント
推奨
- 英語で書かれた短編集(短編小説またはノヴェラ)を提出する
- UGA Pressの公式募集要項に従う(書式、ページ数、提出方法)
- 作品中の作者情報を削除してブラインド審査に対応する
- コレクション全体の統一感と並び順を整える
注意
- 作者名や個人情報を原稿に残したまま提出しない
- 募集要項に反するフォーマットで提出しない
- 既に単行本化された同一の短編集を提出しない
審査員から
- コレクション全体の声(voice)と構成を重視する
- 短編ごとの質だけでなく、並びとテーマの一貫性を示すこと
関連の賞
- List of American literary awards
- Short story awards
- Novella awards
公式情報
http://www.ugapress.org/index.php/series/FOC過去の受賞者
2024年のFlannery O'Connor Award for Short Fiction受賞者。受賞作は短編集『A Desert Between Two Seas』。
短編集(短編小説集)。フラナリー・オコナー賞受賞作として選ばれた短編集である。
短編集(短編小説集)。複数の短編を収めた作品で、フラナリー・オコナー賞受賞作として選出された。
短編集(短編小説集)。恋愛や人間関係を題材とする短編を収めた作品で、フラナリー・オコナー賞の受賞作である。
アラスカを舞台とした短編集。地域性や自然と人間の関わりを題材にした短編群で、フラナリー・オコナー賞受賞作として扱われた。
短編集(短編小説集)。複数の人物の内面や人間関係を繊細に描く短編群。本作はフラナリー・オコナー賞受賞作として選ばれた作品集である。
『Please Come Back to Me』は喪失や再生、家族や関係の複雑さを描いた短編集です。短い物語の中に登場人物の微細な心理や関係の変化を緻密に描写し、読後に強い余韻を残す構成になっています。
短編作家。『Please Come Back to Me』で2010年にフラナリー・オコナー賞を受賞。繊細な心理描写と情景描写が評価される。
『The Bigness of the World』は移動や孤独、他者との関係を主題にした短編集で、控えめな文体で感情の機微を丁寧に描きます。日常の細部から普遍的な感情を浮かび上がらせる短編が並び、読後に深い余韻を残します。
短編作家。『The Bigness of the World』で2009年に受賞。静かな語り口で登場人物の内面を掘り下げる作品が特徴。
『Black Elvis』は個性的で風変わりな登場人物を通してアメリカ社会の側面を描く短編集です。アイデンティティや欲望、階級の差異などを題材に、ブラックユーモアと鋭い観察眼で人間模様を描き出します。
短編作家。『Black Elvis』で2009年に受賞。風変わりな人物像とアメリカ文化の観察を通じた物語が特徴。
『Drowning Lessons』は家族や過去の記憶、個人のトラウマを主題にした短編集です。自伝的色彩とユーモアが混ざり合い、日常の出来事が感情的な転換点になるような短編が収められています。
短編作家。『Drowning Lessons』で2008年に受賞した。自伝的要素や家族関係の機微を描く作品が知られる。
『The Theory of Light and Matter』は、科学的・哲学的なイメージと日常の物語を織り合わせた短編集です。光や物質といった比喩を通じて人間関係や記憶、存在の微細な側面を探り、読み手に思索の余地を残す作品が並びます。
短編作家。『The Theory of Light and Matter』で2008年に受賞。比喩的な着想と丁寧な心理描写を持つ短編を発表している。
『Tell Borges If You See Him』は文学への言及や作家の視点をテーマにした短編集で、メタフィクションや比喩を用いて現実と想像の境界を描きます。豊富な文学的参照と知的な語り口が特徴の作品群です。
短編作家。『Tell Borges If You See Him』で2007年に受賞。文学的参照やメタフィクション的手法を取り入れた作品で評価される。
『The Pale of Settlement』は移民や民族的・歴史的背景を持つ登場人物を描いた短編集で、記憶や帰属、世代間の関係性を通して個人のアイデンティティと歴史の交差点を探る静かな語り口の作品群です。文化的背景の重層性を丁寧に扱っています。
短編作家。短編集『The Pale of Settlement』で2007年に受賞。移民や記憶、所属意識を繊細に描く作品で知られる。
『Super America』は若者や家族、地域差を背景にした短編集で、ユーモアと共感を持って人物の成長や関係性の変化を描く作品群です。日常の細部から社会的背景を浮かび上がらせ、登場人物の内面的な葛藤を丁寧に扱います。
短編作家。短編集『Super America』で2007年に受賞。地域性や世代を反映した人物描写と温かみのある視点が特徴。
『Spit Baths』は短編集で、個人の記憶やトラウマ、日常に潜む不条理を静かに掘り下げる作品群です。生活の細部を通して登場人物の内面が浮かび上がり、喪失や再生、関係性のほころびを繊細に描写します。
短編作家。短編集『Spit Baths』で2006年に受賞。繊細な心理描写と日常の不条理に焦点を当てた作品で評価されている。
『Copy Cats』は短編集で、登場人物の模倣や自己認識の揺らぎ、日常のずれを通じてアイデンティティや孤独を描く作品群です。ユーモアと皮肉を織り交ぜた語り口で人物の内面を丁寧に掘り下げ、些細な出来事が意外な意味を帯びる構成が特徴となっています。
短編作家。短編集『Copy Cats』で2005年にフラナリー・オコナー賞を受賞。人物描写と日常の些細なズレを通して人間関係やアイデンティティを描く作風が特徴。
当初受賞作として発表された短編集(The Bear Bryant Funeral Train として知られるコレクション)。南部を題材にした短編が含まれていたが、後に収録作品の剽窃疑惑が浮上し、賞は取り消されたため正式な受賞作とはみなされていない。
当初2004年の受賞作家として発表されたが、収録作品に剽窃疑惑が指摘され、受賞が取り消された。受賞取り消しの経緯が広く報じられた。
ブラックユーモアと皮肉を織り交ぜた短編集。倫理的に曖昧な状況や奇妙な選択に直面する人物たちを通じて人間の弱さや滑稽さを浮き彫りにする。軽妙な語り口の裏にある深い社会的洞察が特徴の作品群。
アメリカの短編作家。ブラックユーモアや風刺を含む作風で知られ、短編集『Ate It Anyway』で2003年のフラナリー・オコナー賞を受賞した。
親密さや愛情の表層とその奥の孤独を静かに見つめる短編集。日常の場面に潜む誤解やすれ違いを丁寧に掘り下げ、登場人物がそれぞれの愛の形を模索する過程を描く。余韻のある結末と繊細な筆致が特徴。
アメリカの短編作家。感情の機微と人間関係に焦点を当てた作風で知られ、短編集『Curled in the Bed of Love』により2003年の受賞歴を持つ。
イタリア系アメリカ人の家族史や移民経験、母娘関係をユーモアと哀感を交えて描く短編集。日常の逸話を通じてアイデンティティや帰属意識を問い、個人と家族の関係性の複雑さを温かく描出する作品群。
アメリカの小説家・短編作家。イタリア系アメリカ人の経験や家族を描く作品が多く、短編集『Mother Rocket』で2002年のフラナリー・オコナー賞を受賞した。
記憶やトラウマを断片的かつ実験的な語りで描く短編集。時間や視点のずれを利用し、身体に刻まれた“圧迫の傷”を比喩的に表出する。幻想と現実が交錯する構成で、読者の感覚を揺さぶる作品群。
アメリカの短編作家・教育者。実験的な語りとトラウマ表現を特徴とし、短編集『Compression Scars』で2002年のフラナリー・オコナー賞を受賞した。
都市を舞台にした女性たちの現実と葛藤を描く短編集。人種や階級、性差に根ざした圧力が登場人物の選択や関係性を規定し、傷つきながらも生き抜く姿が生々しく描かれる。鋭い対話と緻密な心理描写が光る作品群。
アメリカの短編作家。人種やジェンダーの交差する問題を鋭く描き、短編集『Break Any Woman Down』で2001年のフラナリー・オコナー賞を受賞した。
広大な自然と辺境の風景を舞台に、喪失と再生、家族の絆を描く短編集。荒涼とした地形や川の流れが人物の内面と重なり、過去の傷を抱えた者たちの小さな救済や理解の瞬間を力強く切り取る。抒情的な風景描写が光る作品群。
アメリカの小説家・短編作家。風景描写と人物描写のバランスに優れ、短編集『Big Bend』で2001年のフラナリー・オコナー賞を受賞した。
辺境や郊外の風景を背景に、男性像や人間関係の脆さを描く短編集。タイトル通り注意を促す視点から、登場人物の孤独や衝動が日常の亀裂を生み出す様を描写する。会話表現と情景描写の対比が効果的で、不穏な余韻を残す作品群。
アメリカの短編作家。鋭い風景描写と人物観察を特徴とし、短編集『Caution: Men in Trees』でフラナリー・オコナー賞を受賞した。
感情や関係の停滞を象徴する短編集。過去の記憶や選択に縛られた登場人物が、日常の微小な変化を通して再生や解放の兆しを探すさまを描く。抑制の効いた語り口と緻密な心理描写により、静かな怒りや哀感が蓄積していく。
アメリカの作家。短編集『Ice Age』で2000年のフラナリー・オコナー賞に選出された(出典ページなし)。人物の停滞や記憶を描くことが多い。
結婚と家族の機微を鋭く描く短編集。日常の些細な事件や会話の中で登場人物たちの欲望や裏切り、和解が露わになり、婚姻関係の脆さと再生の可能性を探る。ユーモアと哀感が混ざり合う筆致で人間の内面を丁寧に掘り下げ、読後に長く余韻を残す作品群。
アメリカの短編作家。短編集『The Edge of Marriage』で1999年のフラナリー・オコナー賞を受賞。結婚や家族の機微を繊細に描く作風で知られる。
地方社会や家庭を背景に、喪失や孤立、再生をめぐる短編集。登場人物たちが日常の中で小さな選択や偶然によって生存の道を模索する過程を丁寧に描写する。冷徹な現実認識と微妙な感情の蓄積が読み手に静かな余韻を残す作品群。
アメリカの短編作家。短編集『Survival Rates』で1999年のフラナリー・オコナー賞を受賞。喪失と回復をテーマにした静謐な作風が特徴。
結婚や親密さの境界を探る短編集。ユーモラスな視点と鋭い感情描写が交差し、登場人物の選択や関係性の変化が人生に与える影響を鮮明に描く。
家族や地域社会の関係性を繊細に描く短編集。記憶や郷愁をテーマに、個々の物語が重なり合って人間の脆さと強さを照らし出す構成が特徴的である。
日常の中に潜む不条理やユーモアを通して関係性や自己像を描く短編集。象徴的なイメージが比喩的に用いられ、登場人物の不安や希望が独特の語り口で明らかになる。
恋愛や信頼、嘘の微妙な境界を探る短編集。登場人物たちの不確かな関係性が明かされる過程で、真実と虚構が交差し人間関係の複雑さが浮かび上がる。
中国を舞台に、政治的制約と個人的欲望が交錯する人々の暮らしを描いた短編集。社会変動の影響下での選択と疎外、日常の細部を通した人間ドラマが主題となる。
異国情緒と個人の孤独を描いた短編集。旅や異文化体験が登場人物の内面を照らし出し、環境と記憶を通して自己と他者の関係を再考させる作品群。
ユーモアと観察眼でジェンダーや身体、文化的イメージを扱う短編集。芸術と社会的規範が交差する場面を通して、個人の葛藤や期待が鋭く描き出される。
渇望と記憶をめぐる短編集。日常の些細な出来事を契機に登場人物の深い願望や喪失が露わになり、時間と記憶の扱いを通して人間の内面が丁寧に描かれる。
欲望が人間関係や倫理に及ぼす影響を主題にした短編集。登場人物の内面の葛藤と選択が物語を動かし、望みとその帰結がもたらす複雑な感情を掘り下げる。
別れや旅立ちに伴う寂しさと再生を主題にした短編集。登場人物は過去や故郷を離れる瞬間に向き合い、記憶や偶発的な出来事が決断を揺るがす様を静謐な筆致で描き出す。
低空飛行の比喩のように不安定で予測のつかない人生や関係性を描いた短編集。比喩的なイメージと抒情的な筆致で登場人物の孤独や変化を描出する。
アメリカの作家。詩的で観察力のある短編を手掛ける。フラナリー・オコナー賞受賞作『Low flying Aircraft』で知られる。
幽霊や過去の残像を主題に、人間の記憶や喪失を探る短編集。幻想と現実の境界を曖昧にしながら、登場人物の内面を照らすような物語が並ぶ。
アメリカの作家。幻想的な要素や記憶を扱った作品で知られる。短編集『Ghost Traps』でフラナリー・オコナー賞を受賞した。
身近な人々や知り合いとの関係を通して、現代の孤独や結びつきを描く短編集。鋭い観察眼で人間の微妙な感情の機微をすくい取る作品群である。
アメリカの短編作家。人間関係や個人の孤独を繊細に描く作風で知られる。短編集『The People I Know』でフラナリー・オコナー賞を受賞している。
日常の些細なトラブルや人間関係のずれを通して、登場人物の欠落や希望を描く短編集。軽妙なユーモアと哀愁が混ざった筆致が特徴である。
アメリカの作家・エッセイスト。ユーモアと哀感を交えながら人間の不完全さを描く短編やエッセイで知られる。フラナリー・オコナー賞受賞作『The Source of Trouble』がある。
家族や友情、暴力と赦しを巡る物語を集めた短編集。登場人物の生々しい感情と緊張感のある対話を通して、日常の裂け目とそこからの回復を描く。
アメリカの短編作家・小説家。家族や日常の暴力、女性の経験を鋭く描く作風で知られる。フラナリー・オコナー賞受賞作『The Expendables』で広く注目された。
贈り物や日常的な行為を通して人物の関係性や記憶を描く短編集。小さな出来事が登場人物の人生や感情に及ぼす影響を繊細に描写する。
アメリカの作家・短編作家。人間関係や日常の感情の機微を題材にした作品で知られる。フラナリー・オコナー賞受賞作『Useful Gifts』で評価を得た。
沈黙や孤独、自己と他者の隔たりをめぐる短編を収めた作品集。内省的な語りで人物の心の動きを深く掘り下げ、静かな緊張感を生み出す。
アメリカの作家。孤独や内省をテーマに据えた作品で評価される。短編集『Silent Retreats』でフラナリー・オコナー賞を受賞した。
日常生活における秩序や人間関係の微妙な均衡をテーマにした短編集。ささやかな出来事の裏にある緊張や変化、登場人物の内面の揺れを丁寧に描く作品群。
アメリカの短編作家。日常の機微に対する静かな観察と人物描写を得意とする。フラナリー・オコナー賞受賞作『The Purchase of Order』で知られる。
ニューヨークのベンソンハースト地区を背景に、移民や地域社会に生きる人々の姿を描いた短編集。家族や仲間関係、地域の変容をユーモアと哀感を交えて描写する。
アメリカの作家。イタリア系アメリカ人の生活や都市コミュニティを題材にした作品で知られる。短編集『The Boys of Bensonhurst』でフラナリー・オコナー賞を受賞。
『Spirit Seizures』は信仰や精神性、家族の緊張をめぐる短編を収めた短編集。登場人物は内面の揺らぎや過去の影と向き合い、宗教的モチーフや象徴を通して人間の脆さと再生を描く。
アメリカの短編作家・小説家。宗教性や精神性を扱う作品で知られ、緻密な心理描写を特徴とする。フラナリー・オコナー賞受賞作『Spirit Seizures』で注目された。
作家。短編集『Why Men are Afraid of Women』でフラナリー・オコナー賞を受賞。
アメリカの作家・エッセイスト。短編集『The Invention of Flight』でフラナリー・オコナー賞を受賞。