受賞作品新刊
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3476 件の新刊
Parting the Waters: America in the King Years 1954-63
Taylor Branch
マーティン・ルーサー・キング・ジュニアを軸に、公民権運動の形成と拡大を克明にたどる通史的大作。政治史としての緊張感と、個人の運動経験に寄り添う視点をあわせ持つ。
The Forbidden Stitch: An Asian American Women's Anthology
Shirley Geok-Lin Lim, Mayumi Tsutakawa, Margarita Donnelly
アジア系アメリカ人女性の詩と散文を集めたアンソロジー。多様な背景と経験が一冊に束ねられている。
Hearts of Sorrow: Vietnamese-American Lives
James M. Freeman
ベトナム系アメリカ人14人の語りを通して、サイゴン陥落後の逃避、再定住、記憶の継承をたどる口述史。戦争の余波を個人史の集積として描く。
A Little Class on Murder (A Death on Demand Mysteries)
Carolyn Hart
キャロリン・G・ハートのシリーズ作品で、書店主アニー・ロランスの周辺で起こる事件を軽快に追うミステリ。
Stories in an Almost Classical Mode
Harold Brodkey
父に抱かれていた幼年期の感覚が、成人した語り手の記憶のなかで繰り返し立ち上がる。断片的な回想が、親子の力関係と安心の記憶を濃くする。
河出世界文学全集 (18) ブッデンブローグ家の人々
トーマス・マン
北ドイツの商家ブッデンブローク家の世代交代を通じて、繁栄と衰退、個人の運命と社会変化を描く家族史。時間の経過と世代間の価値変容を精緻に描写した代表作。
The Color of Mesabi Bones: Poems and Prose Poems
John Caddy
ミネソタ州メサビ鉄山地帯(アイアンレンジ)での少年時代を詩と散文詩で描く詩集。「巨人」「子ども」「少年」という繰り返し登場する象徴的な人物を通じ、父と子の日常的な関係をおとぎ話のような輝きで描き出す。採掘の町の記憶、自然の細部、家族の場面が鮮やかなイメージとともに積み重なり、人が土地に根ざして生きることの意味を深く問いかける。
Really Reading Gertrude Stein: A Selected Anthology
Gertrude Stein, Judy Grahn
詩人・活動家のジュディ・グランが編んだガートルード・スタインのアンソロジー。スタインの詩、小説、戯曲から選りすぐった作品を3部構成で収録し、各部の冒頭にグランによる解説エッセイを配置している。難解とされるスタインの文学に初めて向き合う読者のための実践的な手引きとして機能し、テキストを「声に出して読む」「判断を保留して読み進める」など具体的な読み方のヒントを提示する。グランはスタインの作品の中から『マルグリット、あるいは高尚な生活の小説』など比較的知られていない作品も選び、スタインが「アイデンティティ」と「本質」をどのように区別しようとしたかを個人的かつ直感的な筆致で論じている。
Oceana Fine
英語版
西オーストラリアの小麦地帯、マーベルロック。広大な青と金の大地の地下には廃坑が広がり、地上には穀物サイロがそびえる。夏休みに麦倉で働くことになった大学生フィン・トレントは、この土地の神話と謎に引き込まれていく。ミステリ、心理スリラー、マジカルリアリズムが混在する物語は、農家クリーバー家の盛衰を通じて、オーストラリアの大地そのものが持つ力と暴力を描き出す。
The Child Garden
Geoff Ryman
詩的で実験的な文体を特徴とする近未来長編。遺伝学や言語、教育の変容が人間と社会に及ぼす影響を描き、創造性と抑圧、個人の成長を巡る物語を展開する。