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第10回(2014年) 受賞受賞作: Vor dem Fest
サシャ・スタニシッチ
サシャ・スタニシッチ
Sasa Stanisic
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1978-03-07 (ヴィシェグラード(ボスニア・ヘルツェゴビナ))
- 国籍
- ボスニア・ヘルツェゴビナ, ドイツ
- 言語
- ドイツ語, ボスニア語, セルビア語, クロアチア語
- 居住地歴
- ヴィシェグラード(ボスニア・ヘルツェゴビナ) → ハイデルベルク(ドイツ)
経歴
- 職業
- 作家, 小説家, エッセイスト
- 活動期間
- 2006年〜
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハイデルベルク大学 | 文学部 | スラブ学およびドイツ語学(第二言語) | — | — | ドイツ |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013 | アルフレート・デーブリン賞 | — | — | ベルリン芸術アカデミー | winner |
| 2019 | ドイツ書籍賞 | 『出自』 | — | ドイツ書籍賞実行委員会 | winner |
| 2021 | マルバッハ市シラー賞 | — | — | マルバッハ市 | winner |
| 2023 | ネリー・ザックス賞 | — | — | 授賞団体(各年により主催者が異なる) | winner |
| 2023 | アンゲルス賞(中央ヨーロッパ文学賞) | — | — | ポーランド(アンゲルス賞実行委員会) | winner |
| 2024 | ヴィルヘルム・ラーベ文学賞 | — | — | ヴィルヘルム・ラーベ賞委員会 | winner |
受賞・候補エディション
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第15回(2019年) 受賞受賞作: Herkunft
著者自身の出自と移民経験、家族の記憶を巡る回想録的長編。出自とは何か、言語や故郷の概念が個人に与える影響をユーモアと深い洞察で描き、帰属とアイデンティティを問い直す。
368ページ移民経験家族言語と記憶アイデンティティ帰属意識
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第19回(2020年) 受賞受賞作: 受賞業績(総合)
難民・移民体験や記憶、言語と出自を主題にした作品群による総合的貢献が受賞対象。代表作や回想録を通じて、個人的な記憶と歴史の交差を独自の語りで提示し、現代ドイツ語文学に新たな視点を提供した。
移民経験記憶アイデンティティ言語
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第12回(2021年) 受賞受賞作: Herkomst (Herkunft)
出自と移民経験を巡る回想的な作品。家族史や戦争の記憶をユーモアと痛切さを交えて綴り、記憶・言語・アイデンティティの関係を問いかけるエッセイ的要素の強い長編。
移民記憶アイデンティティ家族史
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第5回(2022年) ロングリスト受賞作: Where You Come From
故郷へ戻る旅と記憶の断片をたどりながら、移民の体験と家族史を見つめ直す。個人的な出自を、静かな観察とユーモアで掘り下げる記録文学。
帰ることは、過去をもう一度言い直すことでもある。
282ページ記憶故郷移民家族自伝
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第18回(2023年) 受賞受賞作: 出自 (Herkunft / Where You Come From)
『出自』は著者のボスニアからドイツへの移住体験と家族史を基にした回想的作品で、言語や記憶、アイデンティティの揺らぎをユーモアと哀感を込めて描き、移民文学に新たな視座を提示します。
移民アイデンティティ言語記憶
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第32回(2023年) 受賞受賞作: Herkunft (2019)
自伝的要素を含む長編作品。著者自身の出自と移住体験、家族の記憶を手がかりに、故郷と新たな土地との関係や個人史と歴史の交錯を描き出す。言語と記憶をめぐる洞察、ユーモアと哀愁の混在が特徴的な作品。
移民出自記憶アイデンティティ家族史言語
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第69回(2024年) 受賞受賞作: Wolf
アイデンティティや故郷、記憶をテーマに据えた物語。寓話的要素や人間関係の機微を通して普遍的なテーマに迫る作品。
アイデンティティ記憶寓話
作品
代表作
『兵士は蓄音機を修理する方法』
2006年 小説ユーゴスラビア紛争を背景に、家族の記憶と言語をめぐる断片的でユーモアを交えた物語。作者の出自や戦争の影響をテーマにしている。
- [演劇] 『兵士は蓄音機を修理する方法』(舞台版) (2006)
- 英語翻訳: アンシア・ベル(Anthea Bell)
『祭りの前』
2014年 小説ドイツの小さな町を舞台に、奇妙な出来事や住民の人生が交錯する群像劇的な小説。ユーモアと幻想が混ざり合う作風。
- 英語翻訳: Anthea Bell(出版 2016)
『出自』
2019年 自伝的エッセイ/小説的ノンフィクション作者自身の出自、家族史、移民としての体験、言語と記憶を巡る自伝的要素の強い作品。2019年にドイツ書籍賞を受賞した。
- 英語翻訳: Damion Searls(出版 2021)
『ファレンシュテラー(短編集)』
2016年 短編集さまざまな人物と状況を描いた短篇集で、鋭い観察とユーモアが特徴。
『ウルフ』
2023年 小説近年の刊行作で、個人史と社会的文脈を織り交ぜながら描かれる作品。
『未亡人に呼びかけるなら…(長題)』
2024年 短篇/エッセイ集2024年刊行の短めの作品集。原題は非常に長い語り口のタイトルで知られる。
全著作
- Wie der Soldat das Grammofon repariert(2006)
- Vor dem Fest(2014)
- Fallensteller(2016)
- Herkunft(2019)
- Wolf(2023)
- Möchte die Witwe angesprochen werden, platziert sie auf dem Grab die Gießkanne mit dem Ausguss nach vorne(2024)
翻案
- 『兵士は蓄音機を修理する方法』の舞台化(シュタットシャウシュピールハウス・グラーツ、2006)
作品の翻訳
- 『兵士は蓄音機を修理する方法』→『How the Soldier Repairs the Gramophone』(Anthea Bell 翻訳)
- 『祭りの前』→『Before the Feast』(Anthea Bell 翻訳)
- 『出自』→『Where You Come From』(Damion Searls 翻訳)
作風・主題
- 文体
- 断片的・モザイク的な語りユーモアと悲哀の混在自伝的要素とフィクションの融合
- 頻出モチーフ
- 記憶故郷移民・避難言葉と言語の重層性
評価・遺産
ボスニア出身でドイツで活動する作家として、記憶と出自を主題にした作品群で国際的に評価されている。多くの作品が翻訳され、現代ドイツ語文学における重要な声の一つと見なされる。
引用
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「私は、ピーター・ハンドケが自分の文章で描かないものから逃れる幸運があった」
出典: ドイツ書籍賞受賞スピーチ(2019) (2019年)
豆知識
- デビュー作は2019年時点で31言語に翻訳されている(出典2019年の情報)。
- 1992年にボスニア紛争の難民として家族とともにドイツに逃れた経験がある。
- 2019年のドイツ書籍賞受賞時に、ノーベル賞受賞者ピーター・ハンドケを批判するスピーチを行った。