ブリティッシュ・ブック・アワード(Nibbies/ニビーズ)
ぶりてぃっしゅぶっくあわーず(にびーず)
英国の総合書籍賞。The Bookseller(書籍業界誌)が運営する年次の書籍・著者賞(通称:Nibbies)。
- 創設年
- 1990
- 主催
- The Bookseller
- カテゴリー
- 児童文学・童話・絵本
- 選考方式
- 投票
- 受賞対象
- 不問
- 開催頻度
- 年1回
- 発表時期
- 3月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
British Book Awards(通称Nibbies)は1990年に創設され、The Booksellerが運営する英国の年次書籍賞です。複数の部門(フィクション、ノンフィクション、児童書、オーディオブック等)で優れた書籍や著者・イラストレーターを表彰します。2010–2014年は名称やスポンサーが変わり(Galaxy/Specsavers National Book Awards等)、2015–2016年は開催が行われませんでしたが、2017年にThe Booksellerが権利を取得して「British Book Awards(Nibbies)」として再開しています。受賞トロフィーはニブ(ペン先)形状で知られ、ショートリストは春に発表、授賞式は例年5月にロンドンで開催(ライブ配信あり)されます。
賞品
- 主賞品
- 各部門の受賞トロフィー(ニブ型トロフィー=Nibbies)および『Book of the Year』などの称号・業界でのプロモーション
- 金色のニブ型トロフィー
- 受賞による書籍のプロモーションとメディア露出
- 出版社・業界内での評価向上
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| エントリー / ノミネーション | 出版社や著者のエントリー(主催者が規定する提出要件に基づく) | 不明 | エントリー期間・提出要項は公式サイトで案内 |
| ショートリスト選定 | 専門の審査員パネル(部門ごと)/カテゴリーにより編集部・業界関係者が選定 | 不明(カテゴリ・年によって異なる) | ショートリストは例年3月頃に公式発表 |
| 受賞者選定・発表 | 審査員パネルと一部カテゴリでは一般投票を組み合わせる方式 | 不明 | 受賞者は例年5月の授賞式(ロンドン)で発表。ライブ配信あり |
選考基準
- 文学的・編集的クオリティ
- 読者への影響力・訴求力
- 制作・装丁・イラストなどの制作価値
- 商業的成功や販売実績(該当する部門)
- オリジナリティと革新性
応募のヒント
推奨
- 公式の応募要項・カテゴリ定義に従って正確に申請する
- 出版社を通じた申請や推薦が多いため、担当編集者と連携する
- ショートリストや受賞に向けて販売実績・レビュー等の裏付けデータを添付する(可能な場合)
- 書籍の編集・装丁・メタデータ(ISBN、出版日など)を正確に準備する
- 締切と提出フォーマットを厳守する(ショートリスト発表は例年3月)
注意
- 期限を過ぎての提出
- 不完全な応募書類や誤情報の提出
- カテゴリに合わない部門へ無理に応募すること
- 著作権や翻訳クレジットなどの表記を怠ること
審査員から
- 編集的な完成度(文章・構成・校正)を重視する
- 作品の独自性と読者への訴求力を明確に示してほしい
- 商業的実績だけでなく、文化的・文学的価値も評価対象になる
- 提出資料は簡潔かつ裏付けのあるデータを添えると評価されやすい
関連の賞
- The Book Trade Awards
- YA Book Prize
- British Book Design and Production Awards
- The Bookseller Industry Awards
- The Bookseller Retail Awards
- National Book Awards(過去の名称)
公式情報
https://www.thebookseller.com/the-british-book-awards/the-british-book-awards-2026過去の受賞者
短編的な構成と読者参加型の謎解きを組み合わせた実験的なミステリー集。パズル要素を前面に出した独自のフォーマットで読者の推理心を刺激する作品。
100問の論理パズルを通して、読者自身が手がかりを整理し、犯人・手段・場所を推理していく構成です。遊び心のある形式ながら、各問題がきちんとしたミステリーの手触りを保っています。
筆名を用いる作家。謎解きや実験的な構成を取り入れた作品で注目され、短編やパズル要素を含む書籍で総合賞を受賞した。
想像力豊かな生き物たちと出会う児童向けの冒険譚。詩的な語りとユーモアを交え、友情や勇気、創造性を称える物語として親しまれている。
秘密の島々と神話の生き物が広がる世界を舞台に、2人の子どもが世界の危機に立ち向かう物語です。壮大さと親しみやすさが同居しています。
児童文学を中心に詩的な文体と豊かな想像力で知られる作家。子ども向けの冒険譚や随筆で高い評価を得ている。
人気の児童向けコミックシリーズの一作で、バニーとモンキーのやり取りを中心にスピード感ある展開とユーモアあふれる冒険を描く。視覚的なギャグと読みやすさが魅力。
並行世界が入り乱れるドタバタの中で、キャラクター同士の掛け合いとテンポのよいギャグが続きます。シリーズらしい勢いを保ったにぎやかな一冊です。
コミカルで動きのある作風のイラストレーター兼漫画家。児童向けコミックや風刺的な短編で知られ、ユーモアとテンポの良さが特徴。
更年期をテーマに、著者自身の体験と医療専門家の知見を組み合わせた実用書。身体と心の変化に関する情報や対処法を平易に解説し、当事者に寄り添う姿勢が特徴。
不安や沈黙に代えて、正確な知識と具体的な対処を届けようとする実用的な一冊です。読み手を責めず、状態を理解するための入口になります。
英国のテレビ司会者で作家としても活動。自身の経験を元に更年期についての実用的な書籍を執筆し、社会的関心を喚起した。
1950年代のアメリカを舞台に、女性科学者が職場や社会の偏見に立ち向かいながら人生を切り開いていく物語。ウィットに富んだ筆致と人間ドラマが融合した作品。
科学、テレビ、そして女性の生き方を軸に、偏見の強い時代を自分のやり方で切り開く主人公を描く物語です。軽やかな読み口の中に強い意思が通っています。
長編小説で国際的に注目を浴びた作家。ユーモアと社会批評を織り交ぜた作風で知られる。
友情と恋愛、自己認識をテーマにしたYA向けグラフィックノベルシリーズ。やわらかな線画と率直な対話で、LGBTQ+を含む多様な関係性と成長を丁寧に描く作品群。
静かな会話や何気ない視線を積み重ねながら、少年たちの関係が少しずつ形を変えていくシリーズです。やわらかい画面づくりが感情の動きを支えています。
YA向けのグラフィックノベルや小説で知られる作家兼イラストレーター。思春期の心情を繊細に描く『Heartstopper』シリーズで国際的に人気を博す。
スポーツを通じて自己肯定感や努力の大切さを子ども向けに伝えるガイド。実体験に基づくアドバイスや練習の心構え、チームワークの価値を易しく示す一冊。
若い読者が自分の力を信じ、仲間と協力しながら前に進むための考え方をやさしく示します。読みやすく、励ましの多い構成です。
イングランド代表のサッカー選手であり社会活動家。子ども向けの著作や社会的キャンペーンでも注目を集める。
スポーツを通じて自己肯定感や努力の大切さを子ども向けに伝えるガイド。実体験に基づくアドバイスや練習の心構え、チームワークの価値を易しく示す一冊。
若い読者が自分の力を信じ、仲間と協力しながら前に進むための考え方をやさしく示します。読みやすく、励ましの多い構成です。
ジャーナリスト/ライター。共同執筆者として児童向け書籍の制作に関わり、実用的で子どもに寄り添うコンテンツ作りに寄与した。
宇宙や星への好奇心を刺激する児童向け絵本。鮮やかなイラストと親しみやすい人物描写で、科学や探求心への入口を提供する作品。
空を見上げることの楽しさを、子どもたちの目線で軽やかに伝える絵本です。親しみやすい語り口と明るい画面が印象に残ります。
児童書のイラストレーター。多様なキャラクター表現と鮮やかな配色で評価され、子ども向けの作品で注目を集める。
1970〜80年代のグラスゴーを舞台に、アルコール依存症の母と貧困の中で育つ少年シャギーの視点から家族と孤独、愛と絶望を描く。生々しい描写と深い共感を誘う人物描写が特徴の長編。
1970〜80年代のグラスゴーを舞台に、アルコール依存症の母と貧困の中で育つ少年シャギーの視点から家族と孤独、愛と絶望を描く。
スコットランド出身の作家。処女作『Shuggie Bain』で国際的な評価を獲得し、貧困や家族、依存症を力強く描写する筆致が高く評価された。
退職者たちが集うクラブが地元の未解決事件を独自に調査する、温かみのあるコージー・ミステリー。ウィットに富んだ語り口と登場人物の人間味が人気のシリーズ第1作。
退職者たちが集うクラブが地元の未解決事件を独自に調査する、温かみのあるコージー・ミステリー。
テレビ司会者としても知られる英国の作家。ユーモアと人間性を織り交ぜたミステリー作品で幅広い読者層に支持されている。
少年と三匹の動物たちの対話を通じて優しさや恐れ、希望について語る絵本。簡潔だが心に残る言葉と柔らかな線描が特徴で、読む人に癒しと深い気づきを与える。
少年と三匹の動物たちの対話を通じて優しさや恐れ、希望について語る絵本。
絵本作家・イラストレーター。詩的で温かみのあるイラストと言葉で幅広い年齢層に支持され、『The Boy, the Mole, the Fox and the Horse』で国際的に知られる。
20代の黒人女性クイーニーを主人公に、恋愛、仕事、友情、家族、差別、精神的な不安といった現代の問題を赤裸々かつユーモラスに描く長編小説。都市生活の生々しい側面と自己再生の過程が鮮烈に描写される。
20代の黒人女性クイーニーを主人公に、恋愛、仕事、友情、家族、差別、精神的な不安といった現代の問題を赤裸々かつユーモラスに描く長編小説。
ロンドンを拠点に活動する作家。デビュー作『Queenie』で注目を集め、現代の若い黒人女性の生活や精神的課題をユーモアと鋭さをもって描いた。
複数の主人公を通じて、英国に暮らす黒人女性たちの人生を縦横に描く群像劇。世代や背景の違う語りが交錯し、ジェンダーや人種、家族、自己実現といったテーマを多面的に掘り下げる作品。
複数の主人公を通じて、英国に暮らす黒人女性たちの人生を縦横に描く群像劇。
英国を拠点とする作家。多声的な語りと多様な登場人物によってジェンダーや人種の問題を掘り下げる作風で知られる。代表作に『Girl, Woman, Other』がある。
パッチワーク模様の象(エルマー)を主人公にした児童向け絵本。個性や違いを肯定するメッセージが込められており、やわらかな絵柄と親しみやすい語りで幼児や児童に長く親しまれている。
パッチワーク模様の象(エルマー)を主人公にした児童向け絵本。
児童書のイラストレーター兼作家。カラフルで象徴的な作風が特徴で、代表作『Elmer』シリーズは多様性と自己肯定をテーマに世界中で愛されている。
ダブリンと大学生活を舞台に、結びつきとすれ違いを繰り返す二人の関係を軸に描いた青春小説。階級、孤独、親密さの揺れが、静かな緊張感のなかで積み重なる。
近づいては離れる二人の時間が、階級と親密さの輪郭を浮かび上がらせる。
グラスゴーで経理事務として働くエレノアは、決まりきった生活と孤独を「元気」と言い聞かせて暮らしている。職場の同僚レイモンドとの出会いと小さな親切をきっかけに、彼女は封じ込めてきた過去と向き合い、人とのつながりを学び直していく。
孤独を生き延びてきた女性が、思いがけない友情を通じて「大丈夫」の奥にある傷を見つめ直す。
幼少期の記憶へ戻った語り手が、家族のそばに潜む古い力や、農場の端にある“海”をめぐる不思議な出来事に再び触れる幻想小説。童話めいた感触と、記憶の奥に沈んだ恐怖が同居する。
記憶の底に沈んだ恐れが、静かな田舎の風景から立ち上がる。
大学生アナスタシアと若い実業家クリスチャン・グレイの関係を軸に、欲望、支配、親密さの境界をたどる恋愛小説。刺激的な題材を扱いながら、相手を知りたいという衝動と相手を制御したいという衝動の綱引きが物語を引っ張る。
強い欲望と支配の感覚が、関係の輪郭を塗り替えていく。
フェミニズム、体、恋愛、仕事、出産などをめぐり、著者自身の経験を通して女性であることの現実を率直に描く回想録。
女性であることを率直に語るユーモラスな回想録。
1988年の一日から始まり、20年にわたるエマとデクスターの関係を一年ごとにたどる恋愛小説。
たった一日が、人生の分岐点を何度も映し出す。
The Suspicions of Mr Whicher は、ヴィクトリア朝の未解決事件 を通して ノンフィクション としての読み応えを示す作品。
ヴィクトリア朝の未解決事件 を軸に、静かな余韻を残す。
英国のノンフィクション作家。歴史的事件や社会史を丹念に調査・再構成する作風で知られ、ヴィクトリア朝の犯罪史など詳細な研究で評価されている。
新婚の二人がドーセットの海辺で向き合う、きわめて抑制された心理小説。言葉にできなかった不安と欲望が、短い時間の中で取り返しのつかない距離を生む。
言えなかったことが、関係の形を変えてしまう。
英国の著名な小説家。心理描写に優れ、道徳や人間関係を鋭く描く作品で国内外の評価が高い。
サバイバル、地図読み、星の見方から冗談まで、少年期に役立つ知識を詰め込んだ実用的で遊び心のある本。実用書でありながら、少年時代へのノスタルジーも強く漂う。
役に立つことは、遊びながら覚えられる。
兄弟で共著を行う著者コンビ。児童向けの実用書や歴史関連の書籍で知られ、伝統的な遊びや実践的知識を現代に伝える作品で評価された。
ヴォルデモートの復活が周知となり、魔法界全体に暗い影が広がる中で、ハリーとダンブルドアの関係も深まっていく。シリーズ後半の転換点として、戦いと喪失の気配が濃くなる一冊。
光が弱まるほど、物語は深く沈んでいく。
英国の作家。『ハリー・ポッター』シリーズで世界的に知られる。児童文学を中心に、物語性と人物描写で幅広い読者層に影響を与えた。
ルーヴル美術館で起きた殺人事件を起点に、宗教史と暗号解読の謎が連鎖していく。スピード感のある展開で、世界的ベストセラーとなったミステリー。
謎が謎を呼ぶ、加速するミステリー。
アメリカのベストセラー作家。歴史や宗教を題材にしたスリラーで国際的な人気を博し、エンターテインメント性の高いミステリを得意とする。
句読点の使い方をユーモラスに解きほぐし、英語の書き方に潜む習慣や誤解を見直す。読み物として楽しめる実用書であり、言語感覚への愛情が強い。
句読点をめぐる、軽妙で痛快な一冊。
英国の作家・コラムニスト。言語や文法に関する一般向けの著作で人気を得た。言葉遣いと句読点の重要性をユーモラスに説く。
マイケル・ムーアによる政治評論的エッセイ集。アメリカの保守政治、企業権力、社会的不公正に対する告発をユーモアと怒りを交えて展開し、読者に政治的な問題意識と行動を促す内容になっている。
アメリカのドキュメンタリー映画監督・作家。政治や社会問題を鋭く批判する作品で知られ、メディアと市民を巻き込む発信力を持つ。
ビリー・コノリーの人物像を、妻である著者が率直に描いた伝記。芸人としての成功だけでなく、傷ついた少年時代や家庭生活の複雑さにも目を向けている。
妻だからこそ見える、ビリー・コノリーの素顔。
ニュージーランド出身の女優・コメディアンで、後に執筆活動を行う作家。テレビ・舞台でのキャリアを持つ。
突然妻に去られたテレビ制作者ハリーが、子育てと失職の中で自分の生き方を立て直していく小説。ユーモアを保ちながら、父親であることの不安と再出発を描く。
壊れた家族の先で、父親はもう一度やり直す。
英国のジャーナリスト兼小説家。現代社会の人間関係や家族の機微を描く作品で知られ、『Man and Boy』で広く注目を集めた。
ビリー・コノリーの生涯を、妻であるパメラ・スティーブンソンが肉親の視点と距離感の両方を保ちながら描く伝記。演芸界での成功と、私生活の複雑さが並行して語られる。
最も身近な証言者が、コノリーの神話の外側を描き出す。
マンチェスター・ユナイテッドを長年率いたスコットランド出身のサッカーマネージャー。多数の国内外タイトルを獲得し、現代サッカー界に大きな影響を与えた人物。自伝で指導哲学やクラブ運営について詳述している。
シルヴィア・プラスとの関係を軸に、喪失、記憶、罪責感を深く掘り下げる詩集。私的な感情を率直に語りながら、抑制された強度を保っている。
愛と喪失の記憶を、遅れて届いた手紙のように書き留める。
ホグワーツで起こる不穏な事件を追いながら、ハリーたちが秘密の部屋の謎に迫る第二巻。友情と不安、成長と恐怖がいっそう濃くなる続編。
ホグワーツの奥に眠る秘密が、再び少年たちを動かす。
『Bridget Jones's Diary』はヘレン・フィールディングによる日記体小説。30代の独身女性ブリジットが恋愛や仕事、体重管理に悩む日常を赤裸々かつユーモラスに綴り、現代女性の自己像や社会的期待をコミカルに描いたベストセラー。
『Bridget Jones's Diary』はヘレン・フィールディングによる日記体小説。
『Harry Potter and the Philosopher's Stone』はJ・K・ローリングの児童ファンタジー第1作。孤児の少年ハリーがホグワーツ魔法魔術学校に招かれ、自分の出生と運命を知りながら友情と勇気を育て、邪悪な力に立ち向かう冒険譚の始まり。
『Harry Potter and the Philosopher's Stone』はJ・K・ローリングの児童ファンタジー第1作。
ダヴァ・ソーベルが経度測定の歴史を描いた科学史ノンフィクション。18世紀における経度問題と、時計職人ジョン・ハリソンが発明した海洋クロノメーターが航海術に与えた革命的影響を、人物叙述と歴史的背景を交えて描く。
ひとつの発明が、海の見方を変えていく。
18世紀の経度問題と、時計職人ジョン・ハリソンの執念を描く科学史ノンフィクション。航海の安全を左右した技術革新を、人物伝としても読みやすくまとめている。
経度を測るための時計づくりが、海の歴史を変える。
本書はデリア・スミスによる冬の家庭料理に特化したレシピ集。寒い季節に合う温かいメニューや保存食の工夫、実用的な調理のコツをわかりやすく紹介し、家庭で作りやすい定番料理を中心にまとめている。
日記、書評、回想、舞台評を束ねた随筆集で、アラン・ベネットの観察眼と自嘲をいちどに味わえる。
日記と批評が重なり、ベネットの声がもっとも鮮明に響く。
三世代にわたる中国女性の生をたどりながら、革命、戦争、文化大革命をまたぐ20世紀中国の歴史を家族史として描く回想録。親密な証言と大きな歴史の流れが重なり合う。
三代の女性を通して、中国20世紀史を読み解く回想録。
マイケル・ペイリンによる世界縦断の旅行記。各地の文化や風景、人々との交流を軽妙な語り口で綴り、テレビ番組とは異なる文章ならではの洞察とユーモアで旅の臨場感を伝える作品。
地球を縦断する旅が、軽やかなユーモアで語られる。
V. S. ナイポールがインド各地を訪ねて書いたノンフィクションで、歴史や宗教、社会の複雑な層を鋭く観察する。植民地主義の影響や近代化の矛盾、地域ごとの暮らしを個人的な視点と分析を交えて描き出す。
インドをめぐる観察と省察が、ひとつの到達点にまとまる。
1939年の南アフリカを舞台に、ピーケイという少年の成長を描いた自伝的小説。人種隔離政策が台頭する時代、孤独と差別の中で育った少年が、ボクシングと音楽、そして師との出会いを通じて「一人の力」の意味を学んでいく。著者ブライス・クーテナイの半自伝的作品であり、南アフリカの歴史と人間の尊厳を力強く描いた作品。
頭でまず、それから心で――少年ピーケイが生涯を通じて抱き続けた言葉。
ロンドンを引き払い、南仏プロヴァンスのリュベロン地方に200年前の石造りの農家を購入したピーター・メイルが、妻と2匹の大型犬とともに移住した最初の1年間を月ごとに綴ったメモワール。予期せぬ厳冬から地元の職人たちのマイペースな仕事ぶり、プロヴァンスの豊かな食文化まで、ユーモアと愛情をもって描く。
至福の体験を綴った珠玉のエッセイ。英国紀行文学賞受賞の大ベストセラー。