サヒティヤ・アカデミ翻訳賞(メイテイ語)
さひてぃやあかでみほんやくしょう(めいていご)
Sahitya AkademiがMeitei(Manipuri)語への翻訳作品に対して1989年から毎年贈る翻訳賞。
- 創設年
- 1989
- 主催
- Sahitya Akademi
- カテゴリー
- 研究・翻訳・学術
- 選考方式
- 選考
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 賞のステータス
- 活動中
説明
Sahitya Akademi Translation Prizesは1989年以降、24言語(Meitei/Manipuriを含む)での優れた翻訳作品に対して年次で授与される賞です。本ページはMeitei語部門の受賞者一覧を示します。出典はSahitya Akademiの公式資料および各年のプレスリリースで、2019年時点の賞金は₹50,000です。受賞者は同アカデミーの審査を経て公式発表されます。
賞品
- 主賞品
- Sahitya Akademiによる翻訳賞(現金賞を含む)。
- 賞金
- 50,000 INR
- 賞状(詳細は公式発表による)
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 候補選考 | Sahitya Akademiの言語別選考委員会(言語専門家) | — | 候補選定後、最終選考へ。発表は公式ウェブサイトとプレスリリースで行われる。 |
| 最終選考・決定 | Sahitya Akademiの中央委員会または選考委員の最終承認 | — | 受賞者は公式プレスリリースおよびSahitya Akademiのサイトで公表される。 |
選考基準
- 翻訳の正確性と原作への忠実性
- 訳文としての文学的価値(表現、語感、文体)
- 文化的背景や意図の適切な伝達
- 言語運用上の質(語彙、リズム、文体調整)
応募のヒント
推奨
- 原文を十分に理解した上で、文学性を損なわない翻訳を心がける
- 文化的・歴史的な背景は訳注で補足する
- 第三者による校正やレビューを受けて品質を高める
注意
- 機械翻訳をそのまま提出する
- 原作の意味や意図を意図的に改変する
- 校正のされていないドラフトを提出する
審査員から
- 忠実さと文学性の両立を最重視する
- 訳文の語感やリズムをいかに再現しているかが評価される
- 原文と訳文の整合性を示す注記は有用である
関連の賞
- Sahitya Akademi Translation Prize(他言語部門)
- Sahitya Akademi Award for Meitei(Sahitya Akademi賞・メイテイ語部門)
- Yuva Puraskar(Meitei)
- Bal Sahitya Puraskar(Meitei)
公式情報
http://sahitya-akademi.gov.in/awards/anuvad_samman_suchi.jsp#MANIPURI過去の受賞者
『Anhe Ghore Da Daan』はパンジャーブの農村社会における貧困、地主制、土地を巡る争いと人々の苦闘を重層的に描いた小説で、地域社会の構造的暴力を問い掛ける。訳者は生活描写や方言的なニュアンスを考慮してマニプリ語へ移し、原作の社会批判的な力を保持している。
グルディアル・シンのパンジャーブ語小説『Anhe Ghore Da Daan』をマニプリ語に翻訳した翻訳者。農村の貧困と地主制がもたらす抑圧を原作のリアリズムに沿って伝えた点が評価され、Sahitya Akademi翻訳賞(第34回)を受賞した。
『The White Tiger』はインドの貧富の差と腐敗をブラックユーモアを交えて描く長編。下層出身の語り手が体制と対峙しながら成功へと至る過程を通じ、個人の道徳と社会構造の矛盾を明るみに出す。翻訳は原作の皮肉と緊張感を保ちつつ、マニプリ語の語感で読み替えている。
アラヴィンド・アディガの英語小説『The White Tiger』をマニプリ語に翻訳した翻訳者。原作が持つ鋭い社会批判と語りの皮肉をマニプリ語で再現した点が評価され、Sahitya Akademi翻訳賞(第33回)を受賞した。
『Umrao Jaan Ada』は19世紀ラクナウを舞台に、踊り子ウンラオ・ジャーンの視点で語られる自叙伝的長編。女性の尊厳、愛と喪失、社会的制約が主題であり、作品は当時の文化と言語を繊細に描き出す。訳者は時代背景や詩的表現を考慮しつつ、登場人物の内面を丁寧に伝えている。
ミルザ・ハーディ・ルスワーの古典『Umrao Jaan Ada』をマニプリ語に翻訳した翻訳者。19世紀北インドの都市文化と女性の境遇を描く原作の詩的で繊細な表現をマニプリ語へ移植した点が評価され、Sahitya Akademi翻訳賞(第32回)を受賞した。
R.K.ナラヤンの小説『The Vendor of Sweets』は、架空の町マルグディに暮らす菓子屋の店主ジャガンとその息子の関係を通して、伝統と近代化、世代間の葛藤、家族の絆をユーモアと温かさで描く作品。訳者は原作の風土感と人物の機微をマニプリ語の語感で丁寧に再現している点が評価された。
R.K.ナラヤンの小説『The Vendor of Sweets』をマニプリ語(メイテイ)に翻訳した翻訳者。原作の温かい語り口と世代間の微妙な感情を地域語の語感で巧みに再現した点が評価され、Sahitya Akademi翻訳賞(第31回)を受賞した。
カジ・ナズルル・イスラムの代表作『Bidrohi(反逆者)』などを含む詩集の翻訳。反抗や自由、愛と精神性、民族意識を力強い象徴とリズムで表現する詩群を通じて、社会的覚醒や人間の尊厳を訴える内容をマニプリ語読者に伝える。
詩の翻訳を行う翻訳家。2019年、Kazi Nazrul Islam の詩集『Bidrohi O Anyanya Kavita』のマニプリ語翻訳で受賞した。
モハン・ラケーシュの戯曲『Aadhe Adhure』の翻訳。中流家庭の崩壊や個人の孤独、家族関係に内在する矛盾を鋭く描くモダンな演劇で、登場人物の欲望や抑圧が劇的対話を通して露出する作品の演劇的表現を伝える。
演劇作品の翻訳を行う翻訳家。2018年にMohan Rakesh の戯曲『Aadhe Adhure』のマニプリ語翻訳で受賞した。
ヒマラヤ山中の巡礼地マニマヘシュを巡る旅行記の翻訳。巡礼者の体験、宗教儀礼、地域の風俗や自然の厳しさを通して、信仰と自己探求、文化理解を描き出す旅の記述を伝える。
旅行記・巡礼記の翻訳を手がける翻訳家。2017年にUmaprasad Mukhopadhyay の旅行記『Manimahesh』のマニプリ語翻訳で受賞した。
インディラ・ゴスワミによる回想録的・証言的著作の翻訳。北東インドの文化や社会、女性の立場、個人的記憶と社会問題を織り交ぜて描き、記憶と社会的良心に関する鋭い洞察を提供する作品を紹介する翻訳である。
回想録や自伝的作品の翻訳に携わる翻訳家。2016年にインディラ・ゴスワミ(Mamoni Raisom Goswami)の著作『Adha Lekha Dastavej』のマニプリ語翻訳で受賞した。
ナクサライト運動を背景にした小説の翻訳。息子の死を知る母が真実を求めて立ち上がる過程を通して、政治的暴力と社会的不正、母性の苦悩と抵抗を描く作品を通じて、政治と個人の関わりを問う翻訳である。
現代小説の翻訳を手がける翻訳家。2015年にマハシュウェタ・デーヴィーの『Hajar Churashir Maa(母/Mother of 1084)』のマニプリ語翻訳で受賞した。
ラビンドラナート・タゴールの小説『Noukadubi』の翻訳。船の難破による身元の取り違えや運命の巡り合わせを通して、愛や義務、家族関係、アイデンティティの問題を繊細かつ深く描き出す作品をマニプリ語読者に紹介する翻訳である。
ラビンドラナート・タゴールの作品を含む文学翻訳を行う翻訳家。2014年、タゴールの小説『Noukadubee(Noukadubi)』のマニプリ語翻訳で受賞。
A. P. J. アブドゥル・カラームの自伝の翻訳。幼少期から科学者・ロケット技術者としての歩み、教育や努力、国家への貢献までを率直に語る内容で、若い世代への教育的・励まし的なメッセージを含む人生記録を伝える。
自伝やノンフィクションの翻訳を行う翻訳家。2013年、A. P. J. Abdul Kalam の自伝『Wings of Fire』のマニプリ語翻訳でサヒティア・アカデミー翻訳賞を受賞。
バンクィム・チャンドラによる宗教・倫理に関する随筆的なテキストを翻訳したもの。ダルマ(義務・倫理)や個人と共同体の関係、伝統と近代化の葛藤を思想的に論じる作品を、文化史的文脈で紹介する翻訳である。
思想的・散文的な作品の翻訳を手がける翻訳家。2012年にバンクィム・チャンドラ(Bankim Chandra)の著作『Dharma Tattwa』のマニプリ語翻訳で受賞。
アタル・ビハリ・ヴァジパーイーによる詩集の翻訳。日常の観察や内省、喪失と発見、時間や記憶といった普遍的な主題を簡潔で象徴的な言葉で綴り、政治家としての経験が詩的表現の背景ににじむ作品群を伝える。
詩の翻訳を手がける翻訳家。2011年、Atal Bihari Vajpayee の詩集『Kya Khoya Kya Paya』のマニプリ語翻訳で受賞。
1947年の英印分離(Partition)とそれに伴う暴力と混乱を背景に、列車をめぐる事件を通して小さな村の人々の人間ドラマを描く歴史小説の翻訳。宗教や共同体の対立、友情や自己犠牲、個々の道徳的選択が村の生活にどのように影響するかを鋭く描写する。
英語の小説をマニプリ語(メイテイ語)に翻訳した翻訳家。2010年、Khushwant Singh の小説『Train to Pakistan』のマニプリ語翻訳でサヒティア・アカデミー翻訳賞を受賞。
『Kaali Aandhi』はカムレシュワルによる小説で、社会的・政治的変動を背景に個人の生活と心理を描く。都市化や価値観の変化、登場人物たちの内面的葛藤を通じて時代の変容と不穏さを映し出す作品である。
メイテイ語への翻訳を手がける翻訳者。本賞はカムレシュワルの小説『Kaali Aandhi』のメイテイ語訳(タイトル: Tamthiba Nonglei)に対して授与された。
『Samskara』はU.R.アナンタムールティの代表作で、村落共同体の儀礼やカースト制度を通して道徳と宗教的慣習を問いかける。伝統と倫理の矛盾、個人の良心と社会規範の対立を鋭く描く問題作である。
マニプリ語への翻訳者。本賞はU.R.アナンタムールティの小説『Samskara』のメイテイ語訳(タイトル: Sanskar)に対して授与された。
『A Flight of Pigeons』はラスキン・ボンドの作品で、1857年の反乱期を背景に家族が混乱と危機の中で生き延びようとする姿を描く。文化的な緊張や共感、人間同士の思いやりが強調される短編的な物語である。
メイテイ語への文学翻訳を専門とする翻訳者。本賞はラスキン・ボンドの『A Flight of Pigeons』のメイテイ語訳(タイトル: Khunushinggi)に対して授与された。
伝記『Netaji Subhaschandra』はスブラシュ・チャンドラ・ボースの生涯、独立運動における役割、方針や亡命時代の活動を史料に基づいて追う。政治的背景と個人史を織り交ぜ、近代インド史における重要人物の人物像を提示する作品である。
歴史・伝記的な題材の翻訳を行う翻訳者。本賞はSisir Kumar Boseによるスブラシュ・チャンドラ・ボースの伝記『Netaji Subhaschandra』のメイテイ語訳に対して授与された。
『The Guide』はR.K.ナラヤンの代表作で、ツアーガイドのラージュが人生の転機を迎え、偶然に宗教的指導者と見なされるようになる過程を描く。人間の弱さと変容、救済の可能性をユーモアと洞察で描いた文学作品である。
メイテイ語への翻訳で知られる翻訳者。本賞はR.K.ナラヤンの小説『The Guide』のメイテイ語訳に対して授与された。
『Gora』はラビンドラナート・タゴールの長編小説で、植民地期インドにおける宗教、民族、カースト、国家意識を主人公の葛藤を通して描く。アイデンティティと信仰、社会改革の問題が思想的対話を通して展開される作品である。
マニプリ語への翻訳を手がける翻訳者。本賞はラビンドラナート・タゴールの長編『Gora』のメイテイ語訳に対して授与された。
『Suraj Ka Satwan Ghoda』はダラムヴィール・バルティの小説で、語り手の回想を通して複数の人物の人生と愛憎を交錯させる。記憶と物語の関係、社会的変容や個人の内面を寓話的かつ哲学的に掘り下げる作品である。
メイテイ語への文学翻訳を行う翻訳者。本賞はダラムヴィール・バルティの小説『Suraj Ka Satwan Ghoda』のメイテイ語訳に対して授与された。
『Ek Aur Dronacharya』はシャンカー・シェーシュの戯曲で、伝説的な師ドローナチャリヤの人物像を再構築し、教育・権威・倫理の葛藤を描く。師弟関係や権力の責任、個人の道徳的選択が劇的に問われる作品である。
マニプリ語への戯曲翻訳を手がける翻訳者。本賞はシャンカー・シェーシュの戯曲『Ek Aur Dronacharya』のメイテイ語訳に対して授与された。
『Yuganta』はイラワティ・カルヴェによる研究的エッセイで、マハーバーラタの登場人物や物語構造を人類学・社会学的観点から再検討する。英雄像や権力関係、ジェンダーなどを現代的な視座で分析し、古典解釈に新たな光を当てる。
メイテイ語への翻訳で評価された翻訳者。本賞はイラワティ・カルヴェの著作『Yuganta』のメイテイ語訳に対して授与された。
『Madhushala』はハリヴァンシュ・ライ・バッチャンの詩集で、酒場や杯を象徴に用いながら人生、死、救済、喪失といった存在論的主題を詩的に探求する。簡潔な四行詩が連なり、比喩を通して普遍的な哲学を描き、ヒンディー近代詩に大きな影響を与えた作品である。
メイテイ(マニプリ語)への翻訳を手がける翻訳者。本賞はハリヴァンシュ・ライ・バッチャンの詩集『Madhushala』のメイテイ語訳に対して授与された。
サンスクリットの宗教・哲学文献『Dashopanishad』(著: Vyasa)をマニプリ語に翻訳し、1999年にSahitya Akademi翻訳賞(マニプリ語)を受賞した翻訳者。
Jawahar Singhの短編集『Uska Faisla Tatha Anya Kahaniyan』をマニプリ語に翻訳(訳題: Mahaakkee Waaree Amashung Atei Waareemachaashing)し、1998年にSahitya Akademi翻訳賞(マニプリ語)を受賞した翻訳者。
ヒンディー語の著名作家Premchandの短編集をマニプリ語に翻訳(訳題: Premchandgi Akhannbawari)し、1997年にSahitya Akademi翻訳賞(マニプリ語)を受賞した翻訳者。
ヒンディー語の作家Shivaniの短編集をマニプリ語に翻訳(訳題: Shivanigi Kishnuli)し、1996年にSahitya Akademi翻訳賞(マニプリ語)を受賞した翻訳者。
Girish Karnadの戯曲『Hayavadana』(カンナダ語)をマニプリ語に翻訳し、1994年にSahitya Akademi翻訳賞(マニプリ語)を受賞した翻訳者。
Sarat Chandra Chattopadhyayの小説『Charitraheen』をマニプリ語に翻訳(訳題: Charitraheen)し、1993年にSahitya Akademi翻訳賞(マニプリ語)を受賞した翻訳者。
Sukumar Senの『History of Bengali Literature』(英語)をマニプリ語に翻訳(訳題: Bangla Sahityagi Itihas)し、1992年にSahitya Akademi翻訳賞(マニプリ語)を受賞した翻訳者。
サンスクリットの叙事詩『Mahabharatam』(著: Vyasa)をマニプリ語に翻訳(訳題: Manipuri Mahabharat)し、1991年にSahitya Akademi翻訳賞(マニプリ語)を受賞した翻訳者。
Bankimchandra Chattopadhyayの小説(原題: Krishna Kanter Uil)をマニプリ語に翻訳(訳題: Krishnakantagee Uil)し、1990年にSahitya Akademi翻訳賞(マニプリ語)を受賞した翻訳者。
ベンガル語のBinay Mukhopadhyayによる小説『Drishtipath』をマニプリ語に翻訳し、1989年にSahitya Akademi翻訳賞(マニプリ語)を受賞した翻訳者。